離乳食っていつから始めたらいいの?4ヶ月って早いのかな?親になったら誰もが疑問に思う、離乳食の始めどき。
一般的には生後5〜6ヶ月ごろと言われていますが、それよりも早い時期から始められそうな仕草も見られます。
ママやパパの食事する姿を見て、食べたそうに口をモグモグ動かしたり中には「何で自分はもらえないの!」と怒ったように泣き出したりする赤ちゃんもいるようです。
私の娘も、生後4ヶ月ごろには私が食べている様子を見てヨダレが出たりニコニコしたりと食べることに興味を示していたので、そろそろ離乳食を始めるべきかな?と考えていました。
しかし結論から言うと、離乳食の始めどきは生後5ヶ月を過ぎてから赤ちゃんの発育・発達に応じて柔軟に対応することが推奨されています。
離乳食はいつから?4ヶ月でも始められるか調べてみた
では、離乳食の始めどきとなる赤ちゃんの発達の目安にはどんなものがあるのでしょうか?
厚生労働省が発行している「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」には以下のとおり記載されています。
- 首のすわりがしっかりしている
- 寝返りができる
- 5秒以上座れる
- スプーンなどを口に入れても舌で押し出すこと(哺乳反射)が少なくなる
- 食べ物に興味を示す など
「授乳・離乳の支援ガイド」とは、自治体や医療機関等の保健医療従事者が産前産後のママと赤ちゃんに一貫した支援を進められるように策定されたもの。
両親学級や離乳食教室などでの指導の際にも活用されています。
寝返りができるようになるのが生後5~6ヶ月ごろと言われているので、ちょうど離乳食を始める時期と重なりますよね。
また、生後4ヶ月ごろまでは上記に挙げた哺乳反射が強く残っているため、離乳食を始めるのはまだ早いと言えるでしょう。
私の娘は途中から完母で育てたのですが、生後3ヶ月ごろに久しぶりに哺乳瓶でミルクを与えようとしたら
「口の中に異物が入ってきた!」と言わんばかりに舌で押し戻してきたのを覚えています。今思えば生理的な反応だったんですね。
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離乳食はいつから?体重の目安はあるの?
次に発育についてはどうでしょうか。生後5か月ごろの赤ちゃんの平均体重には3kg程度の開きがあります。
大きめの赤ちゃんと小さめの赤ちゃんでは、離乳食の始めどきに違いはあるのでしょうか?
私の娘も2,460gと小さめに産まれてきましたが、ミルクや母乳をたくさん飲む子でした。
ですので1ヶ月健診時には成長曲線の真ん中まで体重が増え、その後も特に発育面での不安はありませんでした。
生後5ヶ月ごろには首がすわり寝返りもできたので離乳食をスタート。この時の体重は6.7kgぐらいでした。
ところが始めて数日で顔に湿疹ができ、食物アレルギーではないかと小児科へ連れて行くと、先生から「体重がまだ7kgになっていないと言われたんです。
もう少し始めるのを待って良いですよ」と、一週間は離乳食を休むようにと。
結果的には食物アレルギーではなく、ご飯を食べた直後に体温が上がったことによる一時的なものだと分かりました。
この「体重が7kgになってから」というのは以前言われていた目安の一つで、現在はやはり月齢と発達の状況を目安にするのが主流です。
つまり大きめの赤ちゃんでも小さめの赤ちゃんでも、開始時期に差はありません。
ただし予定日よりも早く生まれた赤ちゃんの場合は修正月齢で考えることもあるので、3~4ヶ月健診や予防接種の際に離乳食の始めどきについて相談することをおすすめします。
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準備するのはグッズだけじゃない!離乳食を始める前にしておきたいこと3選
離乳食に始めどきに関連して、私が離乳食を始める前にやっておけばよかったと後悔していることがあります。
それは授乳や生活のリズムをととのえておくことです。
私は離乳食グッズ一式を出産祝いでいただいたこともあり、離乳食に向けて何も準備していませんでした。
ところがいざ始まると、日によって授乳する時間が異なるので毎日食べさせる時間がバラバラになったり、赤ちゃんが眠い時間帯に無理に食べさせようとして泣かせてしまったりと思うように進みませんでした。
生後5ヶ月までに授乳する時間が定まっていたら毎日同じ時間に食べさせることができましたし、昼寝のパターンを把握していたらその時間帯を避けて食べさせることができたと反省しています。
早く離乳食を始めたいと思うかもしれませんが、今一度授乳の時間が決まっているか、昼寝のパターンを把握できているかを振り返っておいた方がいいと思います。
それで不安があれば今の時期に改善されることを強くおすすめします!
あわせて授乳や生活のリズムをととのえるためにやっておきたいことを3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください
1,授乳中はテレビを消すなど、落ち着いて食事に集中できる環境をととのえる
生後4ヶ月をすぎると遊び飲みが始まり、周りを見まわしたりテレビなどの音の方向を向いて集中しなくなることがあります。
そのまま離乳食に移ると大変なので、今のうちに授乳(食事)中は集中することを覚えてもらいましょう。
2,昼寝のパターンを把握しておく
私の娘は10時前に30分、14時に1時間~1時間半、17時に30分寝るというパターン。
日中ぐずるのもその時間帯が多かったです。10時すぎか13時ごろの機嫌のいい時間に食べさせるとスムーズでした。
3,「泣いたら授乳」を卒業し、授乳間隔を少しずつ空けるようにしてお腹がすく生活リズムをつくる
授乳間隔が4~5時間空くようになると、一度に飲める量も増えて胃も大きくなるのでお腹がすくリズムもついてきます。
また、物をなめたり指をしゃぶったりしていても汚いと言ってやめさせず見守ってあげましょう。唇の感度を上げる特訓になりますよ!
また、補足としてですが夏場など食中毒が気になる季節は「離乳食の食器の消毒」を定期的にした方がいいです。以下の記事にまとめていますので、よければご覧くださいね。
[sc_blogcard url=”https://tasso-ikizama.com/rinyusyoku-dishes/”]
まとめ
今回は離乳食の始めどきについてまとめました。
- 生後5~6ヶ月に「食べたいサイン」が見られたらスタート
- 現在は体重ではなく月齢を目安にするのが主流
- スタート前に授乳や生活のリズムをととのえてあげることも重要
赤ちゃんのお世話にやっと慣れてきたのに今度は離乳食のことを考えないといけないなんて、本当に子育てって目が回りそうですよね。
離乳食はそれまで母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんが大人と同じものを食べるための最初の一歩。
どうかお互いに無理をせず、「食べることは楽しいよ!」と遊びに誘うような感覚で赤ちゃんと一緒に大きな一歩を踏み出してくださいね!