セラミック包丁の切れ味が落ちてきたとき、鋼の包丁と材質があまりにも違うので研ぎ方がわからず戸惑いますよね。
実際にセラミック包丁はとても硬いので、鋼包丁用の砥石やシャープナーを使っても切れ味は戻りません。
ですが、適切な道具を使用して研ぐことができれば元通りの切れ味にすることが可能なんですよ。
当記事ではセラミック包丁を家庭で簡単に研ぐ方法ををいくつかリサーチして紹介します。予算や条件など、ご自分に合った方法を試してみてくださいね。
セラミック包丁の研ぎ方
セラミック包丁は長年の使用による小さな刃こぼれ程度でしたら、家庭でも簡単に研ぐことができます。
ですが、セラミックという素材はとても硬いため、鋼包丁用に使っている砥石を使っても研ぐことができません。ちなみにセラミック包丁に使われているセラミックの硬さは鋼の2倍以上。
ということで、セラミックより硬いダイヤモンド素材の砥石を使う必要があるんです。
シャープナーも同様で内蔵されている砥石がセラミックと同程度、または柔らかいものだったりすると研ぐことができません。
セラミックでセラミックを研ぐことはできないということを覚えておいてくださいね。
家庭でセラミック包丁を研ごうと思ったら
- ダイヤモンドシャープナーを使う
- ダイヤモンド砥石を使う
- 紙やすりを使う
の3つの方法のいずれかで研ぐことになると思います。
最後の紙やすりって超意外な方法なんですが、私はこれを一番おすすめしています。理由は低コストで切れ味抜群にできるからです。
順番に説明していきますね。
1.ダイヤモンドシャープナーで研ぐ
これが一番短時間で手っ取り早い方法です。しかしダイヤモンドシャープナーは手動のもので1500円、電動のもので2500円程度します。
セラミック包丁が4000円しないくらいで手に入るので、上位モデルを使用していない場合はちょっと割高に感じるかもしれませんね。
研ぎ方はメーカーによって多少違いますが、基本はシャープナーの溝に沿わせて包丁をスライドさせるだけです。
力もいらないし、10回程度動きを繰り返せば研ぎ終わるのでお手軽ですね。
ただ、シャープナーに内蔵されている砥石の番手は1種類で荒目のことが多いです。なので刃こぼれを整える&刃を鋭くするという機能を両立させるのは難しいように感じます。
人によってレビューは違いますが、購入時のような切れ味に戻すのは難しいようですね。
代表的なセラミック包丁のメーカーから発売されているダイヤモンドシャープナーです。送料無料でレビューも多いので参考にしてみてください。
手動はこちら。うるさくないし安価。手動でも十分効果を感じられるようですので、検討してみてもいいでしょう。
2.ダイヤモンド砥石で研ぐ
普段から包丁を砥石で研ぐ習慣がある方は、ダイヤモンド砥石を購入して研ぐのもいいかもしれません。
鋼用の砥石より高価ですが、セラミックのみならずステンレス包丁などの硬い素材でできた包丁も素早く研げるようなので汎用性があります。
セラミック包丁で初めて包丁を研ぐ!!なんて方は、黙ってシャープナーか紙やすりの方法にした方がGOOD!!
セラミックは欠けやすいという特徴があるため、刃こぼれを直そうと素人が荒い番手でガシガシ研ぐと余計に切れなくなる恐れがあるからです。
ダイヤモンド砥石もいろいろ種類があって、#400と#1000がセットになったものなどいろいろありますのでよく選んでから購入してみてくださいね。
3.紙やすりで研ぐ
紙やすりはyoutubeで発見した方法です。JPSikaHunterさんっていうナイフマニア??猟師??の方の動画です。
動画内では、セラミック包丁を耐水ペーパー(紙やすりの耐水版)で研ぐ方法が紹介されています。
シャープナーや砥石と比較して低コストで済ませられるし耐水ペーパーの番手を複数使用するので、刃こぼれを取り除く→仕上げまでをしっかり簡単に行えます。
簡単に内容を説明します(前半13分くらいまで)
用意するもの
- 何でもいいので、2cmくらいの板
- 滑り止め用ゴムシート
- 耐水ペーパー(番手240・400・600・1000・1500の5種類)
研ぎ方
- ゴムシートを板の上に敷く
- 240番の耐水ペーパーをゴムシートの上に置いて、包丁を両面研いでいく。片手で包丁を持ち、刃を寝かせた状態で素早く上下(刃に対して垂直方向)に動かすことがポイント。シャカシャカシャカシャカ―って感じです。
- 番手を400から1500まで順にあげていき、先ほどの動作を繰り返す。それぞれ1~2分くらいやるといいですよ。
- 最後に粉をふき取って完了
言葉だと伝わりにくいんですが、動画をみると一発です。
また、こちらの動画では何で紙やすりでそんな切れるようになるのかっていうのを説明しているので、気になる方は見てみてください。
耐水ペーパーも番手全部揃えてもホームセンターで数百円だし、滑り止めに使うゴムも一緒に揃えられます。
砥石のように研ぐ角度が一定じゃないとダメってことでもないので、素人には嬉しい方法だと思いますよ。
京セラ製セラミック包丁のとき
もし使っている包丁が「京セラ」製なら1回無料研ぎ券が付いていたはずですので確認してみてください。
無料券を紛失してしまった場合や二回目以降の場合も送料込みで1250円で研いでもらえますよ。
研ぎ終わってメーカーから戻ってくるまでに10~14日くらい掛かってしまいますが、セラミック製包丁をメインで使っていないならこの方法が一番確実で安心な仕上がりになるかと。
京セラ研ぎ直しサービス:https://www.kyocera.co.jp/prdct/kitchen/support/grinding/
まとめ
セラミック包丁の研ぎ方を説明してきましたが、ご家庭でも案外簡単に研ぐことができることは分かっていただけましたか?
京セラ以外のセラミック包丁の切れ味が悪くなってしまったら、自分で研ぐ必要があります。
シャープナーは手軽で簡単な方法ですが、若干高価であること&砥石の番手が一種類なので購入前の状態に戻すことは難しいということを念頭に置いておいてくださいね。
ホームセンターに足を運ぶのはちょっぴり面倒ですが、耐水ペーパーが一番おすすめな方法です。
セラミック包丁でトマトとか果物をサクサク切ることができれば、錆びなくて手入れも楽だし、料理の手間がぐんと省けますからね^^個人的に、切れ味重視でいってほしいと思ってます!
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