ポンプ式って汚れた手でも気にせず洗剤を出すことができるし、持ち上げて傾けて押すっていう3モーションも必要ないので便利ですよね。
なのに、昔から今まで頑なにポンプ式容器が採用されない食器用洗剤。なぜなんでしょう??
ポンプ式にしたくてわざわざ詰め替えて使用している方も多いはずです。
でもいろいろ調べて考えているうちに、まあ確かにな・・・っていう理由が見つかったので今回記事にしてみることにしました。
食器用洗剤がポンプ式にならないのはなぜ??
現在食器用の洗剤でポンプ式を採用しているブランドは、「ヤシノミ洗剤」と「キュキュット」の2つのみです。MagicaやJOYはポンプ式になっていません。
ヤシノミ洗剤は1981年からポンプ式なんですが、キュキュットは2015年って感じでつい最近の出来事です。
しかも、ドラックストアの棚割りを見てればわかると思うんですが、キュキュットのポンプ式に割かれている棚はやっぱり少ない。ということは、イコールそんなに売れてないってことなんですよね。
じゃあなんでこれほどの普及してこないのかってことなんですが、私なりに調べていくなかで3つの理由を見つけました。
理由①パッと見で食器用洗剤とわかるから
まず食器用洗剤っていうのは1955年から始まってるんでけど、そこから主要な食器用洗剤っていうのは全部ボトルなんですよね。
このグラフについてる主要な洗剤の写真をみるとわかると思います。
さっきちょっと触れたんですが、業界で初めてポンプ式にしたヤシノミ洗剤も1981年からなんで、それまでの30年近くずーーーっとボトル式オンリー。
なので、単純にパッと見で食器用洗剤だってわかるっていうのはメーカーにとってはかなり有利だと思います。
例えば、柔軟剤がボトル式で売られていたら、ボディーソープかな??なんて感じちゃいますよね。それと同じ原理です。
理由②食器用洗剤は固まりやすいから
ボトルタイプなら空気に触れる部分が必要最低限にされていますが、ポンプ式はそうはいきません。
キレイキレイを使用したことがある方ならわかりやすいと思いますが、ポンプ式だと洗剤が口の部分に固まって付いてきてしまうんです。
プッシュするたびにだんだんと洗剤が口を塞いでいって、ついにはチョロっとしか出なくなってしまいます。これは洗剤含まれているアルコールや水分が飛んでしまうからなんですね。
しかも最近では濃縮タイプの食器用洗剤が主流となってきました。これは少量でも洗浄力の高い界面活性剤を混合したことによるものです。
そのお陰でボトル自体は小さくコンパクトになりましたが、その代わり液はドロっとした質感になりました。なのでポンプ式にしてしまうと「詰まり」の問題が余計深刻になってしまいます。
理由③スポンジ洗剤ラックが不安定だから
みなさんは食器用洗剤ってどこに置いていますか?? そのままシンクの横に直置きの方もいると思いますが、 小さなステンレス製のラックを使用している方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
最近ではシステムキッチンとセットになった、安定感のあるラックもたくさん商品化されているようです。
しかし!ラックを引っかける場所がない場合は、皆さん吸盤タイプのラックを使用するんですよ。
安定したラックをしようできるなら全く問題ないですが、吸盤タイプの場合はポンプ式、使えませんよね。
洗剤はただでさえ濃縮タイプが主流になってきているので、プッシュするのにはそれ相応の力が必要です。
ラック、落下します。
ということで、大多数の方に使用してもらうためにはポンプ式の方がよいとメーカーが判断しているのではないかと思います。
まとめ
これだけポンプ式が普及している中で、なぜ食器用洗剤だけがしぶとくボトル式なんだろう?と疑問に思って今回リサーチしてみました。
メーカーに問い合わせたわけではないので、私の考えがメインの記事ですが、自分なりには納得するような理由を集められたんじゃないかと思ってます。
我が家はボトル式を使っているんですが、リサーチしていくと一度ポンプ式にしたらやめられないっていう口コミを多くみつけました。
なので、次回洗剤を買うときは皆さんも一度トライしてみてはいかがでしょうか??私もトライしてみます^^
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