家庭菜園のピーマンは 黒枯病・炭疽病・斑点病という病気になりやすいです。
対処法はそれぞれ違いますが、 間違った方法をすると「畑ごとダメになります」。
具体的に言うと黒い点ができた実や葉っぱを処分するときも、決して畑に捨てないように。
肥料になるどころか、細菌が土壌を汚染して来年のピーマンも病気になります。
ピーマンの黒い斑点の原因となる病気と対策
黒枯病
高温多湿で発生することが多いです。特に本州の梅雨明け前後の時期には気を付けて下さい。
最初葉っぱに茶色の斑点ができて、そこから段々大きな輪紋状の黒っぽい斑点に変化していきます。
実や茎にも斑点が出ることがあるので、「これ、食べられるのかな?」くらいに思えるサイズの斑点がピーマンに出来てる時はこの病気を疑ったらいいですよ。
また、黒点が葉脈に沿ってできるのが特徴なので、覚えておいてくださいね。
対策
黒枯病になったピーマンは食べられないので処分してください。また、茎や葉も伝染が広がってしまうので切ってしまいましょう。
処分するピーマンの実や葉っぱは必ずゴミ箱へ。畑にすきこんだりしないでくださいね。
また、汚染された土に雨が降って跳ねっ返ると、そこからまた感染してしまうので「マルチ」をしておくといいです。
マルチっていうのは、土にビニールを張っておくこと。よく農家さんなんかで種まきの時期に見かけますよね。
また、GFベンレート水和剤、ダコニール1000も予防効果・治療効果がある市販薬なので、使用してみる手もありますよ。
炭疽病
炭疽病も高温多湿で発生しやすい病気です。梅雨明けから秋ごろまでよく出るので注意が必要です。
病気の進み方としては水浸状(キャベツとか潰すと、色が濃くなりますよね。その感じです)の斑点→褐色という感じで進みます。
そのうち中心が褐色→灰色→黒と変色していきます。たぶん、気付いたときにはある程度大きさがある黒色になってます。
対策
こちらも黒枯病と同じくマルチするのが効果的。病気になった部分は、畑の外でゴミ袋に入れて捨てましょう。
また、炭疽病になったピーマンの種は、来年も炭疽病になるので、使えないので注意です。
斑点病
こちらは20~25℃という、やや涼しい環境&多湿の時に発生することが多い病気です。長雨が続いた後などによく発生して、ピーマンの葉っぱや茎にできることが多いです。
最初は暗い黒緑色の、少し膨らんだ斑点から始まって、中心が褐色の斑点が出るんですが、症状が進むと白色のカサカサした斑点になります。
気付いたときには白斑点になっていることがほとんどです。
対策
雨の水滴が葉っぱから葉っぱに飛び散る時に伝染するので、病気の部分はすぐに取り除くようにしてください。
また、これも種で感染するので、この病気になったピーマンの種は来年の作付けで使用しないようにしてくださいね。
その他にも菌核病、白い斑点ができるうどんこ病、灰色のかびが実全体に広がる灰色かび病など、ピーマンにはたくさんの病気があります。
どれも多湿が原因のことが多いので、枯れそうな葉っぱは取り除いて風通しをよくするなど、豆な対策をしてくださいね。
またピーマンは土づくりや植える時期によっても、花の付き方が変わってくるような作物。意外と繊細さんなんです。
たくさんの実をつけるために大切なポイントは
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の記事にまとめてありますので、花の付き方がいまいちだったな…と思う方はチェックしておいてくださいね。
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