初正月のお祝い事で頂いた縁起のいい羽子板を処分するのって、ちょっと気が引けますよね。
だからといって押し入れにしまっておくには結構なスペースを使うし。
一口に羽子板を処分するといっても、持ち主の考え方や手間暇なども考えるといくつか方法があります。
この記事では色々な羽子板の処分方法や、最適な処分時期などについても解説しますので、参考にしてくださいね。
羽子板を処分する方法
羽子板の処分法①神社で供養をお願いする
こどもの出生と今後の成長を祈っていただいた羽子板ですから、そのままゴミに出すというのには抵抗がある人が多いと思います。
そんな場合は近所の神社や寺社で供養してもらいましょう。その際はガラスケースに入ってないものにしてくださいね。
供養に一番いい時期は小正月(1月15日)です。
地域によっては「どんど焼き」と呼ばれていて、寺社に供養したい羽子板や破魔弓・ひな人形・お守りなどを持っていくとその場でお焚き上げをしてくれます。
中には「人形などは有料にて」「人形以外」という決まり事をしているところもありますので、事前に問い合わせておくといいですよ。
ちなみに私の地元では人形は禁止となっていますね。たまにニュースでも話題になっているので注意しましょう。
羽子板の処分法②寄付する
羽子板を寄付するという手もあります。セカンドユースを推奨している企業はいっぱいありますので、「羽子板・寄付」で調べて見て下さいね。
中には供養まで行ってくれるところもあるので、サイト内を要チェックです。
自分のところでは必要なくなったものでも、NGOやNPOとか、教育機関とか、個人でもほしいけど予算がなくて買えないという人はたくさんいるんです。
また、寄付先によっては、ただ第三者に売りつけるところもあれば、ちゃんと海外や公共機関に寄付しに行く団体もあります。
自分がどこに寄付したいのかを事前に決めてから選ぶようにしてくださいね。
羽子板の処分法③リサイクルショップで売る
羽子板をリサイクルショップで売るという方法は、手間が掛からずに便利です。
先ほどの寄付という方法だと、自分で発送しないといけなかったり、送料は自分持ちというところが多いんですが、
リサイクルショップなら結構身近にたくさんあるし、(ブックオフ系列店とか)送る場合も送料と相殺してもらえる場合もあります。
個人で長年利用してきたものの場合は、ほとんど値段がつくということはありませんが、簡単なのでいいですよ。
売る前には供養のみ済ませておく方もいます。
こちらも、リサイクルショップに事前に問い合わせてくださいね。
羽子板の処分法④譲る
羽子板を譲るということも視野に入れましょう。団体に寄付するとかではなくて、個人的な場合ですね。
親戚や友人、知人など、SNSなどを利用するとか、あとはジモティーとかの「譲ります」的なサイトもいいですよ。
羽子板の処分法⑤フリマやオークションで売る
羽子板をフリマやオークションで売るのもいいですね。
名入りのものとかだとさすがに厳しいですが、今メルカリをチラっとみたら2000円くらいで売れているものもあります。
ただ、結構な出品数があるので、写真を綺麗に撮ったり、説明書きを丁寧にしたり、あとは出品する時期を11月とか、一番ものが出やすい時期にするとかの工夫は必要そうです。
その点オークションサイトは100円とかで出品しておけば、値段が勝手に相場まで上がっていくので、
羽子板を取り敢えず捌きたいという方には向いていると思いますね。
羽子板の処分法⑥自治体のごみとして処分する
これ、私は抵抗ありますが、やる人はやってるみたいです。
要は感謝の気持ちさえあればいいんだよってことで、そのままゴミ袋に入れて捨てるということですね。
ガラスケースに入ったものの場合は粗大ごみになったりするし、羽子板だけのものだったらそのまま燃えるゴミとして出すこともできます。
不安だったら、自治体に問い合わせてみる必要がありますが…
「羽子板って燃えるゴミですか?」って聞きづらくないですか?あーこの人そのまま捨てるんだーって思われそうだし。
私としては、最終手段として考えてほしいですね。
また、自分で供養する方法もあるようですが、、、だったら神社に持っていって下さい。
羽子板を処分するのに供養は必須なの?
私個人的には必須だと思ってますが、そのまま捨てちゃう人もたくさんいます。
自分の中で、引っかかる気持ちがなければいいんです。
もし、長年こどもを見守ってくれた羽子板だし。って思うのならばめんどくさがったり、ケチケチしないで寺社に供養してもらってください。
逆に、私はそんなことしなくっても、ちゃんと羽子板に感謝の気持ちは伝わってるわ!ってすがすがしい気持ちなら、そのまま捨てちゃっても問題ないですね。
バチ当たるかも…呪われるかも…そんな気分がちょっとでもあるなら、供養してもらうか、寄付するか、貰い手がみつかるまで探すが、ちゃんとしてあげましょう。
羽子板を処分するときの注意点
ここからは、羽子板を処分する際に気を付ける事を書いておきますね。
ガラスケースのあるなし
お持ちの羽子板が、もしガラスケース付きなら注意が必要です。
寄付したり、誰かに譲ったりする場合は問題ないんですが、供養でお焚き上げしてもらうとき。
寺社によってはガラスケース不可のところがあるんですよ。
そういった場合は、供養だけしてもらって、他の処分場所を探すしかありませんね。
出来るだけ綺麗な状態にする
羽子板って、大体こどもが満15歳になるくらいまで飾るものですから、どうしても経年の傷みがでてきます。
日焼けだったり、綻びだったりは仕方ありませんが、
もし埃が被っているとか、ガラスケースに手垢が付いてみえるとかだったら、ちゃんと綺麗にしておきましょうね。
供養前に、今までの感謝の気持ちを伝えためっていうのはもちろんのこと、
誰かに譲る場合は特に綺麗にしてあげてくださいね。
フリマやリサイクルショップで売る場合も綺麗にしておくと売れやすくなりますので、その点も頭に入れといてくださいね。
もし自分で汚れを取るのが難しいなら、そういったお祝いの品をクリーニングしてくれる業者もありますので、ご一考を。
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羽子板の適切な処分時期
羽子板を処分するにあたって、特に「この時期でなければいけない」とか、「何歳を過ぎてからでなければならない」という決まりはありません。
ただ、平均的には「15歳まで」って言われてますね。これは昔の人は15歳で成人と言われていたからなんです。
でも、ってことは、今の成人は20歳ですから、20歳まで飾るべきでは?とも個人的には考えてしまいます。
そのご家庭での考え方が強くでるものと思ってくださいね。
適切な処分時期はないんですけど、フリマやオークションで売りたい場合はちょっとカレンダーをみる必要があります。
羽子板や破魔弓は、こどもが迎える最初のお正月に送られるものなんで、正月過ぎてすぐに売ろうと思っても売れません。
一番いいタイミングとしては、11月中旬~下旬に出品することですね。
そこから売り手がつけばいいし、売れなかったら繰り返し出品することもできますよ。
羽子板の意味!何で贈られるの?
羽子板を贈られてから年数が経つと、そもそも羽子板ってどうして贈られるのか忘れちゃいませんか?
羽子板は古くからお正月の遊びとして親しまれていて、女の子に贈るというのが習わしとなったのは江戸時代くらいからなんです。
このころは、大名など高貴な人にしかない文化でしたが、これがいつしか庶民にも伝わったんですね。
で、羽子板の羽の玉についている黒い玉は「無患子(むくろじ)」っていう樹木の種なんですが、
字の通り、子どもが患わ無いってことで、非常に縁起のいいものとされています。
しかも、羽がトンボの羽に似ていることから、病気を運んでくる「蚊」を寄せ付けないってことで、お守りみたいな役割もあるんです。
ほら、トンボって蚊を食べますよね。だからです。
羽子板の処分方法まとめ
先ほど書いた通り、羽子板は長年お子さんを病気から遠ざけてくれた非常にありがたい、縁起のいいものです。
その人気持ちが大事とは言われていますが、決して適当に捨てていいものではありません。
納得のいく形で、しっかりと考えて処分してくださいね。
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