ハーブを生活の中に取り入れている人は結構多いですよね。
わたしもそのひとりで、リラックスしたい時にカモミールティーを飲んだり、就寝前にラベンダーオイルを首筋に塗ったりと、もはやハーブがないとなんだか物足りないくらいになっています。
今回注目するのは、色々種類のあるハーブの中でも「ミント」です。
ミントには様々な効果があるのですが、その中の1つに虫よけ効果があります。
その虫よけ効果を利用して、簡単に手作りの「虫除けスプレー」や「虫よけ剤」を作ることができるんですよ。
自然由来の虫除けって、子どもにも抵抗なく使えますし嬉しいですよね。
ここでは、ミント虫除けの使い方や、ミントの葉っぱを使った手作り虫除けスプレーや虫除け剤の作り方を詳しくご紹介します。
ミント虫除けの使い方
ミントってスーッとした清涼感のある良い香りがするので、好きな人は多いですよね。
歯磨き粉やガムなどにもよく使われているので、馴染みがある香りだと思います。
ですが、この香り、人にとってはいい香りでも、虫、特に蚊・ハエ・ゴキブリ・カメムシにとってはとてもイヤな香りなんです。
ミントに含まれるメントールの成分には、虫除けの効果である「忌避効果」があると言われているんですよ。
日本でも古くからミントは「薄荷(はっか)」と呼ばれて、虫除け効果のあるハーブとして重宝されていたんです。
ミントの虫除けの使い方
ミントの葉っぱを使った虫除けの使い方は、とても簡単です。
液体タイプの虫除けスプレーの場合は、虫が気になるところに吹きかけるだけです。
例えば、網戸のすき間から蚊が入ってくるような気がしている人は、網戸全体や隙間にシュッとスプレーを吹きかけましょう。
玄関から虫が入ってくるのが気になる人は、玄関全体の空間にスプレーを吹きかけましょう。
また、ベランダに干した洗濯物にカメムシがつくことってありますよね。
洗濯物のカメムシが気になる人は、洗濯物にシュッと吹きかけてもいいですよ。
このスプレーは液体なので、電子機器などに大量にかかってしまうと水分が原因で壊れる可能性はありますが、オイルなども特に入っていませんので、基本的にはどこにでも使えます。
市販の虫除けスプレーと違って化学物質も入っていないので、小さな子どものいる家庭でも安心して使えます。
とても使い勝手がいいんですよ。
なお、乾燥タイプの虫除け剤の場合は、ネットなどの中に入れて、虫除けしたい場所に置いておくだけです。
虫は窓や網戸、扉のすき間から入ってくることが多いので、窓の近くやベランダ、玄関などに置いておくと効果的ですね。
ミントの葉で手作り虫除けを作ろう【スプレー・乾燥】
ここでは、ミントの葉を使った手作りの虫除けスプレーと、ミントの葉を乾燥させて作る虫よけ剤の作り方を紹介します。
まずは、虫除けスプレーの作り方から。
作り方はとても簡単です。
- まず、お湯を沸かします。
- その中に、適当に刻んだミントの葉を入れて煮出します。
- 冷めたら、ミントの葉を取り除くためにザルなどで漉します。
- そして、液体をスプレーボトルに入れて完成です。
次に、虫よけ剤の作り方です。
- まずは、風通しがいいザルなどの上で、ミントの葉や茎を乾燥させます。
- 茎がポキっと簡単に折れるくらいに充分に乾燥させましょう。
- 乾燥が終わったら、葉の部分だけを摘み取り、手で適当な大きさにちぎります。
- それを、ネットやガーゼなどで包んで完成です。
もし多めにできたら、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れれば長期保存が可能ですよ。
なお、使うミントは、花屋やスーパーなどで買ってもいいのですが、おすすめは自分で栽培すること。
ミントを含め、ハーブは基本的に育てるのが簡単なので、植物を育てたことがない初心者にもおすすめなんですよ。
ミントは虫除け以外にも、ハーブティに使ったり、スイーツの彩りに添えたりと色々な使い方ができるので、家にあるととても便利です。
これを機に、ミントをぜひ自分で育ててみてはいかがでしょうか。
ミントは室内栽培がおすすめ
ちなみに、ミントを自分で育てる時は、庭ではなく、家の中で、鉢やポットで栽培するのがおすすめです。
なぜなら、ミントは雑草以上の繁殖力がある植物なので、庭で育てると庭全体がミント一色になることもあるからです。
ガーデニングをしている他人の庭にミントの種を投げ込み、その人の庭をミントだらけにしてしまうことを通称「ミントテロ」と呼んだりもするのですが、そんな言葉ができるくらい繁殖力が強いんですよ。
気をつけたいところですよね。
ミント虫除けの使い方・作り方まとめ
ミント虫よけの使い方は、液体タイプの場合は虫が気になるところに吹きかけてください。
また、乾燥タイプの場合はネットなどの中に入れて、虫除けしたい場所に置いておいてくださいね。
また、ミントの葉っぱを使った手作り虫除けスプレーの作り方はお湯で煮出し、虫除け剤の作り方は充分に乾燥させてネットなどに包むといいです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。