ひよこ豆の株間は30センチが最適です。理由は支柱を立てるスペースが必要だからですね。
その他にもひよこ豆の栽培には押さえるべきいくつかのポイントがありました。
ポイントは株間を30センチ開けること以外に、種まきの時期は春か秋、収穫は若採りをすることです。
ここでは、ひよこ豆の栽培方法や、「プランターで育てられるの?」という疑問に関しても詳しく解説したいと思います。
ひよこ豆の栽培方法①株間は30センチ!
ひよこ豆の株間の目安は約30センチです。
「案外間隔を広くあけるんだな。」という印象を持つ人も多いでしょう。
実は、ひよこ豆の栽培にはこの株間が重要なんですよ。
ひよこ豆は草丈が50~60センチほどとそこまで高くはなりません。
ですが、苗の茎は細くてか弱いので、そのままだと簡単に倒れてしまいます。
また、自分でツルを巻く「つる性」ではないため、放っておくと茎が地面に這うように伸びてしまいます。
そのため、苗の周りに支柱を立てて、茎が倒れないように支えてあげると同時に、茎が上に向かって伸びるように誘引してあげる必要があります。
その時に必要なのが広めの株間です。
株間が狭すぎると、支柱を立てるスペースがなくなってしまうんですよ。
ですので、植え付けの時には、支柱を立てるスペースを考慮して約30センチの株間をとっておきましょう。
なお、支柱は「行灯(あんどん)仕立て」がおすすすめです。
↓これが行灯仕立て
2つの行灯仕立て。宿根朝顔(イポメア)の花が完全に閉じようとしている頃に、満開を迎えている夕顔。
— 赤尾杉生花店 (@F_RougeNoir) July 12, 2020
この夕顔は男性の握り拳より大きい巨大輪。#夏の風物詩 #東村山#花屋 #西武新宿線#西武国分寺線 #七月盆 pic.twitter.com/t0HiH1qV5M
よく朝顔を育てる時にする支柱の立て方ですね。
苗の周りに支柱を立て、その支柱をワイヤーで固定します。
自分で作るのが面倒だという人は、市販されているアサガオ支柱を利用すると楽ですよ。
[adsense]
ひよこ豆の栽培方法②種まきの時期
ひよこ豆の種まきは、
- 「10月から11月までの秋」
- 「2月から5月までの春」
かのどちらかに行います。
基本的にひよこ豆は湿度の低い、涼しい気候の元で育ちます。
そして、適温の20℃を超えていれば、1週間ほどで発芽します。
そのため、寒い地域で育てる人は春に種まきをするといいです。
そして、それ以外の、夏は高温多湿で梅雨がくるという一般的な地域で育てる人は、秋に種まきするのがいいでしょう。
なお、ひよこ豆の発芽率は比較的良いのですが、種まきをしてすぐや、発芽してすぐのまだ豆が残っている状態の頃は、ひよこ豆が鳥に食べられてしまうことがよくあります。
発芽してからある程度成長するまでは、鳥よけのネットなどをかぶせて豆を守ってあげましょう。
ひよこ豆の栽培方法③収穫時期とポイント
ひよこ豆の収穫時期は、サヤがはちきれんばかりに膨らんできた頃です。
ですが、実はこれは、本来のひよこ豆の収穫時期とは異なります。
通常は、長期保存できるように、サヤが7~8割くらい枯れて茶色くなり、乾燥してきた頃に収穫します。
ですが、日本の気候ではこの方法は難しいとされています。
ですので、家庭菜園での収穫のポイントは「若採り」です。
サヤが緑色の内に収穫をしましょう。
ひよこ豆は、植え付けをしてから約1ヶ月で白い花が咲き、その花が終わったころに緑色の小さなサヤがつきます。
そのサヤは、最初はシワシワとしぼんでいますが、中で豆が育ってくると徐々に膨らんでいきます。
そして、サヤの中で豆がパンパンに詰まってきた時が収穫時期です。
サヤの中には小さなひよこ豆が1~3粒入っていますよ。
なお、ひよこ豆は市販されているものと違って乾燥していません。
ですので、収穫したらできるだけ早く食べましょうね。
補足:ひよこ豆はプランターで育てられる?
ひよこ豆はプランターでも充分育てられる植物です。
そのため気軽に自宅でも栽培できるので家庭菜園で育てている人は案外多いんですよ。
なお、プランターで育てる際も株間は約30センチあけて、支柱を立てられるようにしておきましょう。
プランターで育てられるということは、ベランダでもひよこ豆が栽培できるということで、気楽に始められるのが嬉しいですね。
ちなみに、ひよこ豆は日本の気候だと収穫が安定しないため、国産ひよこ豆はあまり流通していません。
そのため、普段口にするものは、メキシコ・アメリカ・カナダなどから輸入されたものがほとんどです。
ひよこ豆の株間は30センチが最適
今回は、ひよこ豆の栽培方法を詳しくまとめてみました。
栽培方法のポイントをおさらいすると
- 「株間を30センチほどあけて支柱を立てられるようにしておくこと」
- 「種まきの時期は、寒い地域では2月から5月までの春で、それ以外の一般的な地域では10月から11月までの秋にすること」
- 「収穫時期はサヤがパンパンに膨れてきた頃で、若採りをすること」
です。
ひよこ豆には整腸作用のある食物繊維や、免疫力アップに不可欠な亜鉛が豊富に含まれているとても健康に良い野菜です。
しかも、ほくほくしていて味も美味しいですし、比較的淡泊な味なので、どんなお料理にも合いますよね。
それが家庭菜園で育てられるのは嬉しいですし、何より安心です。
ぜひこの記事を参考に、あなたもひよこ豆を自分で育ててみませんか。
コメント