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ピーマンなのに辛いやつって何なの?ピーマンじゃないの?

投稿日:2020年6月11日 更新日:

家庭菜園で育てたりすると、「これ本当にピーマンなの?」と思うような辛いピーマンにあたることがあります。

ピーマンが辛いのは2つの可能性が考えられます。

  1. そもそもピーマンではない
  2. ピーマンだけど辛い

場合です。

この記事では、ピーマンなのに辛いやつがあるのはどうしてかを2つの可能性に分けて解説します。

また、シシトウにも同じ現象が起こることも分かったので、合わせてご紹介しますね。



ピーマンなのに辛いやつがあるのはどうして?


スーパーで買ったものには少ないのですが、家庭菜園で育てるピーマンは辛いことがあります。

また、家庭菜園で育てたというピーマンを近所の方にもらった場合にも辛いことがありますよね。

なぜ育てたピーマンが辛いのか2つの可能性についてそれぞれ解説します。

ピーマンなのに辛いやつがある理由:ピーマンではない

これはいただきもののピーマンに多いと思います。自分で育てた場合にはさすがに分かりますからね。

ピーマンはナス科でトウガラシの一種です。

トウガラシは、辛い「辛味種」と辛くない「甘味種」という2種類に分けられます。

ここでは一般的に「トウガラシ」と言われている辛味種をトウガラシと呼ぶことにします。

ピーマンは辛くない方の甘味種です。パプリカやシシトウもこの甘味種にあたります。

そして、実は辛い方の辛味種には見た目がピーマンそっくりなトウガラシがあります。

ピーマンを食べて辛い時には、そもそもピーマンではなく、知らずにトウガラシを食べている可能性があるのです。

ピーマンそっくりなトウガラシは案外たくさんありますが、特に「ぼたんこしょう」や「かぐらなんばん」などは本当に見た目がピーマンそっくりです。

どちらも食べるとピリッとした辛味が特徴です。

これはこれで美味しいのですが、ピーマンだと思って食べて辛かったらびっくりしますよね。

ピーマンなのに辛いやつがある理由:ピーマンだけど辛い

ピーマンは甘味種なのでもともと辛味はありません。

ですが、ピーマンが、同じくナス科のトウガラシと受粉し、その何世代か後に育ったピーマンが辛くなる可能性があります。

どういうことかと言えば、今までピーマンはピーマン同士、トウガラシはトウガラシ同士で受粉していたけれど、今回初めてピーマンとトウガラシが受粉したとします。

そして、ピーマンの株の方に果実が、トウガラシの株の方に果実がそれぞれつくとします。

それらの果実は、元々の性質を持っています。

つまり、ピーマンの株の方の果実は辛くなく、トウガラシの株の方は辛いです。

ですが、ここからが面白いところです。

ピーマンの株の方からとれた種とトウガラシの株の方からとれた種をそれぞれ育て、それらが果実をつけた場合、果実は辛かったり辛くなかったりするのです。

ピーマンの株の方からとれた種から育った果実でも辛くなることがあるんですよ。

そのピーマンは実際に食べてみないと辛いのか辛くないのか分からりません。

この現象をロシアンルーレットならぬ「ピーマンルーレット」と表現する人もいるそうです。

ですので、食べたピーマンが辛い場合は、家庭菜園でピーマンの種を育てていたと思っていたけれど、実はそれがピーマンとトウガラシが交雑した種だった、ということが考えられます。

シシトウにも同じ現象が起こる

シシトウが辛い原因①唐辛子との雑種

先ほどはピーマンなのに辛いやつがあるということを解説しましたが、実はシシトウでもこれと同じ現象が起こります。

なぜなら、シシトウも、先ほどお伝えしたとおりナス科でトウガラシの甘味種です。

同じ品種同士、受粉することがあるんです。

シシトウを育てていたと思ったら、実はそれがシシトウとトウガラシが交雑した種だったということもあり得るということですね。

そして、シシトウの場合も、何世代か後に育ったものは、シシトウの性質を持つ果実なのかトウガラシの性質を持つ果実なのかは育ってみないと分からないんです。

シシトウが辛い原因②カプサイシンを作る力が強くなった

なお、シシトウの場合はこの現象とは別の現象で果実が辛くなることもあります。

トウガラシが辛い原因は、辛味成分である「カプサイシン」が含まれているからですが、実はシシトウにはカプサイシンを作る力が備わっています。

ただ、通常は、種を作ろうとする力の方が強いため、カプサイシンを作る力は弱くなります。

そのためシシトウは辛くないのが普通です。

ですが、栽培中に何らかのストレスがかかって、種が数ないシシトウができることがあります。

その場合、種を作ろうとする方に力が使われず、代わりにカプサイシンを作ろうとする力が強まります。

結果、カプサイシンが作られ、シシトウの果実が辛くなるということが起こるのです。

ちなみに、この現象はピーマンでは起こりません。

ピーマンにはシシトウのように、カプサイシンを作る力が備わっていないからです。

ピーマンとシシトウを比べたら、シシトウの方が少し辛い気がするのはこのためなのかもしれませんね。

ピーマンなのに辛い奴がある理由まとめ

今回は、ピーマンなのに辛いものがあるのは

  • ピーマンだと思っていたら実はトウガラシだった場合
  • ピーマンとトウガラシが交雑してできた種から育った果実だった場合

があることを解説しました。

また、交雑はシシトウでも起こり得えます。身近なピーマンやシシトウに、実はこんな事実があったなんて驚きですよね。

ピーマンは比較的育てやすいので家庭菜園でも人気の野菜のひとつです。

もしご近所さんに頂いたものだったり、それをそのまま種から育てる場合は「もしかしたら辛いかも」と頭の隅に置いておいてくださいね。

愛情たっぷりに育てた野菜を自分収穫して食べれば、辛くてもへっちゃら…かも。

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