ずっと前から旅程を組んで旭山動物園を楽しみにしていたのに、天気予報が雨マークになっているときの絶望感はヤバイですよね。わかります。
ですが、そんなに落胆することはありません。事実、私は雨の旭山動物園を十分に楽しむことができました。
むしろ、ポイントさえ押さえることができれば、雨の日の方がメリットになることってたくさんあるんですよ。
今回は、雨の日の旭山動物園を楽しむコツをご紹介していきたいと思います。待ちに待った旭山動物園ですから、いい思い出にしましょう。
旭山動物園は雨の日でも楽しめる!
旭山動物園は雪国北海道にあるので、当然冬場の「雪対策」がしてあります。屋外だと寒すぎて暮らしていけない動物もいるし、私たち観覧者もずーーと屋外展示では凍えてしまいます。
幸か不幸か、そのことが「雨の日」を楽しむにはもってこいの環境を作り出しているのです!!
雨の日の楽しみ方①豊富な室内展示を満喫
旭山動物園は上記の理由もあって、実は室内展示がとても豊富なんです。この地図を見て下さい。
これ旭山動物園のパンフレットの地図なんですが
なんとこの中のペンギン・あざらし・ほっきょくぐま・もうじゅう館・オオカミの森・両生類爬虫類・チンパンジー館・オランウータン館・かば館・きりん館はすべて室内で見ることができます!!
メインどころは全て含まれていますね。しかも○○館と名前が付いていても、それ以外の動物も見ることができます。
例えばかば館と言っても、中にはダチョウやイノシシなど他の動物も展示されている、といった具合ですね。他の館も同様なので、いま挙げた施設だけで、もう7割方制覇ですよ!!!!
2階構造になっていて、どちらか一方が外とか、それぞれに屋外展示の部分もあるんですが、さすがは旭山動物園。室内部分だけでも見れば、ほぼ満足できるレベルです。
そして建物から建物は十数メートルしか離れていないので、傘を華麗に開閉すれば、ほぼ無傷で次の建物へ移動できるんです。素早く移動して快適にすごしましょう!!
ということで、よちよちカワイイペンギンも
なかなか水に入らないしろくまも(飛び込め~~~)
悩み事がありそうなチンパンジーも
大迫力、遊泳中のカバさんも
山で遭ったら最後のヒグマさんも
みんな室内展示。他にも数えきれないくらいたくさん、十分に満喫することができます。
雨の日の楽しみ方②活発な動きをする動物たち
私は二日連続で旭山動物園を訪れたことがあり、初日が晴れ。2日目が雨でした。すると結構動物たちに違いがあったんですよね。
それは何かといいますと見出しの通り、雨の日の方が涼しくなっているので動物たちが活発に動いていたってことです。
北海道って湿気が少ない分、日差しの有無によって気温がすごい変わります。
ゴールデンウィークとか春先でも、快晴とかだと半袖になりたくなるような気候になりますし、逆に日が陰ると即ウィンブレ、もはやダウン持ってくれば良かったか!?なんて日もあります。
でもそれが動物には快適らしくて、晴れてる日はグデーンとしていたトラとかライオンも活発に歩き回っていたりします。(特にネコ科は顕著)
これは動物園全般に言える事ですが、人間が喜ぶ天候が動物にとって最適かというと、必ずしもそうじゃないってことですね。
雨の日の楽しみ方③空いた旭山動物園を満喫
それにですよ、雨ってだけで当たり前だけど人減ります。全然いませんでしたよ。
大人の観光客なんかは「あー雨だ濡れたくない」って食に走りますし、北海道人なんかは、わざわざ雨の日に旭山動物園に行かなくてもいいかってなりますもん(笑)
これが常に閑散とした動物園であれば、普段とさほど変わらないかもしれませんが、旭山動物園なんです。あなたが行こうとしているのは旭山動物園なんですよ!!
連休中なんかは数百人規模で人の出が変わってきます。実は狙い目な日なのです。
旭山動物園の雨天ならではの注意点を抑えよう
旭山動物園は雨天時のメリットも多くあるんですが、注意点もあるんで気を付けてください。
雨天時の注意点①室内レストラン劇混み
室内の昼食スペースが混みあいます。
晴れの日でしたら外のベンチや芝生の上で仲良くピクニックしている家族連れの姿もたくさんあります。また、屋台の様な売店で軽食をとる人も多いですね。
ですが、雨が降っているとなるとメインの室内レストランに人が集中します。こればっかりは仕方がないですね。
対策としては、ピークタイムは外して11:00とか早めに昼食にするか、13:00過ぎの遅めの昼食にしたほうがいいと思いますよ。
それか、昼過ぎまで我慢してから外に出て食べた方がいいかもしれないです。床が濡れたレストランで、うろうろ席探すのとか、めっちゃ疲れます!!
雨天時の注意点②レンタルできるオレンジ傘非推奨
旭山動物園は傘をレンタルすることができます。が、返却率向上のためなのか蛍光オレンジで全く透けません。
これです。私は借りてしまったんですが、動物が見えずらくて本当に嫌だった。なんなら写真を撮ろうとすると表情が暗いオレンジ色に。
というか、オレンジの傘の人が前にいるとめっちゃ邪魔くさいですよ(笑)気を付けてください。
近くのコンビニなどで透明なビニ傘を持参してくることを強くオススメします。
室内展示が充実とはいえ、やっぱ屋外展示も楽しみたいと思うので、ちょっと考えておくといいでしょう。
雨天時の注意点③お盆やGWはずぶ濡れに??
これは混雑が予想されるGWとかお盆の話ですが、室内展示スペースに長蛇の列で入れないってことがあるかもしれません。
特に人気のアザラシ館やペンギン館は、中に入るまでに時間が掛かることがあるかもしれませんので、気を付けてくださいね!!
これを回避するコツとしては駐車場の場所を事前にチェックしておくことです。
雨の日のおすすめ駐車場は西門
旭山動物園に来て、無料の正門駐車場が空いていれば、まず間違いなく皆さんそこを利用すると思うんですが、雨の日に限っては違います。
おすすめは500円掛かりますが西門駐車場。
赤丸で囲んだところです。
この駐車場の何がいいって、アザラシ館やペンギン館に一番近いんですよね。正門からだと、入園してから屋根付きの館に行くまで徒歩3分くらい掛かりますが、西門は本当目と鼻の先に。
正門から遥々歩いてくる人たちをごぼう抜きしてアザラシ館に入れるでしょう!!
さらに、入場券もここで購入できるので、正門ほど並ばなくてもゲットできます。
正門で雨の場合だと、開園何十分か前から傘をさして並ぶ必要がありますが、西門駐車場なら利用する人数も少ないので、そこまで並ばなくてもGETできます。
旭山動物園当日がどしゃぶりだった場合
いくら雨の日でOK!!とはいえ、台風とか土砂降りの日だったやっぱりおすすめできません。
大人だけならまだしも、子連れだと限界がありますよね。そんな時の代替スポットを紹介します。
1.カムイの杜公園(わくわくエッグ)
旭川市内にある公園で、室内遊具が充実しています。木のぬくもりを感じられる施設なので、私もお気に入りです。
大型のネットを使用したアスレチックや、ボルダリングできる壁、迷路のように入り組んだトンネルもあります。
小学生くらいが一番楽しめる場所ですね。1~2歳の幼児でも楽しめますが、親が気を付けてみていないと危ないところも多いかなと思います。
2.もりもりパーク
こちらも旭川市内にある室内遊戯室です。木製遊具にこだわっていて、とっても広々しているんですよ。
一日潰すことはできませんが、半日くらいなら持ちました。うちの子が1歳半くらいの時に行きましたが、喜んで遊んでいました。
お盆やGWなどの行楽シーズンは入場制限もすることがあるようなので、朝イチから行くといいですよ。
利用は無料ですが、事前に登録が必要です。
3.科学館サイパル
ここは私は行ったことがないんですが、友人がおすすめしているスポットです。
感想を聞くと「楽しいよ」とのこと(笑)かなりザックリした感想ですが、旭川市内の公園を巡って、この公園はこういう時にいい!!みたいなことを考えて、メモ書きしていくような人なので、間違いはないでしょう。
ホームページはかなり見ずらいですが、よく読むと確かに面白そう。個人的に次行きたいスポットでもあります。
雨の旭山動物園まとめ
いかがでしたでしょうか??雨だと敬遠しがちな屋外の動物園ですが、
意外と楽しめるんじゃないかと思います。
実際、楽しめましたから!!!(笑)
だけども今回の旭山動物園の始まりはぶっちゃけ最悪でした。私自身、天気を全く調べずに行ったものですから、朝ホテルのカーテンを開けて雨ガンガン降ってるのを見たら気分はダダ下がり。
本当に本当にがっかりして、日ごろの行いが悪いんだろうか…とか何で今日に限って…とか、どん底気分になってしまったんです。
が、娘が「それでも行くいく!!雨でも大丈夫だ」と騒ぐので、おっっしゃ、行ったるか!!と。
雨の日でも負けずに行ったら、案外…どころかかなり楽しめましたよというお話でした。
さすがに暴風雨とかだったら断念しないといけないと思いますが、ちょろっと?しとしと??降ってるくらいなら十分に行けちゃうと思います。
せっかく北海道の旭川まで遠出してきたんですから、ぜひ傘を持って出かけてほしいと思います!!