ピラティスは体幹、いわゆるインナーマッスルを鍛えるトレーニングです。
筋トレの要素も多いので筋肉痛になるのが普通だと思っているかもしれません。
ですが、実は、ピラティスをやっても誰しもが筋肉痛になるわけではないのです。
筋肉痛にならない理由、それは、あなたにとって筋肉痛が出ない程度の軽めのトレーニングだからなんですよ。
ピラティスで筋肉痛にならない理由
ピラティスのトレーニングにも負荷の段階があります。
軽度の負荷がかかるものから、重度の負荷がかかるものまで。
あなたのやっているトレーニングは軽度の負荷のものだと思われます。
また別の理由として、日常的にインナーマッスルを使うことができているから、ということも考えられます。
別のスポーツをやっていて知らない間にインナーマッスルが鍛えられている。
もしくは、自分自身の体重を支える程度のインナーマッスルが元々あると思われます。
どちらにせよ、ピラティスは筋肉痛になりやすい身体の表面の大きな筋肉でなく、細かい筋肉を鍛えるトレーニングです。
筋肉痛がなくても、細かい筋肉はきちんと鍛えられているので安心してください。
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ヨガの方が良かった?ピラティスで「効果なし」と思ってしまった時にチェックすべきこと
とはいえ、インナーマッスルはなかなか目には見えにくい筋肉です。
自分でも鍛えられていることが実感しにくいので、「ピラティスって効果がないのでは!?」と思ってしまうこともあると思います。
あなたがダイエットや美容の効果を求めているとしたら、なおさら効果は分かりにくいでしょう。
また、ヨガと動きが似ているため「ヨガの方がよかったのでは!?」と思うこともあるかもしれません。
そんな時に、効果があるかどうかチェックすべきことをお伝えします。
身体の左右のバランス
人には利き手や利き脚があるため、どうしても身体の左右の筋肉量は異なっています。
そのため、知らず知らずの内に人の身体のバランスは崩れています。
利き手が右であれば右の腕の筋肉の方が発達し、利き脚が左であれば左の脚の筋肉の方が発達していることが多い、という風にです。
ですが、ピラティスをすると、身体の筋肉量の左右差や身体のゆがみを改善することができ、バランスが整います。
このバランスをチェックする方法は色々あります。
例えばわたしの場合のチェック方法はこうです。
わたしはいつも椅子に座る時には左脚を上にして脚を組んで座っていましたが、ピラティスをしてからは脚を組まなくなりました。
脚を組むと身体が曲がっているような気がして落ち着かないからです。
自分なりに身体はこうすればまっすぐだ、ということが分かるようになったのです。
普段何気なくしていた身体によくない行動をしなくなった、もしくはその行動に違和感を覚えた場合は、効果が出ていると期待できます。
また、産後に骨盤が歪んでいるという人は、膝を曲げて片足をあげると、骨盤の高さが左右違います。
ピラティスをしてその左右差がなくなったという場合は、効果が出ていると期待できます。
冷え性
元々冷え性だという人のチェック方法です。
ピラティスは胸式呼吸をしますが、その胸式呼吸は身体の基礎代謝を上げてくれます。
そのため、正しい呼吸法ができていると、心肺機能が高まり体内の血流がよくなって、冷え性が改善されることがあります。
ピラティスのトレーニング中に冷え性が改善されたと感じることもありますが、トレーニングを続けているとトレーニングをしていない時でも冷えにくい身体になります。
わたしの場合は、夏でも室内にいる時には靴下を履いていたのに、ピラティスをしてからは靴下を履かなくてもよくなりました。
最近そういえば足先が冷えない、お風呂に入った時に足先や指先がジンジンしない、という場合はピラティスの効果が出ていると期待できます。
肩こりや腰痛
元々肩こりや腰痛など、身体のどこかに痛みがあった人の場合のチェック方法です。
インナーマッスルが鍛えられ、姿勢や骨盤のゆがみが矯正されると、痛みが和らいだりなくなったりすることがあります。
あなたがもし今まで辛い痛みに悩まされていたけれど、最近その痛みが少しマシになった気がするという場合は、ピラティスの効果が出ていると期待できます。
実際に通って分かった!ピラティスで効果を実感できる頻度は週に1回!
ピラティスの効果を実感するには、週に何回すればいいか。
実際に教室に通ったわたしの経験では週に1回で充分効果が実感できます。
大切なのは、回数よりも、毎週続けることができるかどうか。
身体は、やればやるだけ変わるけれど、やらなければやらないだけ元に戻ってしまうのです。
自分が無理なく続けられる回数にするといいでしょう。
合わせて、正しいエクササイズができているかどうかです。
正しいエクササイズができていれば、週1回でも効果は実感できます。
逆に言えば、正しくないエクササイズができていなければ、週1回だけでは効果は実感できないということです。
ただ、そのエクササイズが正しいのかどうかを自分で見分けるのは難しいので、身体の構造を熟知したインストラクターに見てもらいましょう。
脚をただ上げるだけの動きでも、少しつま先の向きを変えるだけで使う筋肉が変わってくるのです。
インストラクターと同じようにやっているつもりでも、実はできていないことも多いので、都度指摘してもらうのがベストです。
できればプライベートレッスンが望ましいですが、レッスン料が高価過ぎて続かないこともあると思うので、できるだけ少人数の教室を選ぶといいです。
もしくは、月に1回だけプライベートレッスンにするなど工夫しましょうね。
まとめ
ピラティスの創始者であるピラティス氏の名言に、ピラティスは「10回やれば気分が良くなり、20回やれば見た目が変わり、30回やれば心も身体もすべてが変わる」というものがあります。
週に1回継続できたとしたら、2ヶ月半で気分が良くなり、5ヶ月で見た目が変わり、7ヶ月半で心も身体もすべてが変わります。
今大げさだと思ったあなた、ぜひわたしの割れた腹筋を見てみてほしいです。
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