ドライフラワーは美しいだけではなく、プレゼントするときは風水的な意味も発生します。
この記事では、ドライフラワーを贈ることに込められた深い意味と、女性へのプレゼントにしても失礼にならないのかどうかまとめました。
ドライフラワーのプレゼントに込められた深い意味とは
まず、プレゼントとしてドライフラワーを贈ることは、とても素敵なことです。
その意味合いは、相手の幸福を願ったり、感謝を伝えたりとポジティブなものになります。
海外の花言葉では、「永遠に」「感謝の気持ち」「永遠に続く思い出」などがあり、友情や愛情、感謝を伝える意味合いとして、ドライフラワーが使われるのです。
たくさんの素敵なシーンで、ドライフラワーが贈られているのです。海外ではとても愛情のこもった、幸福のお守り。
そのほかにも、教会でリースにして飾られたり、死者を弔う時にも使用されたのですが、その理由は、ドライフラワーはお花が最高に美しいときに作られるからです。
お花はいつか枯れてしまいます。しかし、ドライフラワーにすれば、その美しさを長い間キープできるのです。
なので、死者に対しての感謝や愛情を伝えるのに、ピッタリなんですね。
また、永遠の愛情を表現するため、結婚式のブーケにもドライフラワーが用いられたり、日常的には、魔除けや空気の清浄、装飾として活用されています。
日本でドライフラワーをプレゼントにするのはダメ??
そんなきれいなドライフラワーですが、日本では「死んだ花」「枯れた花」と言われ、忌み嫌われてしまう場合もあるようです。
だめではないですが、海外でのドライフラワーの使用場面を考えると気にする人は気にするということですね。
冒頭でお伝えしたように、「死んだ花」「枯れた花」というイメージが強いからでしょうか。
けれど、ドライフラワーは実は生きています。
美しい色と形をキープした状態を、長い期間楽しめるドライフラワーは、スワッグの1種として、インテリアに華やかさを与えてくれます。
あのきれいな色がずっと楽しめるのは、お花が生きている証拠です。
季節や飾っている環境にもよりますが、ドライフラワーはだいたい3ヶ月〜半年程度、その美しさを保ちます。
日本よりも湿度の低い国では、ドライフラワーは永遠に咲いている花として考えられています。
ちなみに、日本で特になじみがあるのは、リースですね。
インテリアとしても優秀なドライフラワーは、クリスマスシーズンなどには、玄関先や暖炉まわりなど、いろいろな場所に飾って楽しむことができます。
輪っかになっているリースは、「永遠」や「不滅」を表していて、幸運をもたらしたり、幸福のお守りとして現在でも愛されています。
ドライフラワーのプレゼントを彼女に贈るのはダメ?失礼にならない?
ドライフラワーは海外ではポジティブなイメージであることをお伝えしました。
特に彼女にプレゼントとして贈る時はイメージを気にしていないか以外に気を付けなければならないポイントがあります。
理由はいろいろありますが、お花が枯れている・死んでいる、手入れが面倒、風水を気にしている、インテリアに馴染まない・・・などが理由としてあります。
まず、ドライフラワーは生きていますが、しっかりと乾燥させているので、枯れていると思ってしまうのは仕方ないことかもしれませんね。
そしてドライフラワーのイメージが、死者を弔うものとして記憶されている場合も、いい感情は持たない可能性があります。
また、ドライフラワーはホコリを払ったり、落ちた花びらなどを取り除く作業が必要です。
そういった手間を惜しむ場合には、あまりおすすめできないのです。
ちなみにドライフラワーの寿命は種類によって異なるようです。ドライフラワーの専門店には以下のように書かれていました。
ドライフラワーの経年変化やそのスピードは、種類や飾る環境によって異なります。 陽の光が良く当たる場所であったり日中暑くなる場所ですと特に退色の進行が早いです。
https://tsuchikaze.jp/blogs/tsuchikaze_news/faq#q18
ドライフラワーの経年変化やそのスピードは、種類や飾る環境によって異なります。 陽の光が良く当たる場所であったり日中暑くなる場所ですと特に退色の進行が早いです。
そして、風水にかぎらずですが、ドライフラワーはなんとなく運気に悪影響・・・といった、フワッとしたネガティブイメージをもたれていることもあります。
なにより、ドライフラワーは、オシャレな空間がとてもよく似合います。
インテリアにそれほど興味のない相手だと、持て余してしまうかもしれません。
普通の室内にポツンとドライフラワーが飾ってあっても、馴染まないんですね。
そんないろいろな理由から、ドライフラワーを贈るときには、相手の好みも大切になります。
優里さんのドライフラワーの歌詞の意味は
ちなみに2020年10月頃から優里さんの楽曲「ドライフラワー」が話題になっていますよね。
恋人との失恋ソングというテーマではありますが、ドライフラワーは死んでいるから、他界した恋人の歌なのでは??という憶測も飛び交っています。
が、ここまでのドライフラワーの意味
- 海外では結婚式の時もブーケとして使用されるほど、永遠を表す幸福の贈り物であるということ
- ドライフラワーは実は死んでいないということ
を踏まえて歌詞の意味を考えると、やはり亡くなった恋人ではなく、失恋した気持ちを引きずっていると考えた方が自然なのかなと思います。
ドライフラワーをプレゼントするなら自作もおすすめ
ドライフラワーをプレゼントするのなら、自作するという方法もありますよ。
特に贈る人が好きな花を事前にリサーチしておけば、喜んでくれると思います。
生花だとすぐに枯れてしまいますから、「ずっと感謝」「永遠の愛情」という意味を込めて贈ると素敵ですよね。
作り方に関して以下の記事でまとめてあります。案外100均の道具とレンジがあれば作れるんで手軽です。
【簡単】ドライフラワーを綺麗に自作する方法!使用するシリカゲルの量も調査
ドライフラワーの豆知識
そんな長い間、美しく楽しませてくれるドライフラワーには、長い歴史があります。
長い冬が厳しいヨーロッパの室内で、お花を楽しむために取り入れられたと言われています。
古くは、古代エジプトのピラミッドで、ミイラの首飾りとして添えられていました。
また、ギリシャ神話では、枯れていく花を悲しんで、ドライフラワーを考え出したというお話もあります。
日本でも、江戸の園芸家の書物に、ドライフラワーの記載があるそうで、はるか昔から、お花の美しさを保ちたいと考えられていたんですね。
ドライフラワーが一般的になったのは、17世紀頃のヨーロッパからなんですよ。
ドライフラワーを贈る意味のまとめ
ドライフラワー自体は、永遠の愛や感謝を伝えたくて贈るものです。
その花言葉や意味も、いっしょにうまく伝えられると、もっといいかもしれませんね。
贈りたい相手がオシャレで、インテリアにこだわりを持っていたり、日頃からお花を飾ったりするのが好きな場合には、喜んでもらえるでしょう。
吊るすタイプだけでなく、瓶詰めになっているものなど、飾るのも保管も簡単な、可愛らしいタイプもあります。
相手が喜ぶような、インテリアにピッタリのドライフラワーを選んでみてくださいね。