干し椎茸の作り方は「椎茸を干す」だけなのですが、美味しい干し椎茸を作るためのポイントがいくつかあります。
下準備・カット・干す・保存、この各工程で大事なコツがありますので、しっかりと押さえて作りましょう。
茶色く変色してしまったり、虫が湧いてしまったり、案外失敗することが多い原因もこれを守れば大丈夫ですよ。
干し椎茸の作り方
- 椎茸の汚れを落とす
- いしずきを切り落とす
- 適度な大きさにカット
- 天日干しorレンジでチン
大まかな流れは上記の通り。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.椎茸の汚れを落とす
まず最初に椎茸の汚れを落とします。
しめらせた布巾かキッチンペーパーで優しく汚れを落としてあげましょう。
軸の部分もきれいにしてあげてくださいね。
この時、土のような汚れが付いていても、絶対に水洗いはしないでください。
風味や栄養素が落ちてしまいますし、水滴が付くと傷みやすくなってしまいます。
2.いしずきを切り落とす
汚れが取れたら、根本にあるいしずきを切り落としましょう。
この部分は固くて食べられませんので、下から1センチくらい切ってしまって構いません。
3.適度な大きさにカット
椎茸丸ごとの干し椎茸を作る場合はこのまま使用します。煮物に使ったりする場合がそうですね。
また、味噌汁や切り干し大根に入れることが多い場合は、予め5-6㎜の厚さにスライスしておいてください。
できるだけ同じ暑さにした方が、乾燥時間も統一できるので意識してみてください。
縦にまっすぐ切ってもいいですが、放射状にスライスすると大きさが均一になりますよ。
4.天日干しorレンジでチン
天日干しの場合
天日干しするときは、晴れた湿度の低い日がおすすめです。
竹のザルの上で干してもいいですが、虫が付いたりしないように、チャックが付いたネットの中に入れておくと良いですよ。
キャンプのお皿を乾かすだけでなく、他の干し野菜やドライフルーツを作る時にも重宝するので、我が家もひとつ持っています。
サイズ展開も色々ありますが、野菜や果物に使用するならこちらの30㎝×20㎝が便利だと感じます。
天日干しで丸ごとしいたけの場合は5-7日くらいしっかり干しましょう。
大きさによって誤差がありますが、手で触ってみて、軽くてカサカサと乾燥していればokです。
内部もしっかり乾燥させないと、後々異臭がしたりカビたりするので、乾燥したと思ってから+1日くらいで考えておくといいですよ。
レンジでチンする場合
干し椎茸は天日干しにした方がビタミンDの量が増えるのですが、じめじめした日や曇りの日が続いているならレンジを使用するものアリです。
レンジの場合は最初に半日くらい干して余分な水分は飛ばしておくようにしてください。水分が残っているとカラっと乾燥せずに焦げてしまうこともあります。
その後、キッチンペーパーを敷いて500Wで1~2分様子を見ながらチンしてくださいね。
レンジを使用する場合は、丸ごとではなく、スライスしたものを使用するようにしましょう。
失敗しない干し椎茸の作り方
このように、予め水分を飛ばして汚れを落としておくことで、できるだけ早く乾燥させることがポイントです。
椎茸は鮮度が落ちてくると、どんどん茶色っぽくなりますから、天候や日当たりはしっかり確認しておくようにしてくださいね。