カランコエの花が咲かない時の原因は
- 水のやりすぎ
- 剪定していない
- 日当たり
の3つがあげられます。
初心者でも簡単に育てられそうなカランコエですが、案外繊細。水やりの量を間違えたり、葉や茎にかかってしまうと花が咲きずらくなります。
しかも気温や日照時間にかなりシビアで、寒さに弱いくせに一時的には寒くしないと花を咲かせてくれません。
今回はカランコエの花を咲かせるためのポイントを、詳しくご紹介していきたいと思います。たくさんの花を咲かせるために参考にしてくださいね。
カランコエの花が咲かない原因①水のやりすぎ
カランコエのに花が咲かない原因のひとつに水やりがあります。
カランコエはマダガスカル原産の多肉植物です。多肉植物は葉の内側に水分をためておく事ができるため、乾燥に強くなっています。
ですので水は土が完全に乾いてから行ってください。
カランコエは根が細く、水を吸う力が弱いため、根腐れを起こすことがあります。水やりの頻度は少なめを意識すると良いと思います。
土の表面が乾いていても中は湿っている事もあるので、しっかり確認しましょう。手で土を触ってみるとわかりやすいと思います。
水やりの基本は、乾いたらたっぷりと与えることです。与える水の量が少ないと、根全体に水がいきわたらないことがあります。
土の中の古い水分を新しいものと入れ替えるためにも、鉢の底から水がでてくるまで水やりを行います。
水をあげる際に注意してもらいたいのは、葉や茎に水をかけないという事です。
葉が濡れた状態になると病気になる危険性があるんですよね。
冬場のカランコエは水やりの頻度をさらに少なくします。気温が10度以下になるとカランコエの生育が鈍くなってくるので、土が乾いてから4〜5日程度空けて水やりを行いましょう。
気温が5度を下回ると、カランコエは冬眠状態に入ります。この場合は水やりをしなくても良いですよ。乾燥気味にしてあげると耐寒性が向上するので心配かと思いますが思い切って水切りしましょう。
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カランコエの花が咲かない原因②剪定していない
カランコエは何も手を入れずに放置していると、茎や葉が伸びっぱなしになります。そうなると風通しが悪くなり、花が咲かない原因となります。
ですので必ず1年に1回剪定を行ってください。
ポイントは根元から10センチほど残して切り落とすことです。結構切ってもこんな感じ↓でニョキニョキ出てきますから大丈夫。
この前に剪定したカランコエから新芽が出て来ました!!😆🌱
— ポトス@ストレス対策観葉植物 (@KanyouStress) April 4, 2021
このカランコエも咲くまで頑張って育てたいです!😊#カランコエ #新芽 pic.twitter.com/UtHfgHdhta
挿し木したカランコエ🍀
— 和華🌸多忙でお休み中 (@bara_sakura_ume) May 30, 2018
1. 4/16 挿し木直後: 右上の鉢..
2. 5/29 伸びすぎ~
3. 少し剪定..
4. 4鉢目が出来ちゃった💦
カランコエはいくらでも増やせます..
(*˘˘*;)イヤハヤ pic.twitter.com/dLtz8VJdwc
そこから新しい芽が出てきますよ。
剪定時期は3~4月・花後の9月頃のいずれかがおすすめです。
また、カランコエは花が次々に咲いてくる植物です。咲き終わり枯れてしまった花(花がら)をそのままにしておくと、種を作るために栄養を使い次の花が咲いてこない場合があります。
花がらは茎ごと取り除いてしまえば、さらにたくさんの花を咲かせることができるでしょう。
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カランコエの花が咲かない原因③日当たり
カランコエは日に当たる時間が1日に12時間以下になり、それと同時に寒さに当たらないと花芽が付かない性質があります。
カランコエは霜にも弱いため、冬は室内で管理している方も多いんですよね。
事実カランコエは気温が5度以下になると冬眠状態となり、活動しなくなります。そのままにしておくと枯れてしまいます。
ですが暖房のきいた暖かい部屋で育てていると花芽が付きにくくなります。寒すぎるのも問題ですが、暖かいのもよろしくありません。
室内で管理していると、どうしても蛍光灯などの光を浴びてしまうんですよね。カランコエはこれも日に当たっていると勘違いして、花芽をつけてくれないのです。
では花芽を付けるにはどうすればよいのかというと「短日処理」というのを行えばOKです。
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カランコエの短日処理とは
カランコエのように日が短くならないと花を付けない植物のことを「短日植物」と言います。一般的な短日植物の場合、日照時間が1日10時間以下になると花芽を付け始めると言われています。
つまり1日14時間以上暗闇の状態にしてあげれば、自然と花芽ができてくるという事になります。この状態にしてあげることが「短日処理」です。
方法は簡単です。段ボールなどをかぶせて光を遮断する。ただこれだけです。
カランコエの場合は寒さに当てる必要があります。寒さと言ってもカランコエの原産地は熱帯ですから、10度から15度が目安になります。暖房のついていない廊下などで十分だと思います。
昼間は日光を当ててあげて、夜間は短日処理を行う。これを1か月以上続けると、花芽ができてくるでしょう。その後は普通に育ててあげれば大丈夫ですよ。
ちなみに普段はカランコエは日当たりの良い場所で育ててあげてください。
夏の直射日光は葉焼けを起こしてしまうので避けてあげて、日陰の風通しの良い場所で管理するのが良いと思います。
冬は室内のできるだけ日の当たる場所に置いてくださいね。
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カランコエの花が咲かない原因まとめ
カランコエは何もしなくてもたくさんの花を咲かせてくれると思っていましたが、手をかけてあげないといけないんですね。
秋から春にかけて長く花を楽しめるカランコエ。花が良く咲く多肉植物として有名です。乾燥に強く育てやすいため、冬の定番の鉢花として人気があります。
光を当てすぎると、逆に花が咲かなくなるなんて。意外過ぎてびっくりです。
剪定や水やりの方法も重要です。やりすぎもやらなさすぎも良くありません。何事もほどほどがカランコエにとっては良いのです。