パイナップルリリーに花が咲かないのは、次のような原因があります。
- 日当たり
- 水不足
- 肥料
- 植え付け
- 害虫
見た目がパイナップルに似ているパイナップル リリー。
夏になれば太い茎を伸ばし、星の形の小さな花が多数つきます。しかし「待っても待っても花が咲かない」という経験をした人いませんか?楽しみである花が咲かないとショックですよね。
この記事では、パイナップルリリーの花が咲かない原因と対策を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
パイナップル リリーに花が咲かない原因と対策
パイナップル リリーに花が咲かない原因と対策を順に解説していきます。
パイナップル リリーに花が咲かない原因①日当たり
パイナップル リリーは、南アフリカの球根草花です。そのため暑さに強い植物です。
日が当たらない場所に置くと、株が大きくならず枯れる原因になります。
パイナップル リリーを育てるのに最適な場所は、1年通して日当たりと風通しの良いところです。地植えの場合は、植える前に日当たりが良いか確認してから植えましょう。
また日当たりが良い場所に置いていても、何かの影になって日が当たらなくなる場合もあるのでパイナップル リリーの周辺にはなるべく物を置かないようにしましょう。
とはいっても、真夏コンクリートの上に鉢を置いていると、日光でコンクリートが熱されて高温になることがあります。
暑さに強い植物ですが、あまりの高温だと根が傷んで弱ってしまいます。
直接コンクリートの上に置くのではなく、台を用意したり、レンガなどの上に置いてコンクリートから離すようにしてあげてくださいね。
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パイナップル リリーに花が咲かない原因②水やり
パイナップルリリーは水を多く与えてしまうと、花が咲かない原因になります。
庭植えの場合、根付いたら雨の水だけで十分。晴れの日が続いている場合は、時々水を与えるようにします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水がでるぐらいたっぷり水を与えます。毎日水やりをするのではなく、また土が乾いたときにたっぷり与えていきます。
夏は、なるべく朝か夕方に水やりをしましょう。お昼に水やりをすると、その水が熱くなってしまい根を傷める恐れがあります。
冬は、休眠期なので水やりをしてしまうと球根が腐ってしまい、次の時花を咲かせることはできません。そのため冬の水やりは完全に断ってくださいね。
パイナップル リリーに花が咲かない原因③肥料
パイナップルリリーは地植えの場合も鉢植えの場合も、肥料が必要です。
- 春と秋に二週間に一度液体肥料
- 月に1回暖効性固形肥料か油粕
このどちらかを与えます。
春の肥料は秋までの生育のためで、秋の肥料はは、開花によって消費した栄養を補うためです。
肥料が不足していると、うまく育たなく花を咲かせることができませんので、しっかりあげましょう。
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パイナップル リリーに花が咲かない原因④植えつけ
パイナップルリリーを複数育てる時、花が小さいので間隔を狭めにとってしまいがちです。
ですが、パイナップルリリーは葉が広がるタイプの植物なので、どちらも成長したときにぶつかってしまいます。
葉っぱがぶつかるということは、根の部分もぶつかっている可能性が高く、お互い栄養がうまく吸収できず、生育に影響→花が咲かない原因となります。
↓結構もさもさしてきます。
おはようございます。
— まこ (@makomintia) July 22, 2021
パイナップルリリーが今年も沢山の可愛い🌸を咲かせてくれました。球根なので冬場は土の上の部分は枯れてしまいますが、放って置いても今の季節に毎年🌸を咲かせてくれるのも好きな理由の一つです。
今日も無理せず穏やかな1日を💕#世界に一つだけの花 #SMAP pic.twitter.com/5g47bUCjvx
対策としては球根同士の間隔を30㎝ほど離し居て植えてあげましょう。
球根の大きさによって深さは異なりますが中型のものだと約20~30㎝、大型は約7~8㎝の深さに植えます。
鉢植えの場合は、球根1つで育てる場合が多いと思いますが、なるべく大き目の鉢で育てるようにしてくださいね。
すでに間隔を狭く植えてしまっている場合は、今から掘り出すと球根が傷んでしまいますので次のシーズンから感覚をあげてください。
鉢が小さいと根が張るスペースが小さく、根づまりを起こしやすくなります。花を咲かせるためには、植えつけのときからいろいろと考えておいた方がいいですね。
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パイナップル リリーに花が咲かない原因⑤害虫
他の植物もそうですが、パイナップルリリーもアブラムシの被害に遭います。アブラムシは、葉や茎をかじってしまい、植物を病気にさせてしまう厄介な害虫です。
アブラムシは4~6月に発生しやすいので、この時期に対策が必要です。アブラムシの駆除には次の方法があります。
- 牛乳スプレーを散布する
- 木酢液を散布する
- 農薬を散布する
1つずつ簡単に説明します。
牛乳スプレーを散布する方法
牛乳を霧吹きに入れて、アブラムシに直接噴きかけます。乾燥すると牛乳の粘膜が固まってアブラムシが窒息します。
木酢液を散布する
木酢液は、木炭を作るときに出る蒸発気を冷やして液体にしたものです。
木酢液は即効性はありませんが、予防効果も期待できます。
また土壌の消毒や有用微生物を増やす役目もあるので、植物の生育に良いと言われています。
薬を散布する
食用の野菜を育てている場合は木酢液でもいいんですが、パイナップルリリーの場合は農薬の方がすぐに効果があっていいと思います。
農薬を使うと、一度にたくさんのアブラムシを駆除できます。アブラムシが大量に発生してしまったときに農薬は効率的なアイテムです。
アブラムシを駆除できる農薬は色々と市販されていますが、中でも「モスピラン」というのが優秀です。
農薬に耐性のあるアブラムシも退治できますし、そのくせ花粉を運んでくれるミツバチなどには影響が少ない優れものです。
噴霧器を持っていない場合は、住友化学から出てくるスプレータイプのものが便利ですよ。
パイナップル リリーに花が咲かない原因まとめ
パイナップルリリーの花が咲かないのは、
- 日当たり
- 水不足
- 肥料
- 植え付け
- 害虫
の原因がありました。これらの原因のせいで、花が咲くまでの成長を妨げられ結果花が咲かないということになっている可能性が高いです。
1つでも当てはまる原因があれば、さっそく対策を行いましょう。対策を行えば、パイナップルリリーのかわいい花が待っていますよ。