ローズマリーに花が咲かない原因は大きく分けて
- 剪定していない
- 剪定する時期が悪い
- 水・肥料のあげすぎ
- 日当たりが悪い
- 株がまだ若い
この5つがあります。
どれも大事なポイントなのですが、特にローズマリー初心者さんの場合は「お世話のしすぎ」というのがよく当てはまります。
一生懸命お世話をしているのに咲かない原因は、まさかの愛情の注ぎすぎという場合があるんですよ。
この記事ではローズマリーに花が咲かない原因と対処法について書いていますので、当てはまる原因がないか確認してみてくださいね。
ローズマリーに花が咲かない原因
ローズマリーに花が咲かないと、ついついあれやこれやとお世話をしたくなってしまうと思いますが、そこはぐっと堪えて下さい。
何故かというと、ローズマリーは適切な場所(環境)に植えてあげれば、むしろ肥料や水はほとんど必要ないハーブだからです。
ただ、水や肥料はほとんど必要ない反面、花を咲かせようと思ったら剪定(せんてい)をしてあげることは重要になってきます。
花が咲かない原因を順に解説していきますね。
ローズマリーに花が咲かない原因①剪定していない
ローズマリーを生垣などにしたいからといって、伸ばしっぱなしにしていませんか??
ローズマリーの花というのは、新しく伸びてきた枝に花が咲くので、 剪定をして新芽が出てくるのを促進することはとても大切なんです。
適度に剪定をして、株に刺激を与えてあげてください。
人間でも古い角質を落としてあげた方がお肌のターンオーバー周期が早まりますよね?それと同じです。
剪定をしないとどんどん枝が古く太くなっていき、花を付けたとしても上の方しか咲きません。
また、葉っぱも上の方しか茂らなくて不格好になってしまいますので注意してくださいね。
ローズマリーに花が咲かない原因②剪定する時期が悪い
剪定が大事とは言っても、ローズマリーは剪定のしすぎ・剪定する時期が悪くても花が咲かなくなってしまします。
お住いの地域にもよるんですがローズマリーの剪定ができる時期は
- 4~5月頃(新しい枝が伸びてくる前)
に行うようにしくださいね。できれば気温15~25℃前後の気候が安定した時期がいいです。
ローズマリーの花はその年生える新しい枝から咲きます。
花の時期はだいたい11月~翌5月くらい。新しい枝が伸び始めるのは花が咲いた後ですので、5月以降に剪定してしまうと、秋からの花を付けられなくなってしまうというわけです。
剪定方法はとても簡単で、木質化した部分よりも上、緑の部分を少し残して剪定してあげてください。
上記図のようなイメージで、剪定してあげてくださいね。
ちなみに花が咲くようになったら、花が付いている下の部分から剪定すればOKですよ。
よく通年で料理用にローズマリーを使用している方も「ローズマリーの花が咲かない」という悩みを抱えているんですが、それは新芽を次々に収穫してしまうのが原因なんですね。
なので、花を咲かせたいときは収穫する時期を剪定に適した時期に合わせて下さい。ある程度まとめて収穫して保存しておくといいですよ。
ローズマリーに花が咲かない原因③水・肥料のあげすぎ
水のやりすぎ
花が咲かないな…なんてお悩みをかかえてらっしゃるくらいですから、一生懸命お世話をしていることと思います。
ですが、ローズマリーは乾燥を好む植物です。水をあげすぎると元気がなくなってしまうんですよ。
暑い夏でも土が乾いてから水をあげるようにしましょう。冬なら水やり頻度はもっと落ちます。
また、葉っぱが少し細くなってからあげるというようにしてもいいかと思います。
肥料のやりすぎ
これはローズマリーに限ったことではないんですが、一般的に植物は肥料を与えすぎると葉っぱが茂りすぎて花が付きずらくなるという性質があります。
※肥料焼けとはまた違います
肥料を与えていなくても、地植えで養分が豊富な場合や、鉢植えで鉢が大きすぎる場合も当てはまります。
株が大きくなるまでは窒素肥料を十分に与える必要がありますが、ある程度大きくなったら肥料を切りましょう。
夏~秋口くらいを過ぎて待望の花芽がつくようだったら、リン酸やカリに切りかえるといいですよ。
ローズマリーに花が咲かない原因④日当たりが悪い
ローズマリーは日光が大好きな植物です。お日様がガンガン当たるような場所でも元気に育ちます。
その一方で、半日蔭でも育ちますよという情報がありますが、その条件によっては花が咲きずらくなるということがあるんです。
室内で鉢植えの場合は、できるだけ日光の当たる場所に移動させてあげましょう。
地植えで移動が難しい場合は、日当たりや風通しを改善するために間引き剪定を行ったり水加減を調整するなど工夫をしてみてください。
ローズマリーに花が咲かない原因⑤株が若い
皆さんのローズマリーは植えてからどれくらい経ちますか??特に立つタイプのローズマリーだろ、花を咲かせるまでに何年か掛かります。
這うタイプのローズマリーは年間を通して花が付きやすく、植えたその年に咲くこともあるんですが、垂れるタイプや立つタイプは時間が掛かります。
もちろん条件にも寄るんですが、3~4年掛かったという方もいるくらいです。
花っていうのは花の生殖器官なので、株がある程度成熟しないと花を咲かせないんです。気長に待ってみるのも一つの方法かと思います。
まとめ
ローズマリーはツンデレというか、お世話を一生懸命すればするほど花が咲きずらいということは分かっていただけましたか??
日当たりのいいところに植えた後は、「じゃあ元気でな。」とお別れの言葉を告げるくらいで丁度いいのかもしれません。
そして適切な時期にカットしにいってあげると喜ばれます。
当記事で書いた原因が当てはまったら、その部分を改善してみてくださいね。きっとかわいい花が咲いてくれますよ。
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