スマホの指紋認証機能ってとっても便利で急いでいたり片手がふさがっていたりしても、すぐにスマホのロックが解除できます。
ですが利便性の裏で実は危険とも言われていることが分かりました。
勝手に指紋が使用され、ロック解除されてしまうことがあるのです。
その他にも、自分の指先でなくてもロック解除できてしまったり、自分自身でもロック解除ができなくなったりする危険性があることも分かりました。
そこで、今回は、スマホの指紋認証が危険と言われる3つの理由をご紹介するとともに、指紋認証の突破を防ぐ対策、指紋認証の仕組みについてまとめました。
スマホの指紋認証が危険と言われる理由3つ
スマホの指紋認証機能は便利ですが、ロック解除の条件に指紋を使うが故に、危険でもあるのです。
危険と言われる理由を3つ見ていきましょう。
スマホの指紋認証が危険な理由①勝手に指紋が使用されることがある
ロック解除の条件が指紋ということは、その指紋の持ち主である自分の指先が勝手に使われれば、意思に関係なく無断でロック解除できてしまうのです。
そんなことってあるの?と思うかもしれませんが、実はよくあることなんです。
どういう時にロック解除されるかというと、寝ている時です。
寝ている時に、他人が自分の指を持って、スマホの指紋認証をする部分に押し当てるのです。
簡単にスマホのロックは解除されます。
中には、旦那さんが睡眠中に奥さんが勝手に旦那さんのスマホのロックを解除し、そこから浮気がばれたということもあるようです。
スマホの指紋認証が危険な理由②自分の指先でなくてもロック解除できることがある
ロック解除の条件が指紋ということは、自分の指先が実際に使われなくても、同じ指紋さえあればロック解除できるということです。
これは色々な事例が報告されています。
1つは、粘土を使った事例です。
子どもが遊ぶための粘土にユーザーの指先を押し当てて、指紋の型をつけます。
それを使って、スマホのロック解除をしたというのです。
また、写真を使った事例もあります。
ユーザーの指紋の写真を特殊なインクで印刷し、それを使ったのです。
こんな事例も考えられますよね。
3Dプリンタを使って、ゴムのような素材でユーザーの指先を再現してしまうとか。
スマホの指紋認証機能の精度も日に日に進歩してはいるはずですが、ロック解除の技術も進歩していたら、いたちごっこですね。
スマホの指紋認証が危険な理由③自分自身でもロック解除できなくなることがある
先ほど紹介した2つの危険は、スマホの中の情報が無断で見られてしまう危険でしたが、これはスマホの中の情報が自分自身で見られなくなってしまう危険です。
実際にわたしも体験したことがあります。
手が荒れてガサガサになり、指先がひび割れてしまった結果、指紋が認証されなくなってしまったのです。
また、こんなこともありました。
趣味でビニールテープを使ったバッグを作っているのですが、その際に瞬間接着剤を頻繁に使います。
とても細かい作業なので、瞬間接着剤が指先に付いてしまうこともよくあって、しかも水や石鹸で洗い流してもなかなか取れないのです。
指先は瞬間接着剤でツルツルになって、指紋がない状態に。
結果、スマホに指紋が認証されなくなってしまったのです。
それ以外にも、怪我をした時にもこれは起こりえます。
自分のスマホなのに、指紋認証がゆえに、指紋が万全でなければロック解除できないという悲しい現象です。
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指紋認証の突破を防ぐ対策
それでは、指紋認証の突破を防ぐにはどうしたらいいのか。
残念ながら、指紋が万全でないがゆえにロック解除できない、という時の対策は見当たりませんが、スマホの中の情報を無断で見られてしまう危険を少なくすることはできます。
それは、登録する指紋を工夫するという方法です。
一般的には、指紋認証のために指紋を初期設定する際、自分の好きな指の、指の腹の指紋を登録する人が多いですよね。
ですが、登録する指紋を、指の腹の中心にせず、少し左右にずらしたり、上下にずらしたりするのです。
そうすれば、睡眠中などに無断で指先を使われたとしても、なかなかロック解除は難しくなりますよ。
ただ、注意点もあります。
特殊な位置の指紋を登録しているということは、ロック解除する時に他人が見て違和感があるはず。
「なんだか変わった位置で登録しているんだな。」とか、「ロック解除しにくそうだな。」とか思われる可能性があります。
そうすると、その他人には指のどの部分で指紋認証しているかばれてしまいます。
ですから、できるだけ、指紋認証でロック解除する際は、指先を見られない方がいいですよ。
指紋認証の仕組み
最後に、指紋認証の仕組みをご紹介します。
指紋認証の仕組みは、あらかじめ登録した指紋が、ロック解除しようとする時に使われた指紋と一致するかどうかを認証し、一致すればロック解除するというものです。
そもそも指紋とは、汗が出る穴である汗腺が盛り上がってできた模様のことを言います。
汗腺は他人と完全に同じであることはないので、よって指紋も他人と完全に同じではないと言われています。
パスワードをロック解除の条件に使えば、パスワードを他人に覚えられたり、ランダムな数字を総当たりで入力されたりすると、ロック解除される危険があります。
ですが、指紋は他人と完全に同じではないため、唯一のもの。
ですので、本来セキュリティの高さは相当なものなんですよ。
スマホの指紋認証が危険な理由まとめ
今回は、スマホの指紋認証が危険と言われるのは、
- 「勝手に指紋が使用されることがある」
- 「自分の指先でなくてもロック解除できることがある」
- 「自分自身でもロック解除できなくなることがある」
という3つの理由があること。
また、指紋認証の突破を防ぐ対策は、登録する指紋を、指の腹の中心にせず、少し左右にずらしたり、上下にずらしたりすることが大切。
また、指紋認証は本来であればセキュリティの高さが相当なものであることをご紹介しました。
今や、スマホがないと生きていけないという人も多いですよね。
個人情報の塊のようなスマホです。この記事を参考にして、他人からうまくスマホの情報を守ってくださいね!
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