ペイズリー柄ってスカートやコートの裏やカーテンや壁紙などなどなど、いろいろなものに使われていますが、一体何がモチーフなんでしょう?
花の様な気もするし、虫の様な気もするし・・・
この記事では、生活に溶け込んでいるペイズリー柄について詳しく調べてみました。
ペイズリー柄のモチーフって何なの?
ペイズリー柄ってよく見れば見るほど不思議ですよね。
ちょっと画像サイトから「ペイズリー柄」で画像を引っ張ってきましたが、ちょいと調べただけでも色んなパターンのペイズリー柄があります。
これらに共通しているモチーフは一体何なのかリサーチしてみると
- 種子
- 胞子
- 果実
- 花弁
- 菩提樹
- 胎児
- ゾウリムシ
- ミドリムシ
- 草花
- ザクロ
- マンゴー
- 松かさ
- 糸杉
- ナツメヤシ
- トネリコ
などなど、出てくる出てくる(笑)
全てネット上でリサーチしたものなので信ぴょう性は定かではありませんが、中にはちゃんと文献から情報を調べてまとめているサイトもあったので、全て間違いということはなさそうです。
これらに共通しているのは「生命」ですね。草花や樹木、命をモチーフにして複雑に絡めていった結果、現在のペイズリー柄として定着していったのでしょう。
ペイズリー柄は人にどんな印象を与えるの??
生命力の象徴的に使われているペイズリー柄ですが、人に与える印象はまちまちです。
繊細な模様で好きと言う人もいれば、中にはゾウリムシやミドリムシみたいで嫌い!気持ち悪い!という方も。
でも虫っていうのは間違いじゃなくて、実際ゾウリムシなどをモチーフにしているという話もありますが、やっぱり虫嫌いな人のアンテナに引っかかってしまうこともあるみたいですね。
ただ、日常的にとても浸透している柄なので、本来のモチーフの持つイメージからはかなり離れているんじゃないでしょうか?私は若い女性も積極的にペイズリー柄、使っている印象がありますね。
要はどんなものも使いようということです。
ヒョウ柄だって、大阪のおばちゃんがバーーーンとTシャツ全面プリントを着ていれば「うわっ出た!!」って印象になりますし(笑)
靴や小物にポイントとして使えば「おしゃれーー」って言われたりします。
しかもペイズリー柄って、本当に色んなカラーで色んなパターンで存在します。毒々しい色もあれば、薄い色でほんわかイメージになれるものもあります。
センスが・・・問われますね・・・。
ペイズリー柄の意味は?どこからやってきたの?
ペイズリー柄というのは、インドのカシミール地方が発祥とされています。この地方でカシミア・ショールが作られていたんですが、それに使われていた伝統模様なんですよ。
最初のころは簡単な花弁模様だったらしいんですが、長い年月をかけて複雑な模様に変化していきました。
今でこそプリント技術や機械化によって簡単に布に模様を作れますが、当時はとても高度な技術がないと作れない模様だったそうです。
そして、インドがイギリス領だった時代(19世紀)にイギリスの兵士がこの織物を祖国スコットランドに持ち帰りました。
そこからスコットランド(イギリス)のペイズリー市でこの柄が量産されるようになって、「ペイズリー柄」という呼び方が浸透していったんです。
ペイズリー柄という呼ばれ方が浸透する前は
- インド・・・ブータ・カルカ(不明)
- イラン・・・ボテ(灌木・茂み)
- 中国 ・・・火腿紋(豚のハム)
- 日本 ・・・松毬・勾玉(まがたま)
など、各地でいろいろな呼ばれ方をしていたんですよ!中国の豚のハムは、言われてみればそうだけど、さすがの一言ですよね(笑)
と言う感じで、ペイズリーというのは意味ではなくて、地名だったんですね。
ペイズリー柄とは?まとめ
洋服やインテリア雑貨・バンダナを代表とする小物などなど、現在日常的に良く目にするようになったペイズリー柄については理解は深まりましたでしょうか?
よく見るけど、よく分からない柄として身近に潜むペイズリー柄。
なんとなく、生き物を発想させるような柄だとは思っていたけど、実際そうだったんですね。
生命の象徴として使われているということが理解できると、コートの裏地によく使われてるのもちょっと納得。ちょっと元気になりそうですよね。
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