カシワバアジサイの花が咲かない4つの原因と初心者でもできる対策をご紹介

カシワバアジサイに花が咲かない原因は、大きく分けて

などが考えられます。

カシワバアジサイは花期が長く、ほかのアジサイと比べて丈夫な品種であることからも人気の植物です。

その可憐でボリューム感のある花の姿は見ていてとても癒されるものですが、ときどき、開花期を迎えているのに花が咲かないというケースがあるようです。

この記事では、カシワバアジサイに花が咲かない場合に考えられる原因と、その対策について書いていきます。

もし、ご家庭で育てているカシワバアジサイに花が咲かなくて悩まれている場合は、是非この記事を参考にしてみてくださいね。

カシワバアジサイに花が咲かない原因①剪定の時期が適切でない

カシワバアジサイは基本的には育てやすい植物ですが、伸びてくるにしたがって樹形のバランスが悪くなってしまいます。

ですのでまずは成長過程で適切な剪定をしてあげることが大切です。

そして、少し惜しいのですが、開花期に咲いた花が咲ききってしまう前にも剪定をしてあげることが、翌年の花芽を作るうえでの重要なポイントになります。

開花期の剪定があまり遅くなってしまうと、翌年の花が咲かない可能性もありますので、なるべく花期直後の剪定を心がけてあげましょう。

開花期に剪定をするうえでのポイントとしては、花芽は伸びた枝の先につくという性質を頭に入れておいて、

今咲いている花よりひと節かふた節分下を切ってあげるようにします。

すると、切り取ったすぐ下の葉の根元に新しい芽が出てきます。

その芽が次第に枝へと成長して、先端に花芽がつくのです。

この剪定の仕方を誤ってしまうと、花芽がつかないままになってしまい、翌年の開花期に花が咲かなくなってしまいます。

ちなみに冬の休眠期にはさほど剪定は必要ではありませんが、葉や枝が混み合ってくると風通しが悪くなり、湿気を帯びて病気や害虫などの原因になってしまいます。

そうならないよう様子を見ながら、少しずつ剪定してあげるようにしてくださいね。

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他の植物同様、カシワバアジサイを育てるうえでまず大切なものは、日光です。

日に当たる時間が少なすぎると、結果的に花つきが悪くなってしまいます。

ですので、地植えの場合も鉢植えの場合も、基本は半日陰程度の、程よく日が当たる場所で育ててあげましょう。

ただし夏場の直射日光は良くないので、くれぐれも気をつけてあげてくださいね。

夏の強い日差しに当たりすぎると葉焼けの原因にもなるほか、株全体が元気をなくして枯れてしまうこともあります。

また、カシワバアジサイは少し湿り気のある環境を好むため、一年をとおして土まわりや置き場所が乾燥しすぎないよう注意しましょう。

地植えの場合も鉢植えの場合も、最初の植え付けのときに、腐葉土を混ぜ込んであげるのが良いでしょう。

程よく水がはけつつ、水もちも良い土で育ててあげるのが、カシワバアジサイが生育するうえでの大切なポイントです。

先ほどもお伝えしたように、カシワバアジサイは少し湿り気のある環境を好む植物です。

水切れして乾いた環境が続くと葉が枯れてしまい、結果的に花も咲かないままになってしまうので、暑い日が続く夏場は特に注意が必要です。

日中ではなく、朝もしくは夕方にたっぷりと水やりをしてあげてくださいね。

地植えの場合は適度に湿度のある環境であればさほど気にする必要はありませんが、鉢植えの場合は特に気をつけながら水やりの頻度を加減してあげましょう。

カシワバアジサイには春から秋にかけて、ハダニやコジラミなどの害虫がつくことがあります。

これらが葉に付着してしまうと、その影響で花つきが悪くなってしまうこともあるので、定期的に、害虫がいないかをチェックしてあげてください。

もし発見した場合は、早めに薬剤を散布するなどして、駆除してあげましょう。

また、カシワバアジサイがかかりやすい病気のひとつに、うどんこ病というものがあります。

うどんこ病は、発生すると葉の表面が粉をかけたように白くなります。

この病気が進行すると、花はおろか株全体が枯れてしまうことにもなりかねないので、もし発見した場合はすぐに病気の葉やその周辺の葉を取り除いて、病気の拡大を防いであげるようにしましょう。

見た目にもわかりやすいと思いますので、定期的に葉の表面をチェックしてあげてくださいね。

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カシワバアジサイの開花期は、5月の半ばから7月頃です。

白く可憐な花を咲かせる開花期が過ぎると、秋に向けて紅葉を始めるため、季節ごとの彩りを感じながらその美しさを楽しむことができるのも、人気の理由のひとつです。

基本的には育てやすい植物ですが、せっかくの花を楽しめずに開花期を終えてしまうことがないよう、是非この記事でお伝えした内容を参考にして、ご自宅でカシワバアジサイを楽しく育ててみてくださいね。