ドウダンツツジに花が咲かない原因は大きく分けて
- 剪定方法に問題がある
- 日当たりが悪い場所で育てている
- 肥料が適切でない
- 水やりが足りない、土が乾燥している
などがあります。
ドウダンツツジは、提灯ともベルとも例えらえるような、コロンとしたかわいらしい形の花を咲かせることで人気の植物です。
花期は3月から4月ごろですが、ときどき、花期を迎えても、その白い花がなかなか咲かないケースがあるようです。
この記事では、ドウダンツツジの花が咲かない場合に考えられる原因と、その対策について書いていきます。
もし、ご家庭で育てているドウダンツツジに花がなかなか咲かなくて悩まれている場合は、是非この記事を参考にしてみてくださいね。
ドウダンツツジの花が咲かない原因①剪定方法に問題がある
ドウダンツツジは剪定のタイミングを誤ってしまうと、それが花が咲かない原因となってしまうことがあるのです。
ドウダンツツジの開花期は先ほどもお伝えしたように3月から4月ごろですが、この花が咲き終わって、新しい花芽ができるのがだいたい7月ごろになります。
花芽がもうできあがっているタイミングで剪定をしてしまうと、せっかくできた花芽を切り落としてしまうことになるんですよね。
↓花の後にこういうのがニョキニョキ出てきますから。これは切ってはダメです。
ドウダンツツジの花芽もいつの間にか膨らみ始めていました。こちらも開花は意外と早い…?#ドウダンツツジ pic.twitter.com/s0G1P0zIkV
— あんだば (@matundaba79) March 20, 2022
花芽を切り落としてしまうと次の開花期になっても花が咲かないため、もし剪定をしたい場合は、花後なるべく早めにしてあげることがポイントです。
遅くとも6月ごろまでには剪定を済ませておくようにしましょう。
ドウダンツツジは基本的には整って育つため、大幅な剪定は必要ありません。
ですが、あまりにあちこちに葉や枝が伸びてしまうと見栄えが悪くなります。
また、枝が混み合ってくると、そこが風通しが悪くなってしまい、湿気から病気の原因になることもあるため、それらを避けるためにも程良い剪定をしてあげるといいですよ。
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ドウダンツツジの花が咲かない原因②日当たりが悪い場所で育てている
ドウダンツツジは日光を好む植物です。
ですので、地植えの場合でも鉢植えの場合でも、なるべく日当たりの良い場所を選んで育ててあげましょう。
日当たりが悪い場所で育ててしまうと、花が咲くことはおろか、株全体が生育不良になってしまいます。
きちんと日光に当たって育つことで株全体がしっかり元気に育つので、開花期にも花が咲きやすくなります。
ただし、夏場の直射日光は少しきつすぎるので、葉焼けの原因になってしまったり、株全体が弱ってしまうため、くれぐれも気をつけてあげましょう。
地植えの場合は、動かすことができないため、周りに背の高めの樹木を植えたり、日陰を作ってあげるようにしましょう。
鉢植えの場合は、夏場は風通しの良い半日陰になるような場所に移してあげてくださいね。
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ドウダンツツジの花が咲かない原因③肥料が適切でない
ドウダンツツジを元気に育ててあげるためには、肥料の分量も大切です。
- 12~2月ごろの寒肥
- 花後のお礼肥
の年に2回あげるのがベストです。
寒肥というのは庭木を育てる上で一番大切になってくる肥料で、木が休眠状態になっている間にあげあるんですよ。
花の付き方などにも影響してきますので、冬場にしっかりと与えてあげましょう。
ドウダンツツジにおすすめの種類は油粕などの有機肥料を与えるのがベストです。こちらの商品のように発酵済みのものを選ぶと肥料焼けもしませんし、臭いも気になりませんよ。
色々と粒のサイズがあるんですが、庭木用のもの寒肥としてはこの「中粒タイプ」がいいです。窒素分の多い肥料を与えてしまうと、花付きよりも葉が茂りやすくなるため注意が必要ですよ。
また花の後に与える「お礼肥」としては、すぐに効果が出る化成肥料がいいです。
肥料不足でも生育が悪くなってしまいますが、与えすぎもまた、花つきが悪くなってしまう原因となります。
適切な時期に適切な量で肥料を与えてあげることが、開花期に花を咲かせるための大切なポイントです。
生育の様子を見ながら、適切な肥料を与えてあげることが、開花期に花を咲かるためにはとても大切なのです。
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ドウダンツツジの花が咲かない原因④水やりが足りない、土が乾燥している
ドウダンツツジは地表近くに、浅く細い根を張るタイプの植物です。なので水切れを起こしやすく、特に夏場は注意が必要です。
水切れを起こしてしまうと乾燥の原因となり、開花期に花が咲きにくくなってしまうので、様子を見ながらたっぷりと水をあげるようにしてください。
庭木だとついつい雨水だけで大丈夫と思ってしまいがちですが、根っこの張り方によって配慮が必要だったんですね。
かなり広範囲に根が張るので、土が乾いてきたら根本だけでなく周辺の土もしっかりと湿らせてあげるようにしましょう。
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ドウダンツツジの花が咲かない原因まとめ
ドウダンツツジは、一年をとおして緑の葉や、愛らしい花を楽しむことができる植物です。
白い小ぶりの花が枝にぶら下がるように下を向いて咲くさまは少しユニークで愛らしく、上手に育ててあげれば、毎年その花を咲かせてくれます。
今ご家庭でドウダンツツジを育てている方も、これから育ててみたいと思われている方も、開花の時期にはそのかわいい花たちをしっかり楽しめるように、是非この記事を参考にしてみてくださいね。