バジルの摘心・切り戻し方法|収穫量を増やし1株からバジルソースを作る!

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ガーデニング

バジルの摘心方法は下から2~3節目を清潔なハサミでカットします。

そうすることで、脇芽が伸びるので摘心せずに育てるよりもたくさんのバジルの葉を収穫することができますよ。

摘心に際していくつかポイントがありますので、この記事でまとめました。私もバジルを栽培し摘心することでバジルソースを作ることができたので、参考にしてくださいね。

バジルの摘心(切り戻し)方法は?

バジルの摘心方法は、下から2~3節目の茎のところをカットしてあげればOKです。しばらくすると残した節のところから2つずつ脇芽が出てきます。

摘心することでこの脇芽がそれぞれ大きく成長するので、何もせずに育てるよりも収穫量が格段にUPしますよ。

摘心をする時は、脇芽の成長を邪魔しないように葉っぱの5mm程度上をカットするようにしてください。

脇芽が育ってきたらまた2~3節分残して収穫しましょう。

するとそのカットしたところからまた脇芽が2つ出て…という繰り返しになるのでシーズン中は無限にバジルを収穫することができます。

伸びた脇芽は葉っぱが10枚程度伸びた頃でカットすると、よりたくさんのバジルを収穫できますよ。

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バジルの摘心に失敗しないコツ

逆に摘心せずにそのままにするとバジルの花が出てきます。花はそのままにしておくと、栄養が全部花にいってしまうので、バジルの味や香りが落ちてしまいます。

葉っぱの勢いも落ちてしまうんですね。

ちなみにバジルの花はこんな感じです。↓

そして最終的に種を付けて、「もう私の役目は終わった」と思って枯れてしまいます。

ですから、花芽が出た段階でできるだけ早めに摘んであげてくださいね。理想は花が出る前に収穫です。

花も葉っぱと同様に食べることができます。可愛いので一緒にパスタなど料理の上に乗せてあげましょう。

※私がバジルを購入した時はすでに花が咲いている状態でした。(花がつくと勢いが落ちると知らずに…)この状態だと種ができてしまうので、一番上部の芯と脇芽からの花をそれぞれカットしました。

カット後はこんな感じに。

その後は少し勢いが落ちてますが、しっかりと脇芽が伸びてたくさんのバジルを収穫することができていますよ。

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バジルを摘心するタイミング

バジルを摘心するタイミングは葉っぱが2~3節まで育った段階がベストです。

バジルは4~5月に購入することが多いと思いますので、6月頃から行うといいですよ。

その前のタイミングでも摘心してしまって構わないのですが葉っぱから水分が蒸散する量が少なくなってしまうので、根腐れを起こしやすくなります。

葉っぱで光合成して得る栄養分も少なくなってしまいますからね。

暑い7月に入ると花がつきやすくなるので、花が咲く前にこまめに摘心するようにしてくださいね。

バジルの摘心を挿し穂や水耕栽培に

バジルはとても生命力が強いハーブなので、摘芯した部分を土や水に挿しておけばそのまま育てることができます。その時のポイントを説明しますね。

挿し穂

摘心したバジルはそのまま土に挿しておくと、根っこが出て大きく育ちます。その際以下のことに注意してください。

  • 摘心するハサミは清潔なものを使う
  • 葉っぱは半分にカットして蒸散を抑える
  • 水はけのよい土(バーミキュライトなど)を使用する
  • 穴をあけてから挿し穂を植える
  • 植えて1週間ほどは室内の明るい日陰で育てる
  • 肥料は使わない

摘心した挿し穂はすごくデリケートです。水や栄養を吸い上げる管が潰れてしまうと、すぐに腐って成長しなくなってしまうので丁寧に扱いましょう。

挿し穂を植える前にはたっぷり水をあげ、その後も毎日水をあげて下さいね。2週間程度で発根しますので、そこまでは外に出さないで育てましょう。

水耕栽培

バジルの摘心部分を水に差せば水耕栽培することができます。このような感じです↓

水は毎日取り替えて清潔な状態にしておいてください。一週間もすると根っこが生えてきますので、そしたら液肥を与えてください。

バジルは肥料切れを起こすと下の方の葉っぱが黄色くなって枯れてしまうので、規定量を使うようにしてくださいね。

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バジルは摘心部分も食べられる

バジルは摘心した部分はもちろんのこと、花芽の部分も食べることができます。

大量に収穫してバジルソースにする場合は、最後の収穫まで待つ必要がありますが、アヒージョの香りづけや、マルゲリータのトッピングに使用する場合は十分だと思いますので、どんどん使ってあげてくださいね。

バジルは追肥を忘れずに

特にバジルを鉢植えで育てている場合は肥料切れに要注意です。

バジルは肥料が切れると、下の方の葉っぱが黄色くなって枯れてしまいます。

私は最初寒さに当てられたから葉っぱが黄色くなっているのか?と思っていましたが、脇芽もひょろひょろと弱そうなものが生えてきたので肥料切れだと気付きました。

↓この写真のバジル、葉っぱが垂れてますし下の方の葉の色が悪いですよね。これ肥料切れです。

症状がまだ出てない時は緩効性肥料を置いてあげればOKです。

もしすでに葉っぱが黄色くなっていたり、脇芽が小さい&葉っぱが細いなどの症状が出ているなら液体肥料か、化成肥料と言って、効き目の早いものを選ぶようにしましょう。

化成肥料の場合は10日~2週間に一回程度はしっかり追肥をしてあげてくださいね。

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バジル摘芯のメリット

バジルの摘心は収穫量を増やすために必要な作業になっていますが、他にもバジルにとってメリットがあるので紹介します。

それが、

  • 脇芽を摘むと葉っぱが蒸れにくくなる
  • 病害虫が付きずらくなる

ということです。

バジルは湿気には強い植物ですが、梅雨時期など多湿が続くと蒸れて葉っぱが枯れあがってしまいます。

なので適度に摘心をして風通しを良くしてあげることは大事な作業になってきます。

また、摘心をして風通しがよくなることで病害虫が付きずらくなることも大きなメリットです。

葉っぱが混みあっていると見つけられない害虫も発見しやすくなりますし、アブラムシなどの害虫も風通しがよい方が寄り付きにくいです。

バジルを元気に育てるために大事な知識になりますので、しっかり押さえておいてくださいね。私は被害に遭ったことがないのですが、虫に食べられるとこんなことに↓

ちなみにバジルは害虫が付きやすいハーブです。食用ですから農薬も使うことに抵抗がある方がほとんどですし、ハーブ対応の市販農薬も数が少ないのが現状です。

そこで、どのような害虫がつき、どのように駆除予防をしたらいいのか?という知識が重要です。以下の記事にその内容をまとめていますので参考にしてくださいね。

→バジルに付く害虫一覧|虫食いの予防方法と駆除方法は?

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