お店に並んでいるキャベツに白い粉みたいなものがついてるのを見たことは、ありませんか?
お店で売っている物なので安全だと分かっていても不安になりますよね。
キャベツに白い粉がついていて、なんだろう?カビ?と心配になったことがある人もいるのではないでしょうか。
イボのような塊がついていたり内側から白っぽい水滴が、ついていることもありますよね。
その白い粉は乾燥や病気からキャベツを守るために分泌してついてるだけです。
体に害があるものでは、ないので洗い落とせば食べれます。
その白い粉の正体について詳しく紹介します。
キャベツの白い粉の正体は農薬ではない
キャベツには茎や根元の芯の部分に白い粉がついてることがあります。
これは農薬ではなく、キャベツが自分を守るために出してます。
『ワックスブルーム』と呼ばれています。
強い日差しや気温・気候などの変化に対応したり虫から身を守るためなのです。
ワックスブルームとは天然の『ロウ物質』です。
初めから粉ではなく雨などで流れて集まった場所で乾燥して粉になります。
なので水滴が溜まりやすい根や茎についてることが多いです。
野菜や果物など新鮮なものに出るので新鮮な野菜を選ぶ時の目安になりますね。
あと美味しいキャベツを選ぶ時の目安になるのが、光っているものより白い粉がついてる方を選びましょう。
キャベツだけでなく、きゅうりやブロッコリーやブドウとかにも、よくみられます。
これから買い物する時は意識して見てみてください。
キャベツの白い粉は葉の表面や根元・芯に色々な形状で出現する
白い粉の中には、こすっても取れない白い塊は『カルス』と言います。
これは簡単にいうと人間でいう(かさぶた)になります。
カルスがついてる場所は外葉の裏側が多いです。
大きさは2mm〜5mmくらいまでのものが多いです。
キャベツは虫に食べられり鳥に食べられ、何かしらの原因で傷つくと自力で治そうとします。
その部分の細胞分裂が始まり、白く盛り上がったコブのような塊を作ります。
そして小さな白い粒や大きい塊になります。
葉の表面は白っぽい水滴がついています。
これも農薬ではないので安心してください。
葉と葉の間には湿気があり冷えると結露として水滴が現れブルーム(白い粉)と一緒になり白い水滴となります。
白いと農薬?と心配になってしまいますよね。
キャベツが自ら出してるものなので安心してください。
キャベツの一部なのでもちろん食べても大丈夫です。
大きい粒や小さい粒とバラバラで固い塊はカルスなので安心しましょう。
同じ大きさの塊は虫の可能性があります。
必ず買う前に確認してから買いましょう。
キャベツの白い粉の洗い方
キャベツの葉っぱを1枚ずつ洗う人は白い油膜のようなものが浮いてきたことはありませんか?
何も知らずに見た方はびっくりしたでしょう。
これも農薬ではなくて、ワックスブルームが水に溶けて出てきたものです。
キャベツは内側から新しい葉が重なってできます。
なので内側に葉は土や虫、農薬がつくことがないので綺麗です。
なので内側は洗わなくても大丈夫です。
しかし外側の葉にはたくさんのビタミンCが含まれているので捨てるのは最小限にしましょう。
外葉は汚れや虫がついてることがあるので洗う必要があります。
栄養素は水と共に流れてしまうので素早く洗いましょう。
キャベツは5分水につけると2割もビタミンが流れてしまいます。
ただし無農薬の場合は違います。
内側の葉も必ず洗ってください。
特にキャベツは虫がつきやすい野菜と言われているので無農薬のキャベツは内側まで虫がいる可能性が高いです。
ワックスブルームは春キャベツより冬キャベツの方が多いそうです。
見分け方としては春キャベツは甘味が強く冬キャベツは火を通すと甘味が増します。
キャベツの白い粉の正体まとめ
・白い粉は農薬ではなく、キャベツが自分を守るために出している『ワックスブルーム』というもの。
・水滴がつきやすい根や茎についており洗い流せば大丈夫
・こすっても取れない白い塊は『カルス』と呼ばれている。
・白っぽい水滴はワックスブルームと水が混じったから内側の葉は綺麗だから洗わなくても大丈夫
・外側の葉は虫や土がついてるので洗う
・キャベツを洗うとビタミンも流れるので素早く
・無農薬は内側も洗う
キャベツの白い粉の正体はワックスブルームというキャベツ自身が身を守るために出しているロウ物質です。
農薬?と心配されていた方は安心されましたか?
知らないと農薬?と思ってしまいますよね。
私も知らなかったので知った時は驚きました。
白い=農薬という概念がなくなりました。
私は、これから野菜や果物を選ぶ時はワックスブルームとカルスを確認してから購入するようにしたいと思います。
この記事をきっかけに買い物の時には確認してみてください