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生活

コンポストの匂いを抑えるポイント【入れていいもの・入れてはいけないもの】

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コンポストはうまく発酵させることができれば、匂いはほとんど気になりません。

ただ、あまりコンポスト向きではない生ごみを入れてしまったりすると話は別。

コンポストの中でかなりの悪臭が発生してしまいます。

この記事では、コンポストの匂いがどの程度なのか。

また、コンポストの匂いを軽減するための上手な生ごみの投入方法やポイントをまとめました。



コンポストの匂いはほぼ無臭

冒頭にもあるように、コンポストは上手に発酵が進むとほとんど匂いを出しません。

どれくらいの匂いかというと、「腐葉土の匂い」くらいです。

要は、土臭い程度でほっとんど不快な匂いは出てこないってことです。

水分量や生ごみの分量、種類を守ればベランダにコンポストを置いてもお隣さんと気まずい雰囲気になることはまずありませんよ。

ただ、コンポストのタイプによっても匂いは少し違っていて、「密閉」タイプのコンポストだと、少しヨーグルトっぽい発酵した匂いがします。

ダンボールやバケツを利用したかき混ぜるタイプのコンポストに関しては、問題なしですよ。


コンポスト内が腐敗するとかなり臭い

ダンボールやバケツ・ペットボトルを利用したコンポストでも、失敗するとかなり臭くなります。

腐った食材の臭いを嗅いだことがある人なら分かると思います。普通にオエッってなります。

あの、納豆のさらに上の上を行くような、腐敗した匂いですね。

水が腐った臭いと混ざってる感じで、もはや耐えられる代物ではありません。

しかも、ひとたび臭いが発生すると途端に虫が寄ってきてしまいますので要注意です。

コンポストが臭い始めると虫が寄ってくる

以下の記事では、虫を予防するためのネットやTシャツを使用した方法をまとめています。

虫が発生してしまった時に温度を上げて退治する方法も書いてあるので、事前にチェックしておくといいですよ。

>>コンポストにうじ虫がわかないようにする方法・駆除方法

コンポストに入れる中身

コンポストの中に入れるものは、「生ごみ」と、それを分解する土「基材」の2つです。

基材には菌が活性化するような適切な配合があります。

生ごみにも菌が分解しやすい入れていいものと入れてはいけないものがあります。

これを知っておくと、菌を上手に活躍させることができますので、匂いの発生を抑えることができます。

中身について、それぞれ解説していきますね。

コンポストの材料(基材)

コンポストの匂いの発生を防ぐために、コンポストに入れる最適な土の材料を紹介しますね。

使用するのは以下の2種類。

  • ピートモス
  • 籾殻くん炭


の2種類が基本です。

これをピートモス:籾殻くん炭=6:4の割合で混ぜてからコンポストに入れてください。

3:2という情報もありますが、その辺はアバウトで大丈夫です。

ピートモス気持ち多めに入れましょう。

これに発酵を促進させるために、「発酵促進剤」「米ぬか」をプラスしたり、消臭効果を狙って「コーヒーかす」を入れることもできます。

発酵促進剤・米ぬか

発酵促進剤を入れると、菌の働きが活発になるので発酵がどんどん進みます。

早めに堆肥にしてしまいたい方は利用するといいです。

その際は、色々と種類が出ているので注意が必要です。

密閉式コンポスト対応だったり、ダンボールコンポスト専用があります。

ダンボールや釣鐘状のコンポストなら以下の商品が王道です。


また、米ぬかを発酵促進剤と同じ役割として使うこともできます。

自宅で玄米を精米して出る米ぬかを使用してもいいし、市販されているものを利用してもいいです。

↓この商品は10キロで正直多すぎなんですが、2㎏くらいのだと途端に割高で1100円もします。

コンポストを長く続ける予定なら、これくらいあった方が得かもしれません。


米ぬかは一つかみくらいを1~2週間に一回混ぜ込むくらいが適量です。

水分調整にも利用できるので、水が多すぎたかな?と思う時にもサラっと入れましょう。

米ぬかを入れておくと菌が活発に活動できるようになるので、コンポストが熱くなります。

コーヒーかす

コーヒーかすにはものすごい消臭効果がありますし、発酵すると栄養豊富な堆肥になってくれます。

カフェインとか心配しなくて大丈夫です。ただ、土が水っぽい時は一度乾燥させてから利用する方がいいですよ。

自然乾燥だとカビるので、レンジやフライパンを使用してすぐに乾燥させる方法を以下の記事でまとめてあります。

>>コーヒーかすの効率的な乾燥方法

コンポストに入れていいもの・入れてはいけないもの

コンポストには生ごみは基本的に何でも入れて大丈夫です。

が、中には分解されずらく、最後に乾燥させる前に砕いて取り除く必要があるものも。

また、匂いが強いものや、微生物の働きを弱めてしまうものもあります。

ベランダでコンポストを使用する時は特に匂いが気になると思いますので、そういった生ごみは入れない方が無難です。

詳しく紹介していきます。

コンポストに入れていいもの

  • ごはん
  • 野菜
  • 果物
  • 卵の殻
  • パン
  • 麺類

コンポストに入れてもいいものは、余ったご飯・野菜・果物・パン・麺です。

あと意外かも知れませんが、卵の殻はよく分解します。

生ごみを入れるときは水気をよく切って入れるようにしてください。

ベチャベチャのままだと水の量が多くてうまく発酵させることができません。

水分も必要ですが、生ごみの水分で湿らせようとは考えないでくださいね。

コンポストに入れてはいけないもの

  • 割りばし
  • 爪楊枝
  • ビニール
  • 売っている草花
  • 塩分の強いもの
  • 脂分が多すぎるもの
  • 腐った生ごみ

ここで注意しないといけないのが、腐った生ごみです。

コンポストには食材を発酵・分解する力がありますが、腐ったものを分解する力はありません。

三角コーナーですでに腐った生ごみを入れると、腐敗して失敗します。

脂分・塩分が多い漬物(梅干しも)入れるのを控えた方がいいですね。

揚げ物の残りも少量ならいいですが、大量に入れることはやめましょう。

コンポストに入れない方が成功するもの

  • 魚介類
  • 柑橘系の皮

入れてもいいですが、肉や魚介類は臭いが発生しやすいです。

ベランダにコンポストを設置しようと思っているならやめた方がいいでしょう。

どうしても入れたいなら、普段よりも多めに土をかぶせるなどの工夫が必要です。

柑橘の皮も匂いが発生しやすいです。

しかも虫が大好きな香りなので、虫が苦手だったらやめた方がいいです。

コンポストで分解されずらいもの

  • 魚の骨・肉の骨
  • 貝殻
  • 玉ねぎの皮
  • とうもろこしの芯
  • 野菜の皮

細い魚の骨くらいなら大丈夫ですが、サバの背骨とか太いものになると分解に時間が掛かります。

肉の太い骨や、貝殻、とうもろこしの芯も分解に時間が掛かるので、堆肥化する時に石で砕くか取り除く必要があります。

要はちょっと手間が掛かるということです。

玉ねぎの皮や、他の野菜の皮も分解に時間が掛かるので、予め細かく切ってからコンポストに入れた方がいいですよ。

コンポストを自作する方法

コンポストって実は自作する人も多いんです。

自作といっても、ダンボールやバケツ、ペットボトルを少し工夫して使うだけです。

難しい工作も必要なく作れるので、最近注目度が高まっています。

自作方法と使い方は以下の記事にまとめてあります。

>>コンポストの自作方法(バケツ・ダンボール・ペットボトル)

まとめ

コンポストは基材の配合や使用方法に気を付ければ、ほとんど匂いが発生させないで運用することができます。

ベランダに置いても差し支えないし、室内にコンポストを設置する人もいるくらいなんですよ。

コンポストで分解しづらい食品をたくさん入れてしまったり、水分量が多かったりすると腐敗して悪臭が立ち込めてしまうので、その点だけ気を付けてくださいね。

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