窓につく冬の結露や夏の湿気が原因で、よく見るとプツプツとしたカビが生えていることがあります。
窓のカーテンって案外カビが生えやすい場所なんです。特に窓側のレースのカーテン。
カーテンのにカビが生えてしまったら、キッチンハイターが効果的です。それ以外にも、カビキラーを使った方法もあるんですよ。
ですが、使用方法には注意点もあるのでしっかりとポイントを押さえましょう。
カビを放置しておくと、深刻な健康被害が出てくる可能性もあるので、しっかり対処しておいてください。
ここでは、キッチンハイターを使ったカーテンのカビ取りの方法や、カビキラーを使った方法、また、クエン酸はカビに効果があるのかも合わせてまとめました。
カーテンのカビにキッチンハイターは効果的?方法は
カーテンのカビはただ洗濯をしただけでは落ちません。
カビには根があり、カーテンの繊維の奥の奥まで浸透してしまっているからです。
また、カビ菌は死滅しても、黒い色だけが残ってしまうこともよくあります。
そこで効果的なのが、キッチンハイターです。
キッチンハイターは「塩素系漂白剤」というものに当たりますが、これがカビに効くんです。
やり方はとても簡単。
- バケツに水を入れ、キッチンハイターを分量通り入れます。
- その中にカーテンを入れて、一日漬けておきます。
- 時間が経ったら、キッチンハイターの混ざった水を捨ててきれいな水に替え、バケツの中でカーテンを水洗いします。
- その後、ネットに入れて洗濯機で洗濯をします。
これで以上です。
乾かす時は、元のカーテンレールに干しておけば乾きますよ。
なお、キッチンハイターを直接カビの部分に吹きかける、という方法もありますが、これはあまりおすすめできません。
なぜなら、キッチンハイターは強力なので、直接吹きかけるとその分効果が高くなって色や柄のついたカーテンだと色落ちしてしまうことがあるからです。
また、効果が高いということは、それだけ生地を傷めてしまう可能性があるということでもあります。
ですので、色や柄のついたカーテンや高級なカーテン、生地の痛みが目立つようなカーテンの場合は特に、直接吹きかける方法はおすすめできません。
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カーテンにカビキラーは使用しても大丈夫?
次に、カーテンにカビキラーを使用してもいいのかどうか見ていきます。
結論から言うと、使用することはできます。
ですが、カーテンが使い物にならなくなる場合もありますので注意が必要です。
というのも、カビキラーは先ほど紹介したキッチンハイターよりも強力な成分が含まれています。
強力な成分が含まれているということは、カビ取りの効果が高いということ。
ですが、それだけ生地を傷めてしまう可能性があるのです。
キッチンハイターを使ってもどうしても取れないカビには、カーテンをダメにしてしまってもいいという覚悟でカビキラーを使いましょう。
それが嫌なら、値が張りますが、クリーニングに出したほうがいいですよ。
カビキラーを使ったカビ取りの方法もご紹介しておきます。
- バケツにカーテンを入れ、カビの部分にカビキラーを吹きかけ、5~10分おきます。
- そして、その部分をぬるま湯で揉み洗いしてカビキラーを落とします。
- その後、ネットに入れて洗濯機で洗いましょう。
これで以上です。
なお、カビキラーの成分は手や目に触れてしまうと危険です。
必ずゴム手袋、あればゴーグルを着用しましょう。
また、窓を開けたり換気扇を回したりと換気も充分に行いましょうね。
人によっては気分が悪くなってしまうこともありますよ。
補足:カーテンのカビにクエン酸は効果あるの?
補足として、カーテンのカビにクエン酸は効果があるのかもご紹介しておきます。
ずばり、生えてしまったカビにクエン酸は効きません。
クエン酸には漂白効果はないからです。
ちなみに、クエン酸を使ってカーテンのカビ予防ができるかどうかもご紹介しておきます。
カビができてしまうと落とすのが大変なので、できればカビを生やしたくないですよね。
そこで思いつくのがクエン酸です。クエン酸には除菌効果があるとよく聞きますよね。
そこで、クエン酸水をカーテンに吹きかけるとカビ予防になるんじゃないかと思うかもしれません。
ですが、実はカビにクエン酸は逆効果なんです。
たしかにクエン酸は除菌効果はあります。
ですが、効くのは食中毒菌やインフルエンザ、ノロウイルスなどの細菌に対してだけです。
カビは細菌とは異なるため、効かないんです。
クエン酸などの酸は、逆にカビのエサになってしまい、カビをますます繁殖させてしまうことになるんですよ。
確かに、輪切りのレモンをそのまま長期間放置していたら、カビてきますよね。
クエン酸でカビ予防になるなら、輪切りのレモンはカビないはずですね…。
カーテンのカビにキッチンハイターが使用できるかまとめ
今回は、カーテンのカビにはキッチンハイターが効果的だということやその方法、また、カビキラーを使った方法や注意点をお伝えしました。
また、クエン酸はカビに効果がなく、むしろカビのエサになるため逆効果だということもご紹介しました。
真っ白なカーテンはとても気持ちがいいですよね。
この記事を参考に、カーテンのカビをすっきり落としてみませんか。
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