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子育て

食器を片付けない子供。どうしたら片付けるようになる?

更新日:

食器の片付けはそんなに難しいことではないし、毎食後にしなくてはいけないことなので、子供にもやってもらいたい家事ですよね。

でも
「何度言っても食べた後の食器を片付けない。」
「片付けるように言ったら言い訳ばっかりして結局片付けないから、あきらめた。」
「言ったら片付けるけど、言わなくても片付けてほしい。」
などの悩みを聞きます。

子供が食器を片付けるようになるには、
● ルールを決める
● 繰り返しフォローする


ことがポイントです。

どのようにルールを決めたらいいのか、フォローの仕方についてお伝えします。



食器の片付けは子供でもやりやすい家事

2015年に日本生活協同組合連合会が長子が小中学生の20代~50代の女性1000名を対象に『小中学生のお手伝いに関する調査』を行なっていました。
 参考:https://jccu.coop/info/items/press_151006_01_03.pdf

この調査結果では、食後の食器下げ(片付け)は「子供が日頃手伝っていること」「子供に今より手伝ってほしいこと」のどちらのでもトップになっています。

食器の片付けは「食卓から流し台まで食器を運ぶだけ」の簡単な作業です。
各家庭で細かなルールは違いますが、最低限気をつける事は「食器を落とさない」ことだけです。

だから、食器の片付けは小さな子供にもやりやすく、やりやすい家事だからやってほしい、という事のようです。

子供が食器を片付けないのはどうして?

簡単な作業の「食器の片付け」ですが、子供がしない、してくれないのはどうしてでしょう。

それはズバリ、習慣になっていないからです。

「習慣にしたいから悩んでるのだけど」
と言われるところだと思いますが、ちょっと待ってくださいね。

「習慣にならない理由がある」から習慣になっていないのです。

どうして習慣になっていないのか、それには必ず何か理由があるはずです。
その理由に気づくことができれば、対処できます。そして対処すれば習慣にすることができるはずです。

でも、習慣にならない理由なんて分かりません。
そこで、ここでは逆に「習慣になっている理由」を考えてみることにしましょう。

食器を片付ける習慣といえば、学校給食の後の片付けがあります。
家で食器を片付けていない子供も給食の後には食器を片付けています。
家ではしないのに学校ではしている、この差はどこにあるのでしょう。

違いは


● 最初から「食器は自分で片付ける」ルールだった
● ルールを守れるようになるまで繰り返し言われる
● 周りの子がやっている


でしょうか。

「食器を片付ける」ことは、小学校に上がる前の幼稚園・保育園の頃に教えられます。

「ご飯を食べたら食器は自分で片付けますよー」
「はーい」

この頃は素直に従ってくれます。
でも、1回言っただけでは忘れてしまいます。

食事が終わってすぐに遊ぼうとする子には
「〇〇ちゃん、食器のお片付けが終わってないよー」
「あっ、わすれてた。」
と先生や保育士さんが声かけをします。

もしかしたら周りの子に
「あっ、〇〇ちゃん片付けしてない!」
と言われてあわてて片付けているかもしれません。
周りの子が片付けているので自分も片付けなくちゃと思ったかもしれません。

こんな風に「食器を自分で片付ける」ことを周りにフォローされながら続けたことで、学校では当たり前に食器を片付けるようになったはずです。

ですから、家でも


● ルールを決める
● ルールを守るように何度でもフォロー(声かけ)する


ができれば、時間はかかるかもしれませんが習慣にできると思います。

食器の片付けを習慣化するためには?

まずはルールですが、シンプルに「食べたら食器を片付ける」です。

「これがルール?」と思われるかもしれませんが、今まではっきりと決めていなかったことを決めるのが「ルール」です。
細かなルール(流し台に運ぶだけなのか、汚れを拭うのか、水につけるまでする、など)は各家庭によって変わりますが、してほしい事をはっきり決めます。

このルールは理由もいっしょにお子さんに説明しましょう。
「食卓の片付けが早くなるから」
「食器を洗う人の負担を減らすため」
「一人暮らしをしたら自分でしなくてはいけないから習慣にしてほしい」
「家事の分担」
など、あなたが食器を片付けてほしい理由を伝えることで子供も納得しやすくなると思います。

次に習慣化するまでのフォローですが、大事なのは「習慣になるまで繰り返す」ことです。

● 食後に食器を片付けなかったら「食器を片付けて」と声をかける
    見たいテレビがあってすぐに片付けない時はタイミングを見て声をかける。

● 片付けたらほめる、感謝を伝える
    「片付けできたね」「ありがとう」など一言でもいいんです。
    大人になっても褒められたり感謝されるのはうれしいのです。反抗期で態度に表さなくても心の隅っこではうれしいはずです。(私はうれしかったです。)

● 片付けのルールを理由も含めて納得してもらえるまで説明する
    大きなお子さんだとなかなか納得しないかもしれません。。
    でも続けないとお子さんは「あっ、あきらめてくれた」と思ってしなくなります。
    これが一番大変かもしれません。

この「習慣になるまで繰り返す」は、親には根気が必要になります。
習慣化するまで気を長く持ちましょう。

どれだけフォローしても食器を片付けてくれない…そんな時の対処法としてネット上には
 「食器を片付けなかったら、次の食事はその食器に盛る。」
というと意見がいくつも見られます。

想像しただけで嫌になるので効果はありそうですが、衛生的に心配です。

片付けられなかった食器はそのままにして、別の食器で出す
→片付けられない食器が自分の席にたまって邪魔になる
→仕方なく片付ける

片付けられなかった食器をそのままにして、「食器が片付いてないから自分で洗うか別の食器に盛って」と言う
→面倒だから片付ける

このくらいの方法なら時には試してみてもいいかもしれません。

まとめ


食器を片付けるのは小さな子供でもできる事ですが、習慣にするにはコツがあります。

子供が食器を片付けるようになるには、


● ルールを決める
● 繰り返しフォローする


ことがポイントです。

食器を片付けることが習慣になるまで時間がかかるかもしれませんが、根気強くフォローを続けてみましょう。

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