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料理・食材

茶色えのきは加熱で甘みたっぷり!白えのきとの違いも詳しく調べてみた

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茶色のえのきは主に「かきの木茸」「ブラウンえのき」の2種類になります。

見た目はさほど買わないのですが、 「かきの木茸」 にかんしては長野で商標登録されています。

また、茶色のえのきならではの美味しい調理方法も調べてみました。



茶色のえのきの正体は「かきの木茸」

いつもお買い物で目にするえのきは、細長くて白いものですよね。

でもたまに、茶色いのになんとなくえのきに似ているものがあるの、気になりませんか?

見た目はえのきっぽいけど、なんだかよくわからないそのキノコ。

実はそれ、エノキタケです。↓これです。

色は違うけれど、白いえのきの仲間だったんですね。

茶色いえのきの名前は、「かきの木茸」といいます。

長野県中野市で栽培されているこの茶色いえのきは、白いえのきと同じ原種です。

この「かきの木茸」というのは、産地の登録商標になります。

また、似たような形の「ブラウンえのき」というキノコもあります。

白いえのきをそのままうっすらと茶色に染めたような、そんな見た目です。

ブラウンえのきは、白いえのきと野生のえのきを掛け合わせたキノコなので、

かきの木茸とも、白いえのきとも、違ったものになります。

野生のえのきというのは、濃いめの茶色をした、なめこの大きいような形です。

かきの木茸は、さきほどもお伝えしたように、白いえのきの仲間。

それだけで、違いがわかりますよね。

では、長野県で栽培されている「かきの木茸」とは、いったいどんなキノコなのでしょうか。

また、仲間とは言えど、白いえのきとの違いはあるのでしょうか。

次で詳しく、ご紹介しますね!

茶色と白色のえのきの違いを比較してみた

茶色いえのきのかきの木茸と、通常のいつも見る白いえのき。

どちらも同じ原種のえのきですが、どれだけ違いがあるのか比べてみます。

値段が違う

まず気になるのが、お財布にダイレクトに関わってくるその値段です。

白いえのきは、時期や地域差もありますが、だいたい1パックで100円前後くらいでしょうか。

手に取りやすくて、使いやすい食材のひとつですよね。

そしてかきの木茸は、こちらも地域や時期によりますが、だいたい1パック250円ほど。

同じくらいの量で、2.5倍程度の価格差になっています。

なかなかの値段の違いですよね。

それには、次でご紹介する理由があります。

栽培方法が違う

価格差にも直結する、キノコの栽培方法ですが、えのきでもそれがあります。

まず白いえのきは、栽培専用の瓶に入れられて、専用の施設での栽培です。

↓こんな感じです。

温度や湿度、二酸化炭素などを管理されて育ちます。

かきの木茸の栽培方法も、そんなに白いえのきとは変わりません。

しかし、1つだけ、大きく違うことがあります。

それは、かきの木茸は、日光に当てて育てられるということです。

白いえのきは日光を当てずに栽培するため、見た目が白くなります。

かきの木茸は、日光に当たるために、より天然物に近い、茶色の見た目になるそうです。

これが、見た目の色が違う理由だったんですね。

栄養成分がちょっと違う

同じ仲間のキノコですが、栽培方法が違うため、含まれる成分も少し異なります。

白いえのきに比べて、かきの木茸は、アミノ酸が約3倍も含まれているそうです。

やはり日光パワーでしょうか。

アミノ酸は、人の身体にとって、とても大切な栄養成分の中のひとつです。

免疫力アップに効果的で、新陳代謝にも深く関わってきます。

健康な毎日を過ごすためにも、欠かせない栄養素ですね。

歯ごたえが違う

白いえのきと茶色いえのきの目立つ違いは、最後に歯ごたえです。

火を入れるとぬめりが出るのは同じですが、

茶色いえのきの方が、よりシャキシャキ感があります。

白いえのきがしっとりするのに対して、

茶色いえのきは、コリコリした歯ごたえを楽しめるのです。

見た目の色だけじゃなく、栄養成分や歯ごたえなど、いろいろと違いがありますね。

そんな違いをいかした、かきの木茸ならではのレシピをご紹介します!

茶色のえのきのならではのレシピ

白いえのきも茶色いえのきも、ほとんど同じように使うことができます。

加熱するとぬめりが出るえのきは、汁物や鍋物に最適なキノコです。

ぬめりをいかして、煮物にするのもとても美味しいですよね。

えのき共通の美味しさですが、かきの木茸ならではのポイントがあります。

それは、かきの木茸は火を通すと、甘みのあるダシがたくさん出てくることです。

↓特徴がまとまってる。

なのでより一層、汁物を美味しくしてくれる素材になります。

また、かきの木茸の特徴でもある、シャキシャキ感を楽しむのもおすすめ。

天ぷらなどの揚げ物や、肉巻きなどの炒め物でも、

しっかりと主張してくれる、頼もしい存在です。

その中でも特におすすめしたいのが、「なめたけ」です!

瓶詰めになって売っている、ご飯のお供。

保存性も高くなり、かきの木茸の旨味は凝縮され、いいことづくしですよね!

なめたけの作り方はとても簡単!

  1. えのき1パックを1/3ずつにカット
  2. 鍋にえのきと、醤油・みりん・酒をそれぞれ大さじ3ずつ、砂糖を大さじ2/3入れる
  3. そのまま焦げないように煮詰めて、粘りが出てきたらお酢を大さじ1加える
  4. サッと混ぜたら、完成!

あとは冷ましてから、保存容器に入れて冷蔵庫で保管してくださいね。

こんなに簡単に作れるなめたけですが、かきの木茸のいいとこどりの一品ですよ!ぜひ試してみてくださいね。

まとめ

「かきの木茸」 「ブラウンえのき」ともに白いえのきと見た目が違うだけかと思いきや、料理すると甘みが良く出て美味しいことがわかりました。

大きなスーパーに行かないとお目に掛かる機会が少ないと思いますが、見かけたらぜひトライしてみてくださいね。

また、もう手元にある方は、ぜひ加熱して頂いてみてくださいね。

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