ガジュマルはそれほど頻繁に水をあげる必要がない観葉植物なので、ついつい放ったらかしにして枯らしてしまうことがあります。
「もう捨てるしかないか…。」とあきらめてしまうかもしれませんが、捨てるのはちょっと待ってください。
実は、枯れたと思ったガジュマルは復活することもあるんです。
それだけガジュマルは丈夫で、強い生命力がある植物なんですよ。
ここでは、枯れたと思ったガジュマルが復活することについてお伝えするとともに、ガジュマルの復活方法も詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
ガジュマルは枯れたと思っても復活するときがある

ガジュマルは比較的育てやすいために、とても人気のある観葉植物です。
数ある観葉植物の中でも生命力は非常に強く、その根はコンクリートを突き破ることもあるくらいです。
また、見た目でも太い幹や濃い緑色の葉からは生命力が感じられて、何とも言えない不思議な魅力がありますよね。
そんなガジュマルですが、実は水やりがとても難しい植物でもあります。
ガジュマルは丈夫だからとついつい水やりをするのを忘れて水をあげなさすぎたり。
逆に、お世話するのが楽しくてついつい毎日水やりをして水をあげすぎたり。
ちなみにわたしはこのタイプです。
可愛いからこそ水をあげてしまう、愛情が重荷になるタイプです。
と、わたしのタイプは置いておいて…。
ガジュマルは水やりの仕方を間違ってしまうと、葉が濃い緑から薄い黄色に変色して落ちてしまったり、太くしっかりとしていたはずの幹がスカスカになってしまったりすることがあるんです。
また、鉢の中を見てみると、根がスカスカになって、触るとボロボロ取れることもあります。
いくら丈夫な植物とはいえ、そのような状態になってしまうと「もうだめだ…、捨てるしかない。」と思うかもしれません。
ですが、ガジュマルは枯れたと思っても復活する可能性があります。
想像以上にガジュマルはタフなんですよ。
次で、ガジュマルの復活方法を詳しくご紹介します。
ガジュマルが枯れた時の復活方法

ガジュマルの復活方法を、3つの症状別に詳しくご紹介します。
ガジュマルの復活方法:葉が落ちた場合
ガジュマルの葉が黄色く変色し、枯れて落ちてしまっている場合の方法です。
葉が落ちて枯れるのは、気温が低すぎたり、日光が不足していたりするのが原因です。
ガジュマルは元々熱帯で生きている植物です。
ですので、熱帯の環境にできるだけ近づけてあげることが大切です。
部屋を暖かくして気温を上げたり、日当たりの良い場所に鉢を移動したりしてみましょう。
そして、土が乾いてきたと思ったタイミングで水やりをしましょう。
土が乾いていないのに毎日水やりをしたり、土がカラカラなのに水やりをしないのはいけませんよ。
このように気温、日当たり、水の条件を整えてあげると新芽が出てくる可能性があります。
ですが、もしそれでも新芽が出てこない場合は、思い切って葉や枝を切って丸坊主にしてみましょう。
数日たつと新芽が出てくることがありますよ。
ガジュマルの復活方法:幹がスカスカになった場合
葉はついているけれど、幹がカサカサ、スカスカになった場合の方法です。
ガジュマルの幹はとても丈夫です。
ですので、葉がついている上の部分は残した状態で、思い切ってスカスカになった幹をカッターで切り取りましょう。
そしてそれを土に植えましょう。
幹を土に植えるというのは不思議な気がするかもしれませんが、切り取った断面から根が出てきて、新しい幹が育ってきますよ。
この場合も同じく、気温、日当たり、水の条件は整えてあげましょうね。
ガジュマルの復活方法:根がボロボロになった場合
手で触るとボロボロと取れるくらい根がスカスカになっている場合の方法です。
これは根が腐ってしまっている状態です。
腐ってしまっている根をハサミやカッターで全て取り除きましょう。
もしかすると根を全部取ることになるかもしれませんが、それでも大丈夫です。
ガジュマルの根は丈夫なので、土に植えているとやがて新しい根が生えてきますよ。
なお、根を切った時に樹液が出てくることがありますが、これは水でしっかりと洗い流しましょう。
その方が復活するスピードが速くなりますよ。
ガジュマルが枯れた時の復活方法まとめ
今回は、枯れたと思ったガジュマルでも復活する可能性があることや、3つの症状別の復活方法についてまとめてみましたが、いかがでしたか。
ちなみに、沖縄やその周辺の島では、ガジュマルには「キジムナー」という精霊が宿るといわれています。
中には、ガジュマルそのものをキジムナーだと考えている人もいるそうです。
確かに、沖縄に旅行したときに見た大きなガジュマルは、何ともいえないオーラがありました。
ガジュマルを大切にする人は、キジムナーに好かれて良いことが起こるそう。
伝説上の話なので、信じるか信じないかはあなた次第ですが、昔から人々に大切にされてきた植物だということは間違いありません。
そんなガジュマルが元気がないとあらば一大事です。
ぜひこの記事を読んで、元気のないガジュマルがあれば復活させてあげてくださいね。