かねのなる木に花が咲かない原因と対処法を詳しく解説

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かねのなる木に花が咲かない原因は大きく分けて

  1. 水をあげすぎている
  2. 肥料をあげすぎている
  3. 日光が足りていない
  4. 花の咲きにくい品種を選んでいる

の4つが考えられます。

かねのなる木が花を咲かせるうえで、どれも気をつけるべきことではあるのですが、中でも特に気にしてみてほしいのは

「水をあげすぎていないか?」

ということです。

丁寧にお世話してこまめに水をあげることが、かえって花が咲きにくくさせてしまうんですよね。

この記事では、かねのなる木に花が咲かない原因とその対策について書いていますので、ご家庭での育て方と比較して確認してみてくださいね。

かねのなる木に花が咲かない理由

原因①水をあげすぎている

かねのなる木には水分をあげすぎると葉っぱはしっかりと成長しますが、花は咲かなくなってしまいます。

理由はかねのなる木(カネノナルキ)は暑さに強い多年草で、その原産地は南アフリカだから。

南アフリカの気候は乾燥していることが大きな特徴なので、かねのなる木もサボテンなどの他の多肉植物と同様に、湿度が高い環境があまり好きではありません。

サボテンなどでも知られているように、乾燥地帯の植物には頻繫な水やりは必要ないんですよね。

過湿はかえって根腐れの原因にもなるので要注意です。

かねのなる木の花を咲かせる時期はだいたい11月から2月。

花を咲かせたい場合は思い切って開花期である冬が来る前(夏から秋にかけて)に、水断ちをしてください。

一般的には

  • 春~夏の間は土がしっかり乾いてから1~2日あけてたっぷりと水をあげましょう!

と言われていますが、花が咲かなくて悩んでいる場合は8~9月の盛夏は水をあげないでください。(1メートル近くの大型の場合)

夏から秋にかけての時期に水をあげないことによって、かねのなる木自体の生命力が強くなり、冬に花を咲かせやすくなるのです。

水をあげていない時期は葉っぱも少ししわっとしてくるので気になるかもしれませんが、大丈夫なので安心してください。

水断ちの時期が終わり、10月頃、また少しずつ水やりを再開しましょう(月に1~2回)。頻度を増やしていく過程で、自然と多肉植物特有のふっくらとした葉の形に戻っていきます。

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原因②肥料をあげすぎている

かねのなる木は、もともとの生命力が強いので、過剰な肥料はかえって花を咲かせる妨げになってしまいます。

春から夏前にかけてが生育期になるので、その期間だけ固形の肥料で置き肥をしてあげるか、水やりのときに液状の肥料をあげれば十分です。

使う肥料も「観葉植物用」というよりは「多肉植物用」として売ってあるものを選びましょう。

こちらの肥料はゆっくり2ヶ月かけて効くタイプの肥料です。春に1回入れるだけで十分なので手間がかかりません。

上記のように1個までネコポス対応というショップもありますよ。

原因③日光が足りていない

かねのなる木は日光が足りていないと花が咲きずらくなります。理由は他と同じで全体的に晴れが多く乾燥している気候の場所原産だからです。

乾燥地帯に自生する植物はそのほとんどが、湿気や日陰を嫌います。

ご家庭でかねのなる木を育てるときも、一年をとおしてしっかりと日光を当てて乾燥させ、また風通しの良い場所に置いてあげましょう。

雨が当たる場所においておくと根腐れして弱ってしまいますから、雨の当たらない軒下などで育ててあげるといいですよ。

しっかりと日を当てて乾燥気味に育てることで、もともとの生命力の強さがいかされ、開花期の冬に花が咲きやすくなるのです。

どうしても室内で育てたい場合は、日当たりの良い窓際に置いてください。

夏場は直射日光が強く葉焼けしてしまうことがあるので、薄いカーテンなどで直射日光を避けてあげるのがポイントです。

原因④花の咲きにくい品種を選んでいる

かねのなる木は全ての品種で花を咲かせます。ただ、まだ若い株だと花が付きにくい品種というのがあるんですよね。

それを品種改良して、花が咲きやすくした代表的なものが「花月」や「華花月」です。

残念ながらかねのなる木の品種は300程あるので、見分けることは難しいのですが、もし購入したお店が近くにあるのでしたら、品種を聞いてみてもいいですね。

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かねのなる木に花が咲かない原因まとめ

かねのなる木はベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。

丸く膨らんでいる葉の形がコインに似ていることから英語名で「doller plant」とつけられました。

縁起の良い植物としてだけでなく、暑さや寒さに強いことから、育てやすいことでも人気の観葉植物です。

乾燥地帯が原産地であるかねのなる木は、そのルーツからもともとの生命力が強く育てやすい反面、花を咲かせるにはちょっとしたコツがあることがお分かりいただけたかと思います。

水やりなどにメリハリをつけ、しっかりと日光を当てて乾燥あげることで、冬の開花期に花を咲かせるようになるのです。

多肉植物特有のかわいい葉を楽しむのも良いですが、ここであげられたポイントを参考にして、ぜひご家庭でかねのなる木に花を咲かせてみてくださいね。

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