親戚やご近所から頂いた豆。煮なくちゃ煮なくちゃ・・・と思いながら後回しにして、気づけば3年経過!とかありますよね。
何年物か分かればまだマシで、むしろお前は何年前の奴なんだ?ってこともしばしば。
そんな古くなってしまった豆は食べられるのか??もし食べられるなら、柔らかく煮る方法はあるのか?
この記事を読めば、せっかく長時間煮たのに、砂糖もガスも時間も無駄になってしまった!なんてことは無くなるはず。
そもそも古い豆は食べられるの??
一般的な乾燥大豆の消費期限は2年程度とされているんですが、保存方法に気を付ければそれ以上の期間が経過していても大丈夫みたいです。
空気に触れないようにジップロックなどに入れて、冷暗所に保存が鉄則。野菜室のような環境がベストですね。
古い豆でもカビや虫が発生していなければ、食べることができます。
ネットでは10年前の古い小豆や大豆を煮たという強者もいるみたいですが、さすがに味が変わってくるみたいですね。
一方で、3年や5年くらいなら全く問題なく食べられたという意見が多かったです。
古い豆は柔らかく煮えるのか??
ここで注意してほしいのは、古い豆でも食べられるけど、柔らかく美味しく煮えるかは別問題ということです。
じゃあ美味しく煮えるか煮えないかの判断基準なんですが、それは
ちゃんと水で戻るかどうかです。
そして、水に浸してふっくら膨らんでこない豆は、いくら煮ても煮えないんです。ポリポリ食べれるくらいの状態まではいきますが、煮豆とは別物になってしまいます。
もし水で戻らない場合は、もったいないですけど廃棄しましょう。
古い豆の戻し方(黒豆)
まず、普通の豆と同様に古い豆もボールに水を張って洗いましょう。この時水面に浮いてきた豆は痛んでいる場合があるので取り除きます。
次にたっぷりの水に浸しましょう。
古い豆は固く、がっちり乾燥しているので、新豆より浸水時間を長く取る必要があります。
新しい豆の場合は6~8時間(だいたい一晩)って言われていますが、何年も前の豆の場合は24~48時間浸しておきましょう。
夏場は水が痛むので、冷蔵庫に入れて浸すのをお忘れなく。
時間が経ってからボウルをのぞくと、豆が2倍くらいの大きさに膨らんでいると思います。こうなればOK。美味しく煮えます。
よく熱湯を使えば2時間くらいで戻るという記事を見ますが、古い豆の場合は水の方がいいと思います。
古い豆の戻し方(小豆)
一般的なあんこを作る際などは、小豆って水戻ししなくても大丈夫です。
ですが、古い小豆の場合は実験的に数粒でいいですから水に戻してみましょう。
これは、黒豆のところでも言いましたが、水に戻らない豆はどんなに手間暇かけても美味しくできないからです。
もともと外皮が厚くて浸水時間が18時間以上必要なので、24時間は最低でもつけてみて下さいね。
ここで膨らんでこないと、餡子を作ってもパサパサのポソポソになってしまいますよ。
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意外と難しい!古い豆が水戻しできてるかの見分け方
豆が水に戻ったか戻っていないか見分け方は、実は「外皮」をよく見るとわかります。
実は、何年前の豆でも柔らかく煮れる場合、外皮は綺麗に膨らむんですよね。まるっとつやっと美味しそうに。
ですが、私がよし戻ったぁ!!と思って何時間煮ても固いままだった時は、中身はしっかりと吸水してなくて、外皮より小さかったんです。
水戻しした後手で押してみて、アレ!?内側だけ小さいかも?っと思ったんですけど、まあ大丈夫でしょ!と勢いで煮始めてしまったんですね。
この時10時間以上水に浸した後だったんで、最悪、多少戻りが完全でなくても長時間煮れば柔らかくなるっしょ!という感じに。
結局4時間煮てもポリポリした煮豆しかできなかった苦い思い出があります。
なので、豆が水に戻ったのか判断するポイントは、
「外皮と中身が同じ大きさに膨らんでいるか」このポイントせ外さないでくださいね。
この見分け方は日頃から頻度高く豆を煮てる方じゃないとわからないと思いますので要注意です。
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古い豆についてまとめ
ここまでで、古い豆でも傷んでいなければ食べられるということ。
だけども、美味しく煮える条件としては「水でしっかりと戻るか」だ。ということをお伝えしてきました。
逆に言えば、水で戻れば通常の豆と同じレシピでも美味しく煮えるということです。
なので、「戻ったか戻ってないかの見極め」を私の失敗も参考にして判断いただければと思います。
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