バジルの虫食い被害を防ぐ育て方!虫除けに効果があるものは何?

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生活

バジルは虫食い被害に遭いやすい植物です。

一応バーブなので虫が忌避するという話もありますが、むしろ虫たちはバジルが大好物。

あっという間に虫食いになって食べられてしまうことがあります。

もし育てているバジルに虫がついているのを目視で確認できた場合はすぐにピンセットやつまようじなどで、虫をすべて取り除いてください。

1匹ずつの根気のいる作業ですが、虫は葉っぱを食べてどんどん成長します。すると、バジルの被害が大きくなって最悪枯れてしまいます。

目で見える虫のときは虫自体を取り除くのが最優先ですよ。

また、虫は確認できないけれど葉っぱに穴が空いていたり、ふちが黒くなっている場合はその葉を切って取り除きます。

被害が大きいようならば、茎から切ってしまっても脇芽からどんどん葉っぱが出てきてくれるので大丈夫ですよ。

これで、バジルに虫を見つけてしまったときの、はじめの対処法はバッチリです。

ただ、虫によっては昼だけ土の中に隠れて夜に食い荒らすものもいるので、バジルに付きやすい虫と、それぞれの駆除方法について詳しく解説していきますね。

バジルに付きやすい害虫と駆除方法

バジルに付きやすい害虫は

  • ベニフキノメイガ
  • ヨトウムシ(夜盗虫)
  • ハダニ
  • アブラムシ
  • コガネムシ
  • バッタ
  • コガネムシ

です。この中でも特にベニフキノメイガ・ヨトウムシ・コガネムシ・バッタはたくさんバジルの葉っぱを食べてしまいます。一晩で丸裸という例もあります。

葉っぱに穴があいていたら、すぐにどこかに潜んでいないか確認してください。虫それぞれの特徴ごとの対策は

ベニフキノメイガ

ベニフキノメイガは「蛾の幼虫」です。夜に成虫がバジルに飛んできて卵を産みつけ、卵から孵ると葉っぱの柔らかいところを中心に食べてしまいます。↓こんなのです。

最初は小さいのですが、大きくなってくると茎まで食べてしまうのでできるだけ早く割りばしやピンセットを使って除去しましょう。

葉っぱの裏に卵を見つけた場合は、その葉っぱごと取り除くようにしてください。

ヨトウムシ(夜盗虫)

ヨトウムシも蛾の幼虫です。ヨトウムシは昼はバジルの根元に隠れて、夜だけ葉っぱを食べるのでやっかいです。↓このような

もし葉っぱに穴があいているのに、幼虫の姿が無ければ土をそっと掘って幼虫がいないか確認して取り除いてください。

大きくなるとこれまた茎まで食べてしまうので注意です。

コガネムシ

コガネムシの成虫も大食漢です。が、成虫自体はすぐに見つかりますし、見つけた時点でどこかに投げれば大丈夫です。

ただ気を付けなければならないのが、「幼虫」なんですよね。成虫は葉っぱを食べながら卵を産みつけます。

それが孵ると土の中で根っこを食い荒らして、なんか元気ないなぁと思った頃には根っこが再起不能なほど食い荒らされてしまいます。

もし薬剤を使用することに抵抗があるのでしたら、鉢植えの場合は鉢ごと水につけて(バケツの中など)あげると、幼虫が浮いてきますので取り除きましょう。根腐れには注意です。

バジルのコガネムシを退治できる薬剤を探したんですが、ハーブには使えないものがほとんどだったんですよね。

バッタ

自宅の近くにバッタが多いなら要注意です。バッタもめちゃくちゃ食欲旺盛ですので、バジルに付いていたら取り除きましょう。

バッタは行動範囲がすごく広いですし、たくさんいることが多いので、防虫ネット使用することが一番の対策になります。

鉢植えの場合は場所をベランダなどに移動すればいいですが、地植えの場合はネット一択です。

ハダニ・アブラムシ

ハダニやアブラムシはバジルの栄養を吸って弱らせてしまいます。アブラムシに関しては「すす病」という病気の原因にもなりますので、できるだけ早くに駆除してくださいね。

アブラムシが付いていたら、ガムテープなどでペタペタとくっつけて取ってあげてください。

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バジルの虫除け対策‐虫食いから守る育て方‐

害虫駆除スプレー以外で、バジルの虫除けできる方法を4つ、ご紹介します。

  • 風通しをよくする
  • 葉水を与える
  • 防虫ネットをかぶせる
  • 水耕栽培にする

この4つの方法が、バジルの虫除けにかなり有効だと思います。順番にご説明しますね。

風通しを良くする

バジルの風通しをよくすることは意外と見落としがちでとても大切な栽培のポイントです。

大きな葉っぱにしてから、まとめてたくさん収穫したいという気持ちはとてもわかりますが、その状態は植物にはあまり快適な環境ではないんです。

こまめに葉っぱを収穫して、全体に風が通るようにした方が、害虫が付きづらくなりますよ。

しかもバジルは適度に剪定した方が脇芽がたくさん出てくるので収穫量も増えますよ

バジルの剪定(摘心)の方法については以下の記事でまとめていますので、ご覧ください。

→バジルの摘心・切り戻し方法|たくさん収穫するためのポイントまとめ

葉水を与える

葉水を与えることも、かなり大事な対策になります。葉水とは、葉っぱに霧吹きで水を吹きかけてあげる事ですね。

バジルの水やりというと、一般的には土にお水をかけるイメージだと思うんですが、葉っぱからも水分を吸収しているので大事な作業です。

葉水を与えると、元気な緑色の葉っぱになり、汚れなども落とせて、虫除けにも効果的です。

防虫ネットをかぶせる

防虫ネットをかぶせるのは、コガネムシ・ヨトウムシ・バッタなど今回紹介したような飛んで来る虫にとても有効な虫除け方法です。

ベランダで育てているのに虫が付いた場合、風に乗って飛んできたのかもしれません。地植えでも、他の植物から飛んで来ないようにガードが必要ですよね。

防虫ネットは色々なタイプのものがあるんですが、中でも下記のようなものがスポッと被せるだけでいいので楽ちんです。

↓こういったタイプですと、水やりのたびにネットを取り外さないといけないんですが、上記のものだと上に持ち上げるだけで外すことができます。値段もさほど変わらないんですよね。

水耕栽培にする

防虫ネットなど大掛かりなものが大変だなと感じるなら、思い切って「水耕栽培」に切り換えるのもひとつの手です。

室内で育てることができて、土を使わない、いちばんおすすめの虫除け方法なんです。

そもそも園芸用の土は栄養が豊富なため、虫にとっても住みやすい環境です。

土の中に隠れているタイプの虫は、バジルの被害が確認できても、駆除が難しくなります。水耕栽培ならば土を使わないので、虫の発生を抑えることができます。

水耕栽培には専用のセットもありますが、ペットボトルや空き瓶などでも育てられます。

お水は毎日変えて、太陽の光か蛍光灯にしっかり当ててあげてくださいね。元気なバジルの葉っぱが、しっかりと生長していくのを身近に楽しめますよ。

バジルの虫除けの方法として、いちばん簡単にできるのは害虫駆除スプレーで市販されているスプレーは、そのまま葉っぱや土の部分に使用できます。

ただ、バジルは育てながら、料理に活用することも多いですよね。商品によって多少異なりますが、害虫駆除スプレーを使用した植物は、その後数日間食べることを禁止されているものがほとんどです。

そうすると、せっかく育てていてもすぐに料理には使えないですし、薬品も少し心配になると思うので、紹介した方法を試してみてくださいね。

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バジルが虫食いに!食べられる??

虫食い状態になったバジルは食べることに抵抗があると思います。一応食べることはできますが、虫食いの穴がある部分は切り落とした方がいいですよ。

虫は毒を出しながら食べているわけではないので、問題ないんですよね。キャベツなども、少々の虫食い穴だったら食べると思いますが、それと一緒です。

ですがバジルの味や香りも落ちていますので、全て虫食いになったわけでなければ処分した方が無難です。

しっかりと剪定・摘心していれば新しい葉っぱが出てきてくれますので、それを待って食べた方がいいですよ。

もしそれでも食べたいという場合は、ジェノベーゼやバジルのドレッシングなど、ソース状にして食べられるものにしてしまうといいと思います。

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バジルの育て方の注意点

バジルは暑さに強い植物ですが、寒さにはとても弱いです。夜に冷えるようなときには、室内に入れるなどの一手間があると、もっと元気に育ちます。

また、水分を好み乾燥を嫌うので、土が乾いたらたっぷりの水を与えましょう。土が乾く前に水を与えてしまうと、根腐れをおこしてしまうので、乾いてからで大丈夫です。

葉っぱにもお水をあげるようにして、その時に葉の裏側もチェックするのを忘れずに。

水耕栽培の場合は、水を毎日変えて、根の部分が空気に触れるようにしてくださいね。

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バジルの虫食い対策のまとめ

バジルは病気には強いですが、虫からはとても好まれてしまうハーブです。

早めに虫を見つけて駆除しないと、あっという間に食べ尽くされてしまうこともあります。

毎日の水やりのときに、葉っぱにもお水をかけながら裏側をチェックしたり、生長したバジルはこまめに収穫して、風通しをよくしてあげたり。

そんなちょっとした対処法で、虫が付くのを防げますので、こまめにチェックしてあげてくださいね。

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