鳴沢氷穴にお出かけに行く際の服装は、夏なら何か羽織るものを持っていく便利です。
鳴沢氷穴は常に0~4℃。冬場ならそのままの格好で入ればOKですが、夏だと寒くなってしまいます。
所要時間は通常15分程度ですが、混雑する時期では30分以上中にいることもあります。
特に小さなお子さん連れの方や、ご高齢の方と一緒に行く場合は気を付けて下さい。
この記事では鳴沢氷穴観光の際に最適な服装詳細や、混雑・渋滞・見どころ情報も合わせてお届けします。
鳴沢氷穴に夏行くときの服装
夏場、鳴沢氷穴に行くなら、羽織れるものを持参しましょう。
- カーディガン
- ウィンドブレーカー
- 厚手のパーカー
この中のどれかがあればOKです。
観光客の外国人がかなり薄着で洞窟に入るのを見て、「案外寒くないんじゃない?夏の服装でもいけるんじゃない?」と思うかもしれませんが、洞窟内は真夏でも0℃になることもあるのです。
とはいえ、洞窟内にいるのは長くとも30分程度の為、気温が低いからといって真冬の服装にまでする必要はありません。
手袋やニット帽などの防寒具は滞在時間を考慮するとやりすぎかなという感じです。むしろ歩いていると汗をかくこともあるかもしれないので、羽織るものがあれば十分。人によっては半そでのまま入る人もいます。
ただ、注意が必要なのは、お年寄りや心臓などに障害がある人です。夏に訪れると、洞窟の中の気温と洞窟の外の気温の差が20℃以上もあることになります。
気温差で体調を崩してしまわないよう、厚手の上着を羽織らせてあげるといいと思います。お子さんも汗が冷えて寒くなりやすいので、服装も充分気をつけてあげましょうね。
ズボン&スニーカーが◎
スカートも長くても裾を踏んでしまう危険がありますので、ズボンを履いていった方がいいでしょう。
また、洞窟内は石を積んで作られた階段や永久凍土、水が凍って氷になったりしているところもあるので、滑りやすく転んでケガをする可能性があります。
足元はスニーカーなどの靴底がゴムの靴、もしくは貸し出しされている長靴がおすすめです。
ヒールの高い靴やサンダルなどは危険なので、当日の靴選びにはお気をつけください。
また、紐の長いショルダーバッグは、狭い通路を通ったりかがんだりする時邪魔になります。ショルダーバッグではなくリュックが無難でしょう。
手が空いていた方が、洞窟内で写真を撮る時もいいですよね。
なお、数に限りはありますが、ヘルメットの貸し出しもあります。
天井が低いところや狭いところでは頭をぶつける可能性もあるので、帽子をかぶっていない人は、ぜひ着用してくださいね。
洞窟内は照明が付いているので、ライトは必要ありませんが,メガネをかけている人は洞窟を出ると曇ってしまうので視界には気を付けましょう。
鳴沢氷穴の気温
鳴沢氷穴の中の気温は0℃~4℃で、平均気温は約3℃です。
真夏でも0℃のこともあります。真冬の寒い時の気温と同じくらいなので、かなり寒いです。
ずっと冷蔵庫の中にいるようなイメージです。この氷は1年十見ることができるんですが、4月に一番成長します。
真夏にそんな気温を味わえるところはなかなか珍しいですよね。
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鳴沢氷穴の所要時間
洞窟内は一周でき、混雑していない時の所要時間は健康な大人の足で、約15分です。
階段も多いですし、滑りやすい場所もありますので、慌てずゆっくりと進みましょう。
一周がかなり短いので、あまり速足で行ってしまうと危険ということもありますが、一瞬で見終わってしまってあっけなく終わるとも言えます(笑)。
じっくりと洞窟内を味わって進んでみてください。
所要時間は、お年寄りや小さいお子さんだともう少し長くなります。
特に、階段の上り下りや、天井が低くなっている所には時間がかかると思います。
最後の階段はかなりきつい上りになっていますので、上る前にひとやすみするくらいの方がいいですよ。心して上りましょう。
また、人が少ない時には別ルートになることもあるそうです。
その時は、通常の出口から出るのではなく、手すりの低いところをまたいで、入ってきた入り口から出るそうですよ。
なお、ゴールデンウィークや夏休みなどの混雑する期間は、洞窟内にいる時間が30~40分になることもあるようです。
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鳴沢氷穴の予約は必要なの?
鳴沢氷穴に入るのに、予約する必要はありません。最終入場時間までに行けば、予約なしでいつでも入場することができます。
ただ、ネイチャーガイドツアーという、鳴沢氷穴とその近くにある富岳風穴をめぐるツアーがありますが、そちらは完全予約制です。
そのツアーは、青木ヶ原樹海の幅広い知識を持った人にガイドをしてもらいながら、ゆっくりと散策を行うというものです。個人向けのガイドツアーで、2名以上で参加できます。
たくさんのコースが用意されていますが、どれも鳴沢氷穴を訪れることができます。
コースは、
- 氷穴1時間コース
- 風穴・氷穴2時間コース
- 三湖台3時間コース
- 秋限定紅葉台コース
- 秋限定樹海散策コース
の5つです。予約方法は、氷穴1時間コース、風穴・氷穴2時間コースのみ電話予約、もしくはインターネット上でオンライン予約ができます。
その他のコースは、電話予約のみとなっています。
料金や持ち物、注意事項については、ホームページ上に詳しく書いてありますので、興味がある人はチェックしてみてくださいね。
電話番号: 0555-85-3089
富岳風穴・鳴沢氷穴ホームページ
https://www.mtfuji-cave.com/contents/guide_tour/
鳴沢氷穴の入場料金は?
大人 | 350円 |
小学生 | 200円 |
幼児 | 無料 |
鳴沢氷穴の入場料は、大人が350円、小学生が200円、小学生よりも小さいお子さんは無料です。
15名以上の団体料金というのもあります。その場合は、大人が250円、小学生が100円、中学生・高校生が200円です。
仲のいい家族やグループなど、大人数で訪れてみるもの楽しいかもしれませんね。
なお、鳴沢氷穴は国の天然記念物なので、ペットの入洞はできません。キャリーケースに入っていても入洞できませんのでご注意ください。
また、身長100センチ未満のお子さんや、おんぶとだっこが必要な幼児は入洞できませんので注意してくださいね。
鳴沢氷穴のクーポンはある?入手方法は?
鳴沢氷穴に入るためのお得なクーポンは、いろいろな方法で入手できますよ。どの方法でも、入場料金が50円割引になるという特典が受けられます。
まずは、紙の割引クーポン券を入手する方法です。
紙の割引クーポン券は、周辺の駅の道や、お土産屋さんなどいろいろなところに置いてあります。誰でももらうことができますよ。
次に、インターネット上で入手する方法です。
HISクーポンのサイト(https://his-coupon.com/coupon/46564/)にアクセスし、「クーポンをGET!」のボタンをクリックし、クーポン発行画面を印刷して持参しましょう。
スマホで検索する場合は、スクリーンショットしておくといいですよ。
会員証を提示すると割引を受けられるという方法もあります。
JAF会員の人は、受付の際にJAF会員証を提示しましょう。また、タイムズクラブ会員の人も、会員カードを提示することで割引が受けられます。
最後に、これはクーポンではありませんが、お得なセット券というのもありますので紹介しておきますね。
鳴沢氷穴と富岳風穴がどちらも入場できるお得なセット券は、受付窓口で販売されています。
富岳風穴も、鳴沢氷穴の入場料と同じ金額ですが、セット券だと、大人が600円、小学生が300円になります。
鳴沢氷穴の営業時間
鳴沢氷穴の営業時間は、日程によって異なりますので、訪れる前に必ず確認してくださいね。
期間 | 営業時間 |
3月16日~3月31日 | 9-16.5 |
4月1日~10月15日 | 9₋17 |
10月16日~11月15日 | 9-16.5 |
11月16日~3月15日 | 9₋16 |
なお、天候や洞内の状況により、営業時間が変更になる可能性もあります。
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鳴沢氷穴の混雑状況と回避方法
鳴沢氷穴は、国の天然記念物として指定されている山梨県の人気観光スポットとあって、時期によってはかなり混雑します。
混んでいる時期には、駐車場に入るのに1時間、入場券を購入するだけで30~40分かかることもあります。
そして、やっと洞窟内に入れても、人の多さでなかなか進めず、通常だったら一周の所要時間が約15分のところ、30~40分かかることもあります。
混雑する時期についてもお伝えしておきます。
一般的に観光スポットが混雑するのはゴールデンウィークや夏休みですが、鳴沢氷穴も例外ではありません。
特に、夏休みは例年大変な混雑です。洞窟内はひんやりしていて寒いくらいなので、暑い夏に、涼を求めてたくさんの人がやってくるのですね。
Twitterでも、夏休み期間の混雑に関してのツイートがたくさんあります。
- ディズニーランド並みの混雑だった
- あまりの混雑で入ることを諦めた
などたくさんの口コミが寄せられました。富士山が世界遺産に登録された影響で付近一帯にも影響が出ているんだと思います。
ただ、夏休みでなくても休日には基本的に混むと思っておいた方がいいです。
暑い時期は、土日祝日、夏休みは混雑すると思っておいてください。
この混雑をどうすれば回避できるのか。それは、訪れる時間帯を工夫することです。
観光バスなどが到着し、人が増えてくるのがおよそ11時頃なので、それよりも早い時間に到着しておきましょう。
ただ、鳴沢氷穴自体の混雑よりも周辺の渋滞に注意した方が良さそうです。
鳴沢氷穴周辺の渋滞
先ほどご紹介した鳴沢氷穴が混雑する時期は、周辺道路も非常に混雑しており、渋滞が発生します。
Twitterでも、お盆ど真ん中に大渋滞に巻き込まれた人の話では
139号線が大渋滞していて、富士吉田ICから1時間くらい掛かったという話もあります。しかも、そこから駐車場に入るまでにさらに2時間程度。
で、駐車してからも入洞するまでに1時間とかなので、夏休みは要注意です。
↓黄色の道路が139号線です。
鳴沢氷穴の駐車場はそれほど多くの台数が停められないために、国道139号線で駐車場待ちの車の大行列になるのです。
駐車場に入るための渋滞は、山梨側にも静岡側にも発生します。
周辺には、臨時駐車場やコインパーキングもなく、片側一車線です。
ですので、残念ながら渋滞の回避方法はありません。
なお、山梨側の国道139号線は、河口湖I.C.付近は片側2車線ですが、「大和田交差点」からは片側1車線になります。
ここでも合流のための渋滞が発生します。やはり、早めに行動することが一番です。
鳴沢氷穴のアクセス方法(車・電車)
鳴沢氷穴へのアクセス方法は自家用車かツアーバスとなります。電車で行く場合は路線バスを利用していくことになります。
車でのアクセス
東京方面から
- 中央自動車道「川口湖I.C.」から国道139号線で約20分
- 東名高速「御殿場I.C.」から東富士五湖有料道路経由で約45分
- 東名高速「富士I.C.」から西富士道路経由で約45分
関西・中京方面から
- 中央自動車道「一宮御坂I.C.」から国道137号線で約40分
電車でのアクセス
富士急行線「河口湖」駅で下車した後、路線バスに乗り継ぎます。
下車するのは「氷穴バス停」で、所要時間は約30分です。
鳴沢氷穴の駐車場の場所と料金
鳴沢氷穴には専用駐車場があります。駐車料金は無料です。
営業時間は、先ほどお伝えした、鳴沢氷穴の営業時間に順じます。
季節によって変動がありますので、ご注意くださいね。
駐車場は、鳴沢氷穴に近いところから、第一、第二、第三と三カ所あります。
第一駐車場は普通車20台、第三駐車場は普通車10台を停めることができます。
第二駐車場は普通車70台を、道路沿いに停めることができます。計100台分しか駐車スペースがありませんので、数はかなり少ないです。
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鳴沢氷穴の見どころは?
鳴沢氷穴の見どころはたくさんありますが、中でも一番の見どころは「氷柱」です。
見どころ①氷柱
氷柱は、天井からしみ出した水滴が地面に垂れ、その水滴が凍ってできます。
洞窟内の気温は平均3℃ととても低いので、この氷柱は常に成長しているというから驚きです。
4月ごろに最も成長して、年によっては直径が50㎝、高さが3mという巨大な氷柱になることもあるそうです。
冬から初秋まで見られます。
氷柱はライトアップされてきらきらと輝いており、とても幻想的なんですよ。
見どころ②氷の壁
次に紹介する見どころは、四角い氷の塊がたくさん積み重ねられている「氷の壁」です。
気温0℃の氷の壁#鳴沢氷穴#天然記念物 pic.twitter.com/2zBAzXAFtj
— ちびむぅん (@tibimuun) July 10, 2022
まだ冷蔵庫や冷凍庫がなかった時代、氷の池を切り出してできた氷の塊を、氷の壁のように積み上げて貯蔵していたそうです。
形が四角いのは、その方が積み上げやすく保管しやすいから。
氷の壁は、この貯蔵庫の再現ですが、今も残る天然の氷を保護する役目も果たしています。
見どころ③地獄穴
次の見どころは、「地獄穴」です。中には入れません。
なぜなら、一度足場を失うと、二度と帰ってくることはできない危険な穴だからです。
穴がどこまで続いているのかは分かっていませんが、伝説によると、江ノ島の洞窟まで続いているとか。
でも照らしたら繋がってるか分からなくなった方も…
鳴沢氷穴の地獄穴を照らした人がいる。
— ペンギン (@poyoyonz_the_z) September 2, 2020
あれ?奥つづいてる? pic.twitter.com/lIvaA72feT
穴の先を想像しながら覗いてみると、さらにわくわくしますね。
見どころ④溶岩トンネル
次は、「溶岩トンネル」です。鳴沢氷穴の洞窟内でこの溶岩トンネルの天井が一番低いのですが、その高さは91㎝。
背中を丸めるか、かがんでカニのように横向きに通るしかできない程天井が迫っています。
このトンネルは、成り立ちがとても興味深いんです。
鳴沢氷穴がどういう洞窟かは後ほど詳しく書いていますが、この洞窟は溶岩でできています。溶岩が流れてきた際、横たわっていた古い樹齢の巨木が、酸素がないため燃え尽きずに蒸し焼き状態になったそう。
そして炭になった巨木が、長い年月をかけて風化して空洞ができました。その空洞が、この溶岩トンネルなのです。なんと、木の樹齢は約1100年。その跡を間近に見ることができますよ。
見どころ④桔梗信玄餅パフェ
番外編として、「桔梗信玄餅パフェ」の紹介もしておきますね。
この桔梗信玄餅パフェは、山梨県の他の観光スポットにもありますが、実は鳴沢氷穴が発祥と言われているんです。
鳴沢氷穴の売店で食べられます。
桔梗信玄餅パフェ( ´艸`) pic.twitter.com/0j5pTZeKnA
— 山ねこ (@saossan7762) February 6, 2021
ソフトクリームに桔梗屋の信玄餅がのっており、そこにきなこや黒蜜がたっぷりかかっています。
信玄餅のもちもちした食感に、黒糖の甘さが相まってとても美味しいです。
鳴沢氷穴の豆知識
鳴沢氷穴は、青木ヶ原樹海の東の入り口に位置する、溶岩でできた洞窟です。
鳴沢氷穴ができたのは、今から1150年以上も前のこと。864年に富士山が噴火したのですが、その際に大量の溶岩流が火山の間を流れました。
その溶岩が冷えて固まる時に、内部の高熱なガスや高温の溶岩が抜け出すことで空洞が形成されたのですが、その一部が鳴沢氷穴と言われるようになったそうです。
鳴沢氷穴は竪穴式の洞窟で、総延長は153mあります。幅は1.5mから11m、高さは1mから3.6m、深さはなんと21mもあります。これは、ビルの2階分くらいの高低差ですね。
環状なので、洞窟内をぐるっと一周できるようになっています。
なお、地質学上、とても貴重な存在で、昭和4年には当時の文部省の天然記念物の指定を受けました。
天然記念物を気軽に体感できるとあって、富士五湖観光のひとつとして年間を通して観光客が訪れます。
- 住所:〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村8533
- 問い合わせ:0555-85-2301
鳴沢氷穴の服装まとめ
鳴沢氷穴では内部が0度近いです。夏場に避暑として訪れる方がおおかもしれませんが、軽くでも羽織れるものを持参してくださいね。
また、靴もヒールなどは避けて吐きなれた靴の方がいいですよ。
ゴールデンウィーク・夏休みは特に、そして普段の土日もかなり混雑するスポットですので、所要時間が予定より長引くことがあります。
洞窟内の服装に限らず、入場するまでの暑さ対策・暇つぶし対策もしておいた方が良さそうですよ。
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