こんにちは。
皆さんが大切に育てている熱帯魚。その体にある日突然ポチポチっと白い点が。
白点病だーーーーー!!どんな病気か知っている方なら震えが止まらなくなりますよね。
ほっといたら死!!!間違いなく水槽の魚がほとんどお星さまになってしまうような恐ろしい病気。
私も自分の水槽で発見してしまった時は震えましたね。
なんとしても完治させて、我がアクアリウムライフの危機を脱出したい。。。
白点病って調べてみてわかったんですが、水温を上げたくらいじゃ治らないんですね。まさに藁にも縋る思い。ネットで治し方を検索しまくって、私なりに最善の方法を考えて実践した結果、
治ったんです!!!
当記事ではその時の方法と、鷹の爪療法について気になる点を調べてまとめてみました。
白点病は鷹の爪とアグテンで撃破しました。
まず最初に断っておきますと、私は鷹の爪だけで白点病を治療したわけではありません。後述しますが、白点病自体には鷹の爪は効かないらしいので、あくまでも治療の補助として使いました。
私の水槽は、テトラ系の熱帯魚とエビ、プレコ、などが共生している水草水槽なので、水草にも生体にも無害とされる(一定期間は)アグテンという薬を使いました。
さらに、白点病の進行を遅らせるために、水温調整ですね
鷹の爪+アグテン+水温調整
鷹の爪だけの治療ではないということは念頭に置いておいてくださいね^^
60cm水槽くらいなら、このリキッドタイプの100mlで十分足りました。
私が試した治療法の後、お星さまになった魚は1か月以内にはいませんでした。
そして、鷹の爪まで調べてきたということは、皆さんもう相当白点病に詳しくなっていると思いますので、白点病のサイクルとか専門的なところはすっとばしてサクサクっといこうと思います。
白点病に対する鷹の爪の治療の効果とは??
まず鷹の爪がなぜ白点病に効果があると巷で話題になっているのか理解する必要があります。
鷹の爪というのはご存知の方も多いと思いますが、唐辛子のことです。その辺のスーパーでもどこでも取り扱ってます。
この鷹の爪にはカプサイシンという辛味成分が含まれていて、体の代謝を高めて脂肪を分解してくれるということで、ダイエット分野でもよく聞く成分だと思います。
唐辛子というと、上に挙げたような効果を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は「殺菌作用」という隠れた効果があるんです。
よくお米コーナーの近くに唐辛子のパック見かけませんか??(米唐番って商品)あれは、米びつの中に入れると防虫効果があるからなんですが、要は白点病に対してもそっち系の効果を狙っていこうってことです。
実は白点病のウオノカイセンンチュウに鷹の爪は効かない
が・・・実は・・・白点病自体には鷹の爪は効きません。
効きません!!!(笑)
白点病ってウノカイセンチュウっていう虫が固まって白く見えてるんですが、これって「菌」じゃないんですよね。
カプサイシンは殺菌効果はありますが、ウオノカイセンチュウのような原生動物を滅する力はないのです。
(原生動物っていうのは例えばゾウリムシやアメーバのこと)
なので、鷹の爪だけ使っても、一向に治らず、それどころかどんどん悪化していくことのなるんです。
ブログなんかで治った!!っていう報告を見ますが、あれはどういうことなんでしょうね(笑)私も専門家じゃないんでよくわかりませんが、原理的には治らないはずなんです。
なので、やはり白点病を撃退するには薬浴が基本だと思われます。
なので私は白点病で魚が負ってしまった傷に、カビだのなんだのが付かないようにという目的で使用しましたよ。
鷹の爪の適切な使用方法と量は??
鷹の爪の使用量ですが、調べていくと、よく10Lに対して1本という不確かな情報を見ました。なんの根拠か全く不明!!
が、信じるしかないので私は60cm水槽で4本というちょっとビビった感丸出しの量を使用しました(笑)
使い方としては、鷹の爪4本を1~2mmの輪切りにして、種やカスが水槽内に漂わないように出汁パックに入れました。
切らないでそのまま水槽にINNしても問題なさそうですが、輪切りにしたほうが即効性ありそうな気がしたので、一刻も早く治ってほしかったのでそうしました。
後はカプサイシン成分がよく循環するように、フィルター排出口の近くに縛り付けておいたくらいですかね。
鷹の爪は熱帯魚やエビ、水草、フィルターのバクテリアに害はないのか??
結論からいうと、全く害はありませんでした。
人間なんかだと、唐辛子を触った手で目を触ったら、もう30分くらい流水で流してもどうだかってくらい痛くなりますけど、
お魚はへっちゃら。エビもへっちゃら。水草もへっちゃら。泳ぎ方が変になったり、エビが飛び跳ねて外に出てしまったりってこともありませんでした。
フィルター内のバクテリアについては見えないからなんとも言えないんですけど、水質が悪くなった感じもしなかったので、たぶんご健在だったんじゃないかと思います。
バクテリアは原生動物とも菌とも違う分類をされてるんで、アグテンでも鷹の爪でも死なないんじゃないかなーとは思って使いました。
ただ、鷹の爪を使用すると少し臭うのと、アグテンを使用すると水質が悪化しやすくはなるので、水替え頻度を上げました(詳細は次項で)実は死滅してたけど、そのお陰で水質を保てたのかもしれませんね。
鷹の爪とアグテンを使って白点病を完治させた方法の記録
お待たせいたしました。私の白点病完治までの記録です。
まず私の水槽のスペックを書いておきますね。
白点病の状態としては、1個体に3~5点白点があるって感じでした。
前提条件として、アグテンの効果を最大にするために照明は常時OFF(水草には痛手だけど・・・)。さらに、有効成分を吸着してしまうフィルターの中の活性炭は取り除いておきました。
また、水温はいつも26℃設定のものを、1日に1度ずつ上げて28℃まで持っていきました。これは28℃近くで白点病のウオノカイセンチュウの繁殖スピードが落ちるからです。
逆に、これ以上あげなかったのは、エビが高温に弱いことと、ウノカイセンチュウが休眠してしまうからです。
アグテンに限らずですが、色素系の薬剤はウオノカイセンチュウが卵の殻(シストってやつ)から飛び出してきた段階でしか効きません。なので、休眠されてずっと殻に閉じこもっていられると殲滅できないんじゃないかと考えました。
ではツラツラーっと書いていきます。
1日目
換水20L
鷹の爪4本
アグテン6ml
2~3日目
様子見 白点増えたり減ったり
4日目
換水20L
鷹の爪取り除き、新たに2本追加
アグテン2ml追加
5日目
アグテン4ml追加
6日目
白点なくなる
7日目
換水20L
鷹の爪取り除き、新たに2本追加
アグテン4ml追加
8~9日目
様子見
10日目
換水20L
鷹の爪取り除く
アグテン2ml追加(最後)
11~12日
再発しないか様子見
13日目
換水20L
14日目
水温を徐々に戻し始める
15日目
様子見
16日目
換水20L
鷹の爪とアグテン療法の反省点、注意点
以上です!その後、白点病が再発したことはありません!!
反省点としては、アグテンは14日くらいから魚毒性があるとのことなので、もう少し早めに切り上げても良かったのかもしれません。
ただ、白点病の虫のサイクルが5~10日前後ということだったので、完全に治すために長めに治療薬を使いました。
以上が私が鷹の爪とアグテンを使って白点病を完治させるまでの流れです。
アグテンの効果は3~4日で切れるので、途中換水と薬剤追加の量がずれていることがありますが、その辺を考慮した結果です。
最後に、私の水槽のスペックを書いておきますので、ご参考までに。
60cm水槽
エーハイムクラシックフィルター2213(外部フィルター)
照明2灯
コントロソイル
水温26度
生体
ヤマトヌマエビ
ミナミヌマエビ
ネオンテトラ
ゴールニューテトラ
ハチェット(これが白点病)
オトシンクルス
コリドラスジュリー
水草
バコパ系
ボゴステモンオクトパス
・・・名前忘れましたけど赤系も
他数種
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