鮮やかな羽根の色と特徴的な目、少し大きめのくちばしが可愛いボタンインコ。
ラブバードとして知られていて、小型で値段も高くないので、とても人気の鳥です。
社会性が高く、愛情がとても深いインコたちの呼び名のラブバード。
好きになった相手とは、いつも一緒にいたいというのが、その性質です。
人間相手でも同じで、大好きな人間には羽繕いをしてくれることもあります。
ペットとして最高の相棒になってくれるラブバードは、飼い方に少し特徴があります。
何より大切なのが、広い飼育スペースとおもちゃ、そしてたっぷりの愛情です。
ラブバードであるボタンインコは、なつくと惜しげもなく愛情表現をしてくれます。
そこにいくまでは、十分なコミュニケーションの時間と根気が必要です。
飼育カゴは広いものを用意して、中におもちゃを5個くらい入れてあげましょう。
おもちゃはかじって遊ぶ用で、これがないとストレスがたまってしまいます。
そして1日数時間は放鳥して、ボタンインコとコミュニケーションをとりましょう。
またラブバードのボタンインコは、わざと飼い主を強くかむことがあります。
これは、飼い主の痛みの限界を試している行為です。
くちばしの力はとても強いので、本気を出したボタンインコにかまれると流血します。
でも、この試し行為では、そこまで求められていません。
どこまで飼い主をかんで遊んでいいのか、知りたいのです。
自分の我慢できる限界でやめさせれば、それをちゃんと覚えてくれますよ。
時間はかかりますが、じっくり愛情と信頼関係を積み重ねていくのが大切です。
ちなみに、すでにペットとして育てられた、成鳥のボタンインコも販売されています。
しつける必要がないため価格は高くなり、かなりレアなので探すのは難しいかもしれません。
知っておくべきボタンインコの性格!セキセイインコとの違いはあるの?
ボタンインコになついて欲しいけれど、そもそもどんな性格か改めてご紹介します。
簡単に言うと、甘えたさんで強情で、独占欲が強く、とてもワガママなラブバードです。
これだと身も蓋もありませんが、それがすべて魅力のかたまりなんですよ!
とくに1羽で飼育するならば、飼い主にベッタリの甘えん坊で可愛らしいペットになります。
ほかにペットの鳥として思いつくのが、セキセイインコですよね。
ボタンインコとセキセイインコの違いは、どんなところなんでしょうか。
食べる餌にほとんど違いはなく、ボタンインコにはひまわりの種が追加されるくらいです。
セキセイインコとのいちばんの大きな違いは、鳴き声と破壊力に尽きます。
鳴き声はセキセイインコよりかなり大きく、集合住宅では周囲への配慮が必要になります。
また破壊力も激しく、かじってちぎって遊ぶのが大好きなので、おもちゃ必須です。
そのほかの違いは、鳥それぞれの個性になるのですが、とにかく甘えん坊なボタンインコ。
なつくまで時間もかかりますが、なつけばその何倍もの愛情を返してくれるラブバードです。
ボタンインコっていつ頃から喋るの?手乗りしてもらうためのトレーニングも
見た目が色鮮やかで愛情深く、なつくとどこまでも一緒にいたいラブバード。
そんなボタンインコは、お喋りしてくれるのでしょうか。
ボタンインコは他の流暢にお喋りする鳥とは違い、明確な言葉は話しません。
人間のお喋りを真似しようとすることもありますが、うまくお喋りできないようです。
個体差にもよりますが、自分の名前くらいならば、判別できる程度にお喋りする子もいます。
ボタンインコを手乗りに育てたい場合、いつから・どのように飼育すればいいのでしょうか。
気になるその方法をご紹介します。
まず必要なのが、ボタンインコのなるべく小さなヒナを手に入れることです。
小さなうちから手で包んで抱いてあげ、たくさん遊んであげることで、よく慣れるようになります。
少し成長している若鳥でも、毎日優しく話しかけて、人間は怖くないと教えてあげましょう。
そうすれば、飼い主のことを信頼してくれて、手乗りに育てていけますよ。
ヒナから手乗りに育てるのは、比較的かんたんですが、その中でも餌をよく食べる子がおすすめです。
ペットショップなどで個体が選べるのならば、食事っぷりもチェックしてみてくださいね。
自宅に連れ帰ったら、差し餌をしてそのまま育てるととてもよくなつくようになりますよ。
若鳥から育てる場合、選べるようであればどちらかというとオスのボタンインコがおすすめです。
それは、オスの方が比較的優しく、穏やかな個性の子が多いという理由があります。
ただボタンインコは、ヒナの時点でのオスメス判別はプロでもほぼ不可能です。
成鳥になっても区別は難しいので、性格については個体を見てインスピレーションに頼りましょう。
ペットショップならば、店員さんから日頃の行動や性格を参考に聞くのもおすすめですよ。
まとめ
愛情が深く、なつくとどこまでもベッタリ甘えてくるボタンインコ。
そこに至るまで、日々の信頼関係の積み重ねもあり、メロメロになる人が続出です。
目にも鮮やかな羽根の色と、心にも潤いと癒しをくれる最高のペットになります。
ラブバードは、なついてくれるまで少し時間がかかるかもしれません。
でもその時間も、ボタンインコとの関係を築く大切なコミュニケーションです。
根気よく優しく育てていれば、いつか何倍もの愛情で返してくれる・・・
そんな楽しみが待っている、ボタンインコとの暮らしです。