ラベンダーの花が咲かない原因は
- 剪定の方法が悪い
- 株がまた若い
- 肥料のあげすぎ
- 根詰まりを起こしている
の4つに当てはまっていることが多いです。
この中でも特に花が咲いた後の剪定が重要になってきます。
以下の記事では剪定の方法のほかにも、3つのラベンダーの花が咲かない原因とその対策も併せて説明しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ラベンダーに花が咲かない原因①剪定の方法が悪い
ラベンダーに花が咲かない原因には「剪定が足りない」ということが考えられます。
ラベンダーの剪定は大きく分けて2回必要です。
- 花が咲き終わる前に花茎を剪定
- 枝を強めに剪定
です。特にラベンダーの花を最後まで楽しみたくて、夏場ずっと花が落ちるまで咲かせておくと、翌年花が咲かない原因となりやすいです。
それぞれの剪定のポイントお話しますね。
ラベンダーの花の剪定
ラベンダーに毎年花を咲かせるためには、花を剪定で切り落とさなければいけません。
花を咲かせるために、花を切り落とすとは妙な表現ですが、これには理由があるんです。
花を咲かせることはラベンダーにとても大きな負担がかかります。花をそのままにしておくと、さらに体力を消耗してしまうんです。
あまりにも綺麗だからといって、本格的な夏まで待とうなんて最悪です。
ラベンダーは高温多湿に弱い植物。花が咲いたまま過酷な環境にさらしてしまうと、枯れてしまうことだってあるんですよ。
花が咲き切ったかな?というところで切り落としてしまいましょう。
花の下に葉っぱの新芽が出始めていると思うので、その上から切ってあげてください。
まだ咲いている花を剪定するのが可愛そうですが、株が弱ってしまいますのでドライフラワーやクラフトの材料にするといいでしょう。
◇ドライフラワーにする場合は市販のシリカゲルを使用するとカビさせず上手に作ることができます。もし制作予定があるのでしたら以下の記事を参考にしてくださいね。
花の剪定を行う日の天候
ラベンダーの剪定は、できるだけ晴れた日に行ってください。ドライフラワーなどに利用する場合、雨の日では乾燥させるのが難しくなります。
花が弱っていくスピードよりも早く乾燥させることで、より綺麗なドライフラワーを作ることができます。
開花の時期が梅雨と重なるので難しいとは思いますが、晴れの日に行うようにしましょう。
ラベンダーの枝の剪定
ラベンダーは花だけでなく、枝の剪定も必要です。
形を整えるために普段から剪定をやっているとは思います。しかしラベンダーの場合は、それだけが剪定の目的ではないのです。
湿度に弱いラベンダーは、風通しを良くしてあげるために剪定を行います。梅雨前にこれを行わないと、株が弱り翌年花が咲かなくなります。
涼しい地域であったり、よほど風が強く吹くところでない限りは、この作業が必要になります。
ラベンダーの成長がゆっくりになる秋~冬の始めくらいまでに剪定してあげてくださいね。
まず剪定するのは、地面にくっついている葉・枝です。
雨による泥はねや、暑さの影響などで枯れやすくなっています。とりあえず切り落としてすっきりとさせます。
次は込み入っている古い枝を切り落としていきます。これも根元近くに出ている葉っぱの芽を残して、あとはバッサリいっちゃって大丈夫です。
どれくらい切れば良いのかというと感覚的には「少し切りすぎちゃったかな」くらいがいいと思います。
↓これくらいだと、実は株がどんどん大きくなってしまって花が少なくなるので
もりもりに育ったフレンチラベンダー
— ももんがぜりー (@MomongaJelly) May 28, 2022
梅雨前の剪定終わり✨#ガーデニング#フレンチラベンダー pic.twitter.com/UY9VnpxPGP
↓ほぼ枝やん…ってくらい剪定して大丈夫です。
ラベンダー剪定終わり。
— 憂 (@kaneokurenaika) May 25, 2022
初めての剪定はYouTubeで見て習得。
大丈夫か?って位カット。
…大丈夫かな?笑
剪定したラベンダーから花のつぼみをとってポプリにします。 pic.twitter.com/hviWkY5AP6
これで夏を乗り切ることができるでしょう。
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ラベンダーに花が咲かない原因②株がまだ若い
植え付けてから間がたっていない若いラベンダーでは、花が咲かないこともあります。
こればかりは誰のせいでもありませんので、気長に待ってみるといいですね。
1度咲いてしまえば、何年も続けて花を咲かせることができるでしょう。
ラベンダーに花が咲かない原因③肥料のあげすぎ
ラベンダーはあまり肥料を必要としません。植え付けるときに施す元肥以外では、年に1回与えれば十分ですよ。
与える時期は花も終わった秋ごろに「お礼肥」としてあげるのがベスト。
ただし梅雨から夏にかけては肥料を与えてはいけません。理由はラベンダーが高温多湿に弱い事と関係してきます。
この時期に肥料を与えてしまうと枝や葉が急激に成長してしまいます。
ラベンダーは自分の葉や茎で蒸れた状態になります。その結果株が弱り、翌年の花が咲かない事態に陥ってしまうのです。
大きく生長して綺麗な花を咲かせたい。そう思うのなら肥料は控えめにしてみましょう。タブレット型の肥料などは、梅雨に入ったら取り除くのを忘れないでください。
ラベンダーに花が咲かない原因④根詰まりを起こしている
ラベンダーは生長する力が強い植物です。鉢植えで育てている場合、根がどんどん発達して根詰まりを起こすことがあります。
根詰まりを起こすと、土の中にうまく水がしみ込んでいかなくなります。水切れになると、株が弱って花が咲かなくなってしまいます。
そうならない様に、3年を目安に植え替えを行うのがいいでしょう。行う時期は開花前が良いですよ。
株が暑さで弱っている夏場は、植え替えを行わないでください。
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ラベンダーに花が咲かない原因まとめ
ハーブの女王ともいわれるラベンダー。初夏には鮮やかな紫色の花を咲かせます。
ラベンダーは寒さに強い植物で、栽培はそれほど難しくはなく、日当たりと風通しが良い場所を見つけるだけで簡単です。夏の暑い時期を乗り越えれば、毎年花を咲かせてくれます。
綺麗に咲いた花を長く楽しみたいと、誰もが思うものですが、花を咲かせたままにしておくとラベンダーが弱ってしまうんです。
綺麗な状態を長く楽しみたいのであれば、ドライフラワー作りに挑戦してみるのもいいと思います。満開のやや手前で収穫すれば、色鮮やかで香りも良いドライフラワーを作ることができるでしょう。