調味料は全部冷蔵庫で保管はNG!冷蔵保存OKなものを一覧

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料理・食材

開封後の調味料をどのように保管すればいいか困ったことはありませんか?

食材であれば冷蔵庫または冷凍庫で保管することがほとんどですが、調味料も全部冷蔵庫で保管してもよいのでしょうか。

結論から言うと、調味料によっては品質の劣化や風味を損なうだけではなく、カビやダニが発生する原因となる可能性があるため、全部冷蔵庫にというのはNGです!

この記事では、調味料別に「冷蔵保存した方がいいもの」「常温保存した方がいいもの」をまとめましたので、参考にしてくださいね。

調味料は全部冷蔵庫に保管はNG!調味料別に解説

調味料は冷蔵庫に保管していいものと、悪いものがあります。場合によっては風味を損なってしまうものもあるんですよ。

冷蔵庫の保存の方がいい調味料

  • 醤油
  • 味噌
  • ポン酢
  • ソース
  • マヨネーズ
  • ケチャップ
  • みりん風調味料
  • めんつゆ
  • バター
  • マーガリン
  • メープルシロップ

醤油や味噌は塩分が多いので常温保存の方がいいと思っている方が多いのですが、冷蔵庫に保存しましょう。

なぜなら常温で保存しておくと酸化が進んでしまい、風味や色合い、香りも悪くなってしまうからです。

開封前は常温でも問題ありませんが、開封後は空気にさらされるようになるので、必ず冷蔵保存してくださいね。

その他の調味料も同様です。

また、みりん「風」調味料は通常の本みりんと違ってアルコール度数が少ないので、冷蔵保存の方がいいです。

本みりんとは保存方法が違ってくるので注意してくださいね。

常温保存OKな調味料

  • お酢
  • 本みりん
  • 砂糖
  • はちみつ

ここで一覧にした調味料は、常温保存(暗所)での保存でOKです。

ただ、お酢に関しては100%お酢のものは常温保存でも大丈夫なんですが、ポン酢や果実酢に関してはお酢の割合が少ないので冷蔵庫で保存してくださいね。

はちみつに関してはつい冷蔵庫に入れておきたくなりますが、こちらは必ず常温にしましょう。

そんな私も自炊を始めたての頃は、ラベルの表示をよく確認せず、開封した調味料はとりあえず冷蔵庫に入れておけば間違いないと思っていました。

はちみつも冷蔵庫で保管していたんですが、はちみつは周囲の温度の影響を受けやすく15℃以下の場所で白く固まる性質があることを知らず、カビが生えてしまったと勘違いして処分してしまった苦い経験があります。

結晶化しても品質に問題はなく、湯せんすることで元に戻るようですが、やはり調味料の性質に応じて正しく保管することが大切ですね。

開封後の調味料はラベル等に記載された場所に保管するのが原則ですが、相変わらず確認するのが面倒な私ははちみつ、塩、砂糖、油以外の基本的な調味料はすべて冷蔵庫で保管しています。

なぜなら調味料の多くは光や温度による影響を受けやすく酸化もしやすいため、常温で保存すると水分が蒸発して味が濃くなったり香りが飛んだりしてしまうからです。

そのほかごまや切り干し大根などの乾物、茶葉類、カレールーなど香りが要となる食品も冷蔵庫に保管するといいですよ!

調味料の保存方法を誤るとダニがわく!?

調味料、特に小麦粉やホットケーキミックスなどの粉物に発生する「コナダニ」を知っていますか?

名前のとおりダニの一種で、体は白く、体長0.3~0.5mmと肉眼で確認することが難しいダニです。

ダニアレルギーを持つ人や喘息の人がダニを多く含む食べ物を摂取するとアナフィラキシーを起こし、最悪の場合死に至る可能性があります。

恐ろしいことにダニアレルゲンは熱に強いため、お好み焼きやホットケーキのような加熱調理をしてもアレルギーの発現を抑えることはできないそうです。

コナダニによるアナフィラキシーを防ぐには粉物を一度で使い切るのが理想ですが、なかなかそういう訳にもいかないですよね。

我が家は大人2人で揚げ物調理は月に2~3回程度なので、小麦粉や片栗粉を使い切るのに2~3ヶ月はかかっていると思います。

その場合、ダニは温度が20~35℃、湿度が60~90%といわゆる常温の状態で繁殖するため、冷蔵庫に保管して繁殖を抑えましょう。

ただし冷蔵庫内は湿度が高いため、密閉容器に入れて保管することをおすすめします。

なお、冷蔵庫から出して長時間室温に置いたり、しばらく常温保管しておいたものを冷蔵庫に移しても意味がないため注意が必要です。

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調味料は冷凍できる?

調味料をなかなか使い切れないまま期限が切れてしまった経験はありませんか?

一部の調味料は冷凍保存ができます!

たとえば味噌は冷凍庫に入れても凍らず、少し固くなるものの出してそのまま使えます。冷凍すると酵母菌が眠り発酵を抑えられるので、長く風味を楽しむことができるそうですよ!

1回分の味噌とかつお節または和風だしの素、乾燥わかめやねぎなどのお好みの具材をラップで丸めた「味噌玉」にしておくといいですよ。

↓こんな感じです。

疲れているときに味噌汁を作る心理的なハードルが下がるので冷凍庫にストックしておくと便利です。

また、だしをとった残りも製氷皿に入れて冷凍すれば、1人分のうどんやお吸い物などを作るときにも重宝しますよね。

我が家では洋食を作る際の調味料として赤ワインを購入するんですが、ふだんお酒を飲まないのでなかなか減らないし、冷蔵庫の中で場所をとるんですよね。

赤ワインも製氷皿に入れて冷凍することが可能です。ただし風味が若干変わるので飲用としてはおすすめできません。

そのほか、粉末状のスパイスやハーブ類は表面積が大きいため、光による変化を受けて香りが飛んだり退色したりしやすく、また熱や湿気がビンの中にこもりやすいので、冷凍庫で保管するといいですよ!

ただし、冷凍庫内と室温の温度差で結露してしまうとカビが発生する原因になるため、長時間室温に置かない、使う分だけ小分けにするなどの工夫が必要です。

まとめ

今回は調味料は全部冷蔵庫に保管できるのかを解説しました。

  • 調味料によっては品質の劣化や風味を損なうだけでなく、カビやダニが発生する原因となる可能性があるためNG
  • はちみつ、塩、砂糖、油以外の基本的な調味料は冷蔵庫で保管OK
  • 粉物にはコナダニが発生することがあるため開封後は冷蔵庫で保管する
  • 味噌やだし、赤ワイン、粉末状のスパイス・ハーブ類は冷凍保存できる

毎日の料理をぐっとおいしく、豊かな味わいにしてくれる調味料を正しく保管して品質や風味を長く保ちましょう!

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