【毒があると教わった】玉ねぎの芯は食べられるって本当?硬い茎だけ取ろう

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料理・食材

玉ねぎの芯には毒があると聞いたことがありませんか?

わたしは幼い時に、たしか祖母から、特に芽が出た玉ねぎの芯にはたくさんの毒があると聞いたような気がします。

気になったので調べてみると、実は玉ねぎの芯には毒はなく、食べても大丈夫だということが分かりました。

しかも、芯にはたくさんの栄養素が含まれているそうで、むしろ積極的に食べてもいいそうなんです。

ここでは、玉ねぎの芯には本当に毒はないのかや、栄養素を残すための玉ねぎの芯の取り方をまとめました。

玉ねぎの芯に毒はないの?食べれるって本当?

玉ねぎの芯には毒があると聞いたことがある人もいるかと思います。

ですが、実は玉ねぎの芯には毒は含まれていないんです。

わたしが祖母から聞いた気がするという、芽が出た玉ねぎの芯にも毒はありません。

実は、毒があるのはジャガイモの芽です。

ジャガイモの芽に毒があるのを、玉ねぎの芯や芽に毒があると勘違いしている人が多いそうなんです。

ジャガイモの芽にはソラニンという毒素が含まれているので、きちんと取り除いてから食べる必要があります。

ですが、玉ねぎの芯には毒はなく、むしろ栄養がたっぷりつまっているんです。

玉ねぎは収穫されてからも、芽を伸ばそうと成長を続けています。

芽を伸ばすにはたくさんの栄養が必要になるので、根や芯のあたりに栄養成分が集まる性質があります。

その栄養素とは、血流を良くしたり、脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果のある成分。

とても体に良い効果なので、積極的に採りたい栄養素です。

芯を切り落としてしまうということは、栄養を捨ててしまうのと同じこと。

ですが、根や、根に近い芯の部分は硬かったりしますよね。

ですので、根や硬い芯の部分だけを最小限取り除くようにして、それ以外の芯はできるだけ残したまま食べるのがおすすめです。

玉ねぎの芯の取り方をご紹介

では、栄養素をできるだけ残す玉ねぎの芯の取り方とはどのようにするのでしょうか?

ここでは、根や根に近い硬い芯の部分だけを取り除く方法を2つ紹介したいと思います。

玉ねぎの芯の取り方①

1つ目は、玉ねぎを縦半分に切ってから芯を取る方法です。

まず、皮を剥いた玉ねぎを、包丁で縦半分に切ります。

そして、根が生えている部分の少し上に包丁でV字に切り込みを入れます。

そうすると簡単に根や硬い芯の部分だけが取り除けます。

玉ねぎの芯の取り方②

2つ目は、玉ねぎを切らずに芯を取る方法です。

よく、レストランの下準備でこの方法が使われています。

まず、玉ねぎの皮を剥きます。

そして、丸のままの玉ねぎの根の部分に、包丁の手元側の角を斜めに刺し、玉ねぎを一周くるっと回します。

そうすると、円すい状にくり抜くことができます。

この方法は慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、玉ねぎを切らずに丸ごと使いたい料理の時にはぜひこの方法を試してみてください。

わたしはよく、新玉ねぎを使った「玉ねぎ丸ごとスープ」を作る時にはこの方法で根と芯と取り除いています。

ここまでは、栄養素をできるだけ残すために、最小限の根と芯を取り除く方法でした。

基本的にはこの2つの方法で大丈夫です。

玉ねぎの芯の取り方③緑の芽が出てきたとき

ただ、玉ねぎを長い間放っておくと、玉ねぎからネギのような緑色の芽が出ることがありますよね。

芽の出た芯は取り除いた方がいいのですが、先ほど紹介した2つの方法だけだと芽が取り除けません。

その時には、このように芯を取り除きましょう。

まず、皮をむいた玉ねぎを包丁で縦半分に切ります。

そして、根が生えている部分の少し上にある茎のところにV字の切り込みを入れます。

ここまでは、芽が出ていない芯を取り除く方法と同じです。

その後、緑色の芽を手でくり抜きます。

半分に切っていると、変色しているのがよく分かります。

また、玉ねぎは層になっているので、簡単に芽の出た芯だけが取り除けますよ。

玉ねぎに緑の芽が出始めたら傷みやすい

では、なぜ玉ねぎに芽が出ていると、芯を取り除いた方がいいのでしょうか。

それは、芽を放置していると、その部分が茶色くなって腐ることもあるからです。

腐っている玉ねぎを食べてしまうと、腹痛や下痢など、食中毒の症状が出てしまうこともあります。

緑色の芽が出ていても、必ず腐っているということはありませんが、念のために取り除いた方が無難なんですよ。

ちなみに、玉ねぎは使い勝手がとてもいい野菜なので、わたしは家に玉ねぎがないと落ち着きません。

いつも玉ねぎをたくさんストックしています。

そうすると、どうしても芽が出る玉ねぎが出てきてしまいます。

「あ、芽が出てきたな。」と気付いても、それをまた放置してしまうこともしばしば。

そして、信じられないような異臭が…。

恐る恐る包丁で半分に切ってみると、芽が緑色を通り越して茶色く変色し、玉ねぎの中心まで茶色っぽくなってドロっとしています。

強烈な腐敗臭もあります。

さすがにそこまでいってしまうと、その玉ねぎは捨てることになります。

わたしの感覚からすると、「芽が出てきたな。」と気付いてから異臭がするまでの劣化のスピードはかなり速い気がします。

ですので、玉ねぎから芽が出てきてしまった時には、できるだけ早くその玉ねぎを使った方がいいですよ。

わたしのように捨てることになるととてももったいないですので…。

その時には、念のために芽を取り除くことをお忘れなく。

まとめ

今回は、玉ねぎの芯には本当は毒はなく、むしろ栄養素がたっぷり詰まっているということをお伝えしました。

また、栄養素を残す玉ねぎの芯の取り方も2つご紹介しました。

今まで芯は捨てていたというあなた、これからはこの記事を参考にして、積極的に栄養満点の芯を食べましょう。

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